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【レポート後編】糸島からコーヒーの世界チャンピオンを!「第一回 筑前前原 カフェさんぽ」

こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

前編」に引き続き、筑前前原カフェさんぽのレポートです!(概要は前編に書いております。)

古民家レストランで、自家焙煎コーヒー&スイーツ

スペースの関係上、私たちはタナカフェをすぐに出て、古材の森へ向かいました。
古材の森は斜向かいにあるので、すぐに移動出来ます。

↓古材の森外観
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特別にこちらで、タナカフェのコーヒーテイスティングを行わせて頂きます。しかも古材の森特製のパウンドケーキ付きです。オーストリアでお菓子作りの勉強をしたパティシエさんが作るので、実はケーキ類がとても美味しいのです!

古材の森は築110年以上の古民家を改装した、ランチのみ営業のレストランです。糸島のローカル食材を使った、健康的な食事が楽しめます。

まずは店長有田さんによる建物の解説です。

↓吹き抜けの空間
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この吹き抜けの帳場がすごいでしょ!?

松の太い梁や水目ザクラの大黒柱など、まるで映画のセットのような迫力があります。
ここはかつては西原家という、糸島随一の豪商が、呉服屋をやっていた場所でした。

一通り建物の案内を終えてから、普段は開放していない2階へ!

↓2階の和室
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2階も美しいですねー。

皆さん、畳の上に座って、コーヒーテイスティングです。

↓タナカフェのコーヒー
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↓古材の森のパウンドケーキ
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タナカフェのオーナー田中さんが準備した豆は、中米ニカラグア産のセロデルシエロ農園のものです。
田中さんは直接、中米に珈琲豆を買い付けに行くという、なかなか真似できないスタイルでカフェを営んでおられます。

2008年にオープンしてから数年は、買い付けには行っていなかったそうですが、「あれ?自分コーヒーのこと全然知らないな」と思うことがあり、自ら買い付けに行って、生産者さんとコミュニケーションを取るように変えられました。

実は、つい先日、中米のニカラグアとエルサルバドルに行って、日本に戻って来たばかりです。

中南米を長期旅行したことある私たちでも、ニカラグアとエルサルバドルは避けました。治安は決してよくありません。でも素晴らしいコーヒー豆が収穫できるので有名です。
今回は、その買い付け時のエピソードを話してもらいました。

↓買い付け時の写真を披露
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実は、ニカラグア産のセルデルシエロ農園は事情があって、農園を手放すことになったようで、今飲んでいる豆で最後になります。
なんだかちょっと切ない話ですね。

中米は地理的には入り組んだ山地が多いので、大きな機械を入れた、大規模農業はまず無理です。だから収穫は手作業で行います。
これをハンドピックと言いますが、一つ一つコーヒーの果実をものすごい速やで摘んでいくんです。

これがなかなか真似できない芸当です。
私たちは中米・グアテマラのコーヒー農園でハンドピック体験しましたが、とにかく難しかったのを覚えています。やっぱりコツが必要で、力任せにもぎり取ろうと思っても、実は枝から離れてくれません。
コーヒーのハンドピック体験の記事もチェック!)

本当に手間がかかるのです。
田中さんは今回幾つかの農園を回る中で、それぞれの農園主の方にインタビューを試みました。
どうやって育てているのか?どういう想いで農園をやっているのか?消費者に言いたいことはあるか?などなどです。

どの農園主の口からも「これはただの一杯のコーヒーではないのです。それを飲む人にも知ってほしい」と言われて、田中さんがとても驚いたそうです。
農園主の皆さんは常日頃から試行錯誤して、納得できる品質のコーヒー豆を出荷できるように努力しておられます。
大型機械が入れないような足場の悪い中を、日当たりを調整したり、樹木の状況をチェックしたり、素早く収穫したりと至る所で職人技が発揮されています。

この手の話を押しつけがましいと思う人もいるかもしれませんが、コーヒー農園労働の歴史は、搾取の歴史でもあるので、「飲む人にも知ってほしい」と生産者が言うのは、「コーヒーを作る人、売る人、飲む人がもっとコミュニケーションを増やして、お互いにより良い、尊敬し合える関係を作っていきましょう!」という意味が込められていると私は思います。

生産現場を知る田中さんは、「これだけ手間のかかるコーヒー豆なので、日本のコンビニで100円では到底売れません」と言ってました。
なるほど。一体日本のコンビニで売っているコーヒーはどんな豆を使っているんでしょうかね?
少なくとも、タナカフェのような、こだわりのカフェで扱っているコーヒー豆とは全く違ったものなんでしょう。

良い悪いではなく、同じコーヒー豆だけど「違いがある」というのが重要です。
それが値段の差でもあるんだと思います。

こういうコーヒーを巡る背景を知れば知るほど、生産者さんとの距離も近く感じられて、カフェでお茶するのが楽しくなりますね。
少し考えさせられる話は、趣のある古材の森の雰囲気とも合っていて、とても良かったなぁと思います。

↓タナカフェ田中さんと一緒に!
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さて、最後のとびばこ珈琲へ向かいます。

まさかのカフェラテも!

↓とびばこ珈琲外観
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2016年にオープンしたばかりのカフェです。
店主の松本さんはこれまで、福岡市内を中心に珈琲の移動販売を行っておられました。

縁あって、筑前前原にお店を開かれました。

↓店主松本さん
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非常に謙虚な松本さんのポリシーは「コーヒーが苦手だと思っている人でも美味しく飲めるコーヒーを提供する」です。

とびばこ珈琲の味は優しくて、すんなりと体に入ってきます。
コーヒーが苦手だと思っている人はぜひ一度試して欲しいですね。

↓コーヒーを待つ参加者の皆さん
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さすがにコーヒー3杯目なので、ストレートコーヒーばかりでは飽きるだろうと松本さんはカフェラテのオプションをつけてくれました。
オペレーションが大変になるだろうに、素敵なご好意です。

↓カフェラテ
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ありがたいですね。ついでにカフェラテとカプチーノの違いなども教えてもらいましたよ。
機械抽出の濃厚なエスプレッソコーヒーを使う点は同じですが、普通のミルクか泡立ったミルクかで呼び名が違います。
カプチーノが泡立ったミルクで、カプは「Cap(帽子)」と同じ語源なので、泡が帽子のように蓋をしているイメージをすると覚えやすいです。

勉強になりますねぇ。

↓テイスティングシート
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なんと松本さんはテイスティングのためのシートも用意してました。
カフワコーヒー、タナカフェのコーヒーの味も思い出しながら、甘味、苦味、酸味はどうだったかチェックしてみましょうというわけです。

よくコーヒーのカッピング(飲み比べ)イベントには出てくるシートですね。糸島でカッピングやるところはまだないかもしれませんが、東京では結構そんなイベントがあったので、私たちは何度か参加したことがあります。面白いですよ!

↓シートに記載中
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多くの人は初めてのチャレンジだったと思います。
実は「こういうイベントやりたいなぁ」って最初にボソッとつぶやいたのは松本さんで、そこから私たちがアイディアを膨らませましたが、言い出しっぺとして、色々とアイディアを加えてもらいました。ありがたいです!

キナフクのスコーンも持ち込み可能

実はとびばこ珈琲のお隣にはスコーン専門店「キナフク」があります。
(*2018年3月現在、キナフクさんは移転されました。詳しくはHPをご確認ください)

↓キナフク
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そして、とびばこ珈琲の中にキナフクのスコーンを持ち込むのも可能なんです!トースターで温めてからカフェに持ってきてくれますよ!

↓お届け風景
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まるで王子様が姫に求婚するかのように、スコーンを持ってきてくれました。
お菓子屋とカフェの素敵な連携ですね。
もちろん、とびばこ珈琲でも食事メニューとしてトーストを提供してますので、それを食べるのもアリですよ。

↓店主松本さんと一緒に!
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イベントを終えて

↓前原コーヒー街道のロゴ
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初めてのイベントで、若干要領を得ないところもあって、次回は改善せねば!と思う点もありましたが、参加者へのアンケートを見ると、概ね好評だったようです。良かった良かった。

「今までそれほどコーヒーに詳しくなかったけど、こんなにコーヒーの世界が面白いとは!」という声もありましたし、「何気なく通り過ぎている、前原の宿場町の歴史が知れて良かった」という声もありました。

真面目にコツコツやる人が集まってきている筑前前原の魅力を、さらに多くの人に知ってほしいなと思います。

今回、せっかくなので、ロゴマークも作りました。
国道202号線沿いに自家焙煎カフェが集まりだしたので、「前原コーヒー街道」と勝手に名付けました。デザイン的には、アメリカで一番有名な街道「ルート66」のシンボルマークにあやかっていますが、星の数がイベント参加の自家焙煎カフェの数です。今は3つ。さらに数が増えていくといいなと思います。

実は、コーヒーが日本に最初に伝わったのは、江戸時代の長崎の出島だと言われています。貴重なコーヒーは江戸の徳川将軍のために、長崎から佐賀、福岡と、街道を沿うように、大切に運ばれたと想像できます。

当時の九州の普通の人々が、コーヒーを手に入れることは、まず不可能だったでしょう。
しかし、今でも最初に伝わったエリアの名残りがあるように思えます。

例えば、長崎ではハウスでコーヒーを栽培している人がいます。(長崎スコーコーヒーパーク)。また、福岡は全国的に有名なカフェが多くて、国内外のコーヒーの競技会(バリスタコンテスト)で優勝や好成績を収める人がたくさんいます。これは日本一の多さではないかとも言われています。

でもコーヒーの伝来の歴史を知ると、コーヒー文化が盛り上がる背景が九州にはあるんだなぁとも感じます。

「糸島からコーヒーの世界チャンピオンを!」

あながち夢ではないかもしれません。
カフェさんぽも改善しながら、また開催したいと思います。
ご参加の皆さん、カフェ店主の皆さん、本当にありがとうございました!!

↓糸島新聞さんにも取材頂きました!
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地元の新聞・糸島新聞さんにも取材頂きました。丁寧にまとめてくださって、誠にありがとうございます!!

明日も糸島を楽しみます!!

**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)