今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
2020年に日本を席巻したアニメ「鬼滅の刃」の作者・吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)さんが福岡県出身(*公式発表ではない)とのことで、糸島にもその影響が現れています。
「神在神社の神石(しんせき)」です。
鬼滅の刃第3話「錆?兎(さびと)と真菰(まこも)」にて、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)が修行中に必死に切ろうとした大岩にそっくりな岩があるとのことで、訪問者が増えています!
(※神聖な場所ですので、訪問の際は岩に乗ったりなどのマナー違反がないようにご注意願います。)
神石(しんせき)へ行き方
神石は神在神社境内の奥の山の中にあります。
道案内が出てますのでそれに従いましょう。なお、近隣にはたくさん民家がありますので、騒音や自動車のスピードには十分注意しましょう!
神在神社の脇に、臨時の駐車場が用意されています。
こちらに車を停めましょう!
まず神社の本殿にお参りしましょう!(※神社の境内の様子に関しては後ほどご紹介しますね!)
それから神石へ向かうのがマナーです。
適宜、神石への案内板が立っていますので、迷いはしないと思います。
グリーンコープの太陽光発電所があります。
その脇道を抜けてどんどん進みます。
太陽光発電所を抜けると分かれ道がありますが、看板がしっかりあります。
もうすぐで神石です。
竹やぶの中に、神聖な神石現る!
竹やぶの中に分け入って行くと、大きな石が見えてきました。
神秘的な大岩
こ、これは・・・・
確かに、周囲の木に囲まれた雰囲気といい、しめ縄がかかっている点といい、炭治郎が修行中に切ろうとした大岩に似た雰囲気がありますね。
似ているかどうかはぜひアニメを見て確認してくださいね!
Amazon prime videoでも鬼滅の刃は見れますよ!
それにしても神石の場合は、竹の刈り込み方が劇的で、石がものすごく神々しく見えます。
空から隕石のように落ちてきたかのようです。
周りを見渡しても他に石はありませんので、本当に不思議です。
裏側から見た方が、より丸みがあって、鬼滅の刃っぽいですね。
なお、神石はとても神聖な岩ですので、この上に乗ったり、棒切れで叩いたりなどの行為は絶対に行わないようにしましょう。
神石の根元から生えている木も独特の雰囲気で現代アートのようです。
竹やぶの中にぽっかり空いた空。
上を見上げると、天空からのエネルギーが降り注いでいるかのような気分になります。
かつては土の中
2021年に放映されたテレビ番組「ロンプク淳」でも神石が紹介されていました!
ロンドンブーツの田村淳さんが神石を訪れていました。
やっぱり鬼滅の刃コスプレですね。笑。
地元の方のお話によると、かつては石の9割(写真の赤線部分まで)は土の中に埋まっていたそうで、みかん畑にするために掘り返したら、丸い巨石が出てきたそうです。
埋葬品として勾玉なども出てきたそうですから、地元の有力者の墓かもしれないとの見解でした。
まるで隠されるように、おそらく何百年もの間土の中にあったわけです。
令和時代になって急に全国的脚光を浴びているのは何らかの理由があるかもしれませんね。
特別な名前の、神在(かみあり)神社
そもそも神在神社という名前も珍しいですよね。
ここからは神社について説明します。
神石を見に行く前に、神社でお参りを済ませてくださいね!
こじんまりとしていて、清々しい雰囲気の感じる神社です。
珍しい地名「神在」
「神」さまが「在る」と書いて神在。
実は全国的にもとても珍しい地名です。
大昔、10月に日本中の神さまが出雲(島根県)に集まるので、出雲では10月を神在月(かみありづき)と呼び、その他の地域では神さまがいなくなるので、神無月(かんなづき)と呼ばれるようになりました。
そんな故事から考えると、糸島にも神在があるとは不思議な気がします。
近くには、福岡のソウルフード牧のうどん発祥の地!
神在神社保存会によるパンフレットによると、もともと神在神社は、現在地から北に約1kmほど進んだ、牧の天神山にあったようです。
地図でいうと、白い円で囲んだあたりが「牧」という地名です。
ちょうどJR加布里駅とJR一貴山駅の中間に位置します。
そして、左上側は小高い山になっており、おそらくこの山が天神山だと思われます。
ちなみに、「牧」には、福岡のソウルフードとも呼ばれる「牧のうどん」の本社・製麺工場があります。
牧は、福岡のソウルフード発祥の地でもあるんですね、実は。
ちなみに牧のうどん加布里本店もすぐ近くにあります。
神在神社に寄った後は牧のうどんでうどんを一杯頂くのもありですね〜。
古代史研究家が見る神在神社
神在に関して言えば、「古事記」序文に現れる、神武天皇の別名「神倭磐余彦天皇」を例に、歴史学者の故・古田武彦さんが面白いことを指摘しています。
最初には『日本書紀』の解釈などから、神武を南九州出身だと誤解していました。
引用:古田武彦の古代史再発見 『古事記』の倭
現在は神武の出身は、北部九州、糸島・博多湾岸の出身である。その証明を一生懸命行ってきました。
その一つに糸島郡に神在(かむあり)村がある。
「あり」の「り」は、吉野ヶ里の「里(り)」と同じ集落の単位で、「あ」は、我などの意味の接頭語と考える。「あたい」とも言いますから。
そうすると「あり」は、「我が町・村」の接尾語です。
そうすると語幹は「神(かむ)」である。
神武は倭(筑紫 ちくし)の中の神(かむ)・神在(かむあり)の出身だと言っているように見える。
神武天皇の別名が如実に出身地を物語っているというわけです。
確かに、うちのおじいちゃんやおばあちゃんは、神在一帯を含む地名・加布里を「かむり」と発音します。
もしかすると、「カム(あるいはカミ)」という語幹がこの辺り一帯を指す、元々の地名だったかもしれませんね。。
そもそも有名になったのは巨石ハンター須田さんが書籍で紹介されたから!
地元で昔から大事にされてきたんだろうと思ったのですが、実は地元中の地元の人でも、この石の存在を知らなかったそうです。
なぜ有名になったかというと、以下の本で紹介されたからです。
須田さんという巨石ハンターの方の本で、神石は全国に紹介されました。
誰も踏み入れないような山奥に分け入って、聖なる石がないか探し回っている、とてもユニークな方です。
須田さんが長年この地に眠っていた、神石を発見したと言われています。
なぜ、この神在の地に巨石がありそうだ!と思ったのか聞いてみたいですが、何かしらご縁があったのかもしれません。
ぜひ一度、神在神社の神石を拝みに行ってください。
本当にびっくりすると思います。
鬼滅の刃ファンは筑後市の溝口竃門神社へも!
鬼滅の刃ファンは糸島の神在神社へ来たならば、ぜひ筑後市の溝口竃門神社へも訪れて欲しいですね。
テレビ番組「ロンプク淳」でも紹介されていました。
映画「鬼滅の刃 無限列車編」において、煉獄さんが竈門炭治郎に向かって、「溝口少年 君の刀は何色だ!」と尋ねて、炭治郎が「俺は竃門ですよ 色は黒です」と答える謎のシーンがあります。
どう勘違いしても「溝口少年」とは呼び間違わないだろうって感じですが、作者の吾峠さんと何らかの縁があるのではと思わせるシーンですね。
さらに拝殿の欄間部分には、「水の呼吸」のモチーフと思われる波模様も!
アニメを見ていない人にはなかなか分からないネタですが、ファンにはたまりませんね。
鬼滅の刃はamazon prime videoでも見れます!
糸島の神在神社から筑後市の溝口竃門神社まで高速道路経由で1時間ちょっとで着きますので、福岡に来たなら、鬼滅の刃ツアーもおすすめです。
名所情報
(※2021年1月現在の情報です) | |
神社名: | 神在神社の神石(しんせき) |
駐車場: | 境内横の臨時駐車場あり |
HP: | なし |
住所: | 糸島市神在792 よりさらに南 (足元が悪いので、雨や暗い中での訪問はできるだけお避け下さい) |
地図: |
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