こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
糸島通の方でも志摩・初エリアといってピンとくる方はそれほど多くないと思います。
もともと旧志摩町の中心ですが、糸島クラフトフェスなどが開催される志摩中央公園があるエリアになります。
「あー、糸島でのイベントの時に時々来るあたりね〜」って思う方もいると思いますが、それだけじゃないんです!
ふれあいラボという施設があって、なんと、最先端の健康福祉機器を「無料」で体験出来るのです!!
市と大学と会社の実証実験スペース!
ふれあいラボは、九州大学、住友理工、糸島市が共同で行っている実証実験スペースで、超高齢社会となった日本において、高齢者が地域で生き生きと暮らせるまちづくりを目指しています。
ここでは最先端の医療福祉機器が「無料」で体験できます。例えばこんな機器!
ただ寝るだけのベッドじゃありません。
特殊なセンサーが仕込んであって、体重がかかっているポイントがリアルタイムに分かります。
モニター上での赤いマークがかなり体重がかかっているポイントですね。体の歪みや傾きが視覚的に分かるわけです。面白いです。
しかもすごいのが、バランスの悪さを修正すべく、自動的に空気の入り具合を調整して、バランスを良くしてくれる機能があるのです!!
これで、床ずれが防止できるんじゃないかという福祉機器なのです。
ふれあいラボは医療機関ではないので、その場で健康アドバイスが受けられたり、治療が出来たりするわけではありません。
でも、他のどこにもない、最先端の医療福祉機器が体験出来て、健康に関する自分の気遣いをより深く出来ます。
次々出てくる面白い機器!
他にもこんな面白いものがありますよ!!
これは、心臓マッサージの力の入れ方具合をセンサーでチェックしてくれる優れもの。運転免許の取得時にやっただけという人も多いかもですが、案外、体重かける必要があります。しかも位置やリズムなど最適という場所がありますが、それも指摘してくれます。
私もチャレンジ!
ハァハァハァ。
やっぱり思った以上に速いリズムだ〜。しかも結構深く押さないといかんらしい。
結果は・・・
結果はまぁまぁでした。笑。
次は、ある意味、ふれあいラボの目玉・歩行アシストスーツです。
なんと歩くのがとても楽になるという代物です。試しに装着出来ます!!
おお!若干デザインに改良の余地がある気がしますが、本当に歩くのが軽い、軽い!
勝手に足を引き上げてくれます。面白いな〜。
これは平地を歩く用で、試しに階段上り下りしてみましたが、やっぱりあんまり効果がなかったです。
ちなみにここでは利用者の感想・アドバイスがとても大切なので、体験後に思いっきり自分の意見を伝えてみましょう!
実証実験を行っているので、感想が集まらないと話になりません。ぜひぜひ!
そして、ゲーム機キネクトを使った、バランスゲームです。
画面上の主人公と自分の動きが完璧に連動するので、自分が動いたままに主人公が行動します。
片足立ちのまま立っていると、画面上に色々な障害物が流れてくるので、両手を上下させながら、それを避けます。
こんな感じで。
はたから見てると、面白い格好してますね!笑。でもかなり真剣です。
私は結構バランス崩さずやれてます。
ほっほっほっ! 障害物が連続で流れてくると、まぁ忙しい。笑。
おっ、点数が出ました!
これがどのくらいの好成績かというと・・・・
おお!上には上がいる。。。
どうも子育て中の女性とか農家の方とか、普段から足腰を使う機会が多い方が高得点をたたき出しやすいようです。
やっぱり普段から鍛えられているわけですね。
最後にサービスで頂いた野菜ジュース。いつもあるわけではないと思いますが、体験したらもらえるかもです!
ふれあいラボの隠れ面白グッズ!
実はふれあいラボを担当されている來田さんがとても面白い方なんです!
物理の博士号を持っていて、一生懸命、触覚・センサーの研究をしておられるのです。
だから、ここにある製品の多くは來田さんが設計・開発に関わっており、その歴史が垣間見える資料もいっぱいあるのです!
ふれあいラボ内に入った時から、ふと何だろうと思っていたのですが、この中にセンサーを仕込んで、あーでもない、こーでもないと実験をされてきたそうです。
私は建築出身で理系なので、想像がつきますが、実際何かを開発しようとすると、模型やら何やら使って、いろいろ実験するわけです。
そしてほとんどが失敗作か世には出せない没企画。化学や物理系なら下手したら、開発物の9割は表には出てこないんじゃなかろうかと思います。
こういう綺麗目ではない、悪戦苦闘の歴史が科学の発展そのものだと思いますが、実際開発者さんと触れ合えるって、ものすごい刺激になります。本当に面白いです。
そして來田さんと話し込んでいると、さらに面白い野望を持っているのが分かりましたー!
触覚によるアートこそ革命だ!
ずっと触覚に関する研究を行ってきて、「人間の五感のうち、視覚は絵画、聴覚は音楽というように、巨大なマーケットになっているのに、触覚はまだ手を付けられていない!」と思っておられるのです。
確かに!
触覚はまだビジネス化されていない感覚かもしれません。まさにブルーオーシャン!
來田さん曰く、「ブルーオーシャンだと思って、必死に取り組んできたけど、未だに青すぎて、誰も追随する人が現れない」んだそう。
なんと!笑。
その話を聞いて、普通触覚によるアートをビジネスに結びつけるなら、子供か赤ちゃんかなと思うところですが、これは「高齢者向けだ!」と直感的に思いました。
歳をとると目が悪くなったり、耳が遠くなったりしますが、常に皮膚は何かに触れたり、暖かさ・寒さを感じ取っています。
多分この感覚も老化で衰えるとは思いますが、視覚や聴覚に比べ、その衰え具合に気づきにくいのも逆にいいと思いました。
糸島芸農は、糸島・二丈にある、アーティスト滞在施設「Studio Kura」主催で行われるアートフェスティバルですが、代表の松崎さんにたまたま飲み屋のさかもとりょうりこうぼうで会って、お話を伺った時に、「本当は高齢者によるアートをもっと進めたいんですよ〜」と言っていたのを思い出しました。
もともと松崎さん自身がアーティストであり、かつてはドイツでかなり活躍されたそうですが、「上には上がいる」と感じられたそうです。
まぁ、確かに一枚の何気ない絵に何千万円とか何億円という値段が付けられる世界ですからね。。。
そこで、一度地元の二丈に帰ってきて、Studio Kuraを始められたのですが、「世界のものすごいアートに対抗できるのは、日本のおじいちゃん・おばあちゃんの、本人は全然気づいていないアート心や知恵みたいなもんじゃないのか・・・」とふと感じたらしいのです。
上の写真のように、2016年の糸島芸農では、近所のおじいちゃん・おばあちゃんにアート作りを手伝ってもらって、面白い作品を実験的に作っておられました。
というわけで、ふれあいラボの來田さんとStudio Kuraの松崎さんとの会合をセッティングしました。仲人みたいな気分です。笑。
バリバリ理系の來田さんとバリバリアーティストの松崎さんが、何やら基盤をいじっています。
もう何が起きるんだろう!??って感じです。
小一時間あーでもない、こーでもないってやっていましたよ。お二人ともどうもありがとうございました!
将来、世界をびっくりさせるような何かがこのコラボから生まれるかもしれません!
最後に一言。ふれあいラボは無料で楽しめるので、ぜひ足を運んでくださいね!
明日も糸島を楽しみます!!
観光スポット情報
スポット名:ふれあいラボ(九州大学ヘルスケアシステムLABO糸島)
営業時間:10:00-16:00
定休日:日曜、月曜、年末年始
住所:糸島市志摩初1 糸島市健康福祉センターふれあい1F
HP:https://www.fureai-labo.jp/
地図:
(※2017年3月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)