こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
糸島には移り住んできた陶芸家やクラフト作家さんも多いですが、服を作る方も結構いらっしゃいます。
今日は、リネン(麻)の服を主に作っていらっしゃる「atelier an one(アトリエ アン ワン)」さんをご紹介します!
なかなか行けないお店
なんと「土曜日」にしか開いていない、かなり幻のお店で、しかもお寺の境内にあるという不思議な立地です。
お寺は志摩野北にある「常泉寺」です。桜野小学校近くの点滅信号から集落へ向かった先にあります。
ちなみに、車で来られる場合は、この階段を歩いて登らずに、さらに集落側に回り込んだ場所から直接お店のところまで車で登れます。
(登り口に小さな看板があるので分かると思います)
まさかお寺に服を見に来るとは思いもしませんでしたが、面白い体験です。
アトリエに着きました!
上質なリネン(麻)を使ったこだわりの服
お店には、「日常使い」のシンプルな服が並びます。
毎日着ても良さそうな感じですね。
私の東京時代の友人・添田有美さんが代官山で布屋さんをやっていて、服飾の本もいくつも出してらっしゃいますが、そのシンプルな雰囲気に近いものを感じるお店です。
「atelier an one(アトリエ アン ワン)」オーナーの上杉さんにお話を伺うと、「普段気兼ねなく着れて、だからと言って低品質ではなく、ココロの豊かさにつながるような服作り」を目指しているそうです。
確かに私たちが2015年に一年間の世界一周旅行から戻ってから、日本の一番何に違和感を感じたかというと「デパートの洋服売り場」でした。
「こんなに服いる???しかも高いのに何年も着れなさそうなデザインで・・・」
ヨーロッパの人は「特に」もったいない精神が強いので、1つの服や鞄を大切に使う傾向があります。流行とかブランドにも無頓着な人が多いので、「ルイ・ヴィトンを知らないフランス人」とかむしろ普通です。
一度、国際交流の場でルイ・ヴィトンのバッグを持っている友人が、フランス人の女性に向かって「ほら、これはあなたの国のバッグよ」みたいな感じで、ちょっと自慢したら、「見て!私のバッグはお母さんから譲り受けた一枚皮で、丈夫で使いやすいから、とても気に入ってるの」と、職人が手作りしたような、無骨なバッグを自慢されました。サラリとリアルな価値観を披露されて、誰も何も言えなかった記憶があります。
日本人もそろそろ、ファッション雑誌に従うばかりでなく、自分の「好み」をもっと大切にしたり、自分で服を作ったりして楽しむようになるんじゃないかなと漠然と思っています。
だからan oneさんのように、「分かる人に着てほしい」という服屋さんがますます増えていくといいなと思っています。
なぜ寺の中に!?
やっぱり、なんで寺の中に服屋があるのか!?って疑問ですよね〜?
そこは我らが、糸島移住者のスター・へいすけさんが既に記事にしてましたよ。
↓
「an one お寺の中にある糸島の服屋さん – 愛しの糸島ライフ」
結構面白いのが、オーナーの上杉さんの旦那さんが、元々サラリーマンだったのに突如、坊さんになる!といって修行を始めた話ですね。
そこから縁があって、この糸島の常泉寺に来たそうです。そして、元々服飾畑だった上杉さんが自分のお店を境内に開くという訳です!
そんな展開ってあるんですね。笑。
ちなみに、an oneさんでは、上杉さんがデザインをして、縫製は糸島の工場へ。
そのあと、洗い仕上げと検品をスタッフの皆さんで行っているそうです。かなりのMADE IN ITOSHIMA率です。
ちなみに、基本はweb shopで販売してます。実店舗が開くのが土曜日だけで、インターネットならいつでもOK!
面白いことに、人気のシリーズでも限定数しか生産しないので、買えなかったらまた次回生産する時まで待ってくださいね〜というスタンスなんですよ。量を追わない姿勢って大切だと思います。
常に泉が湧く寺と書いて、「常泉寺」。いつもここから、「新鮮な何か」が溢れ出てきそうな素敵な名前です。
最近は、寺ヨガなる活動も始められたとか。
お店もとても居心地いい空間なので、ぜひまた行きたいなと思います。
明日も糸島を楽しみます!!
店舗情報
店名:atelier an one(アトリエ アン ワン)
営業時間:12:00-16:00
定休日:日〜金曜(土曜のみオープン)
住所:糸島市志摩野北1158
HP:http://an-one.com/
地図:
(※2016年10月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
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前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)