こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
先日は、糸島・二丈にある、ミツル醤油醸造元にお出かけしてきました!
福岡市で開催された、100年ごはんという、大林千茱萸(ちぐみ)監督の映画上映会の一環として、醤油作り&醤油蔵見学、そしてさらに醤油テイスティングという、とても贅沢な企画が行われたのです。
まずは「前編」として、醤油作りワークショップまでご案内します!(「後編」もお楽しみに!)
醤油は明日、明後日出来るものではない!
醤油蔵近くの公民館にて、約15名ほどの人が集まってのワークショップです。
ミツル醤油の城慶典さんは、醤油界の革命児!とも言われ、最近自社醸造を復活させたことで、全国的にも注目を浴びています。
Crossroad(クロスロード)という、テレビ東京系の番組にも特集されたほどです。
何がすごいのかさっぱり分からない人が多いと思いますが、実は、全国のほとんどの醤油蔵は「醤油を作っていない」のです。
私もつい最近そのことを知りましたが、普通の醤油蔵が何をやっているかというと、組合などから醤油を買って、味付け・火入れをしているだけなのです。
戦後の合理化の流れで起きた出来事だったのですが、同時に蔵の個性がどんどん薄くなっていきました。
また、同じ頃から醤油が健康を害するなどという悪評も立って、消費量自体もどんどん減っていっています。
個人的には、健康への害は添加物や、近代的な製法である、イオン交換膜法による「かなり純粋な塩化ナトリウム(つまりは食塩)」の影響も相当無視できないんじゃないかと思っていますが、それは置いておいて、とにかく「どうにかせねば!」と、徐々に昔ながらの醤油作りに興味を持つ醤油蔵も増えてきました。
しかし、とにかく設備を整えるのにお金と時間がかかります。
しかも本来醤油は2年から3年かけて作るものです。明日、明後日できるもんじゃないんです!
資金の回収となると気が遠くなります。。。
誰もが躊躇していたところに、先陣を切ったのが、ミツル醤油醸造元の城さんだったのです!
(詳細は職人醤油をチェック!)
楽しいワークショップ!思わぬプレゼントも!
醤油作りのワークショップです!必要な道具一式はすでに準備されています。
・醤油麹 500g
・塩 200g
・水 700ml
必要なものはこれだけ!醤油麹は糸島産の大豆と小麦が使われています。塩は沖縄の塩でした。
まずは醤油麹をバラバラにして、ペットボトルへ押し込みます。
次に塩水を作りますが、これ、案外溶けません。笑。かなり一生懸命撹拌します。
麹菌の力で、大豆のアミノ酸が分解されて、旨み成分に変わります。同じように小麦がブドウ糖に分解されて、甘み成分につながります。
だから、「本物の醤油」は甘味料の力を借りなくても十分甘いはずなんですよね〜。
糸島の北伊醤油で話を伺った時は、「本来九州の醤油はそんなに甘くなかったけど、戦後すぐに醤油が必要だって時に、手っ取り早く合成甘味料を使い出したから、『九州の醤油は甘い』って定番になってしまった」とおっしゃっていたのを思い出しました。
こんな話は蔵元に行かないとなかなか聞けません。
ジャーン!出来上がりです!簡単!
でもここから2年かかります。手間暇かかるんですよー。時々振る必要あるんですが、がんばろー!
ってここで、城さんが青ざめた様子。。。
どうやら水の分量を間違えたとのこと。なんと!この手の醤油作りワークショップを6年やっていて初めての事態だそう!!そんなことあるんですね〜。
というわけで、めでたく(?)二本ゲットしました。
美味しいランチ
ちなみに、今回の100年ごはん上映&醤油作りワークショップイベントの主催は、酵素玄米ランチで有名な、もみの木さん(福岡市・西新)。
ランチは酵素玄米ピビンパという、美味しくてヘルシーな料理でした。
長岡式酵素玄米はタイのチェンマイで食べたのが最初でしたが、もちもちとしていて、少量でもお腹いっぱいになるのが不思議です。
さて、お腹いっぱいになった後は、醤油蔵見学です!「後編」に続きます!
店舗情報
店名:ミツル醤油醸造元
営業時間:9:00-18:00
定休日:日、祝日
住所:糸島市二丈深江925-2
HP:http://www.mitsuru-shoyu.com/
地図:
(※2016年12月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
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前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)