ハイホーは2023年に完全閉店しております。
こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
糸島の中心・筑前前原の商店街に、ユニークなお店が誕生しました。
Hi Ho(ハイホー)というベトナム・タイ料理を楽しめるお店です。名物はバインミーと呼ばれるベトナム風サンドイッチで、女性と糸島在住のベトナム人に大人気のお店になっています。
フルーツ屋さんの跡地を使った、DIYリノベーション物件
ガラス張りの外観が賑やかな雰囲気を演出しています。
↓カウンター席の店内
店内もカウンターだけのこじんまりしたお店で、店主北山さんとの会話を楽しみながら、周りのお客さんとも仲良くなれる感じになっています。
ちなみにテーブル席が2つ、店の外にあって、お昼間や寒くない季節の夜は、東南アジアのマーケットに足を運んだかのような、独特の風情があります。
特にお昼間は、近所に日本語学校があったり、思った以上に工場勤めや農業関連で糸島で働いているベトナム人が多いらしく、ハイホーは人気を博しています。
↓昼間は近所のベトナム人に大人気!
ベトナム人ってそんなにいっぱい糸島にいるの!?って思いましたが、上の写真(北山さんのfacebookより)を見ると、ハイホーは、本場の人に愛される味だというのが分かりますね!
<DIYリノベーションとは!?>
さて、外観の写真を見たときに「ん??」って思った方がいらっしゃるかと思います、「吉田フルーツ」って思いっきり書かれていますよね。
実は、この場所は以前はフルーツ屋さんだったのです。
↓DIYのお手伝いの様子
フルーツ屋さんが移転されるとのことで、その跡地にハイホーが出店したわけですが、内装はほぼDIY(Do it yourself)で、店主北山さんご本人とお友達で工事をされておられます。
ちゃっかり私もお手伝いしており、床貼りと壁塗りはかなりやらせてもらいました。赤い日よけはまた時間をかけて、DIYされる予定とのこと。
最近は、こういう古めの物件を、自分たちで改装して、以前とは全く異なる空間や使い方に変えていく方法を「DIYリノベーション」といって、実は福岡を中心に全国的に流行ってきております。(DIYリノベーションの先進事例・冷泉荘の記事もご参考に!)
建物オーナーにとっても、意欲の高い優良で真面目なテナントが入ってきたり、ただ漠然と賃貸に出すよりも、高い家賃設定が可能になったりと、かなりのメリットがあります。
テナント側にとっても、工事費のコストを抑えられたり、そもそもが高い家賃の物件でもないので、ランニングコストも安く抑えられたり、様々な人に手伝ってもらうことで、ファンが増えるきっかけになったりと、これまたかなりのメリットがあります。
今、筑前前原の商店街でも、自分たちで改装するお店が増えてきています。今後が本当に楽しみです。
「ハイホー」夜の激ウマメニューをご紹介!
↓レモングラスを糸島・高倉農園に仕入れに行く、店主北山さん(左)
そもそも北山さんは、かつて東京新宿・歌舞伎町で10数年に渡って飲食店を複数経営されてきた、飲食の達人です。
私も東京に住んでいた頃は、歌舞伎町に友人のサルサクラブがあったので、時折遊びに行っていましたが、歌舞伎町はおそらく日本一競争が激しい商業地なので、普通1年もお店は持ちません。
すぐに潰れたり、リニューアルしたり、経営者が変わったり、とても大変なところです。
そこで10数年飲食出来るのは並大抵ではありません!
ですから、ハイホーでは単純にベトナム料理やタイ料理が楽しめるというよりも、オリジナリティのあるアジア料理が満喫できます!
糸島野菜たっぷりのヘルシーなソムタムです。
特製のタレがまたうまい。
時折薫るパクチーの清涼感がたまりません。(ちなみにパクチーは糸島のMURA FARM産です。パクチーが苦手な方は外すことも出来ると思います)
バインミー(ベトナム風サンドイッチ)に使われる塩豚をおつまみ風に戴きます。
低温でボイルしてあるからか、柔らかいけれども旨味が逃げておらず、オリジナルのタレもよく絡んで、お酒のお供にぴったりな感じになっております。
オリジナリティの高い、山芋もち。
大根もちをヒントに作られた一品で、モッチモチの山芋を鉄板で焼いてあります。
これまたパクチーとの相性も良くて、日本の料理のような、東南アジアの料理のような独特な美味しいメニューです。
逐一、工夫があって、しかも美味しくて、とにかくレベルが高いです!
出稼ぎにやってきたベトナム人が「ベトナム料理でも出してみるか」と思いたって始めたお店とは確実に一線を画してます。すごいお店が筑前前原に誕生しました。
高倉農園のレモングラスを使ったサラダが絶品です。
レモングラスはお茶にするのが普通ですが、根っこの部分をスライスして、サラダに薬味のように加えて食べるのが、タイなどでは一般的なようです。
もちろん、新鮮なレモングラスを仕入れられないと、作るのは無理ですから、近くにレモングラスを育てている農家さんがいらっしゃる糸島ならではの料理です。
下ごしらえに時間をかけて、しっかり臭みを抜いたレバーペーストです。
どれもが500円均一です。素晴らしい。
本命はバインミー
夜、あれだけ美味しい料理を提供するハイホーですが、本当にやりたいのは、バインミー(ベトナム風サンドイッチ)屋さんだそう。
どういうことでしょう?
そもそもバインミーとはベトナム風サンドイッチのことで、フランスパンに、レバーペースト、なます、野菜、ハーブ、肉などを挟んで、ヌックマム(魚醤)を使ったソースをかけて食べる、庶民的なファーストフードです。
なますやパクチーなどのフレッシュ感のある素材とレバーペーストなどしっかり味付けされた具材との相性が抜群で、アジアンな香りが漂う、魚醤を使ったソースが食欲をそそり、近年、日本でも人気が出てきている食べ物になります。
北山さんは大のアジア好きで、何十年も前からバインミーが大好きだったそう。
もうすぐ年金暮らしになるという年齢の北山さんで、将来はタイへの移住も考えておられるそうですが、諸々の事情で、筑前前原で商売を再開するようになったそうです。
人生いろいろですね。
商売するなら、大好きなバインミーで勝負したい!と研究を始められましたが、とにかく、こだわりが半端ではありません。
パンは糸島産の小麦粉で作る「つばさパン」です。色々なパンを試したそうですが、一番これが良いと感じたとのこと。(追記 12/13よりバゲットのパンは糸島のパン屋ブランジュリ ノアンさんに変更になりました)
野菜などの材料も基本糸島産で、パクチーはMURA FARM、レモングラスは高倉農園と、糸島の特定の農家さんから仕入れておられます。
なんといっても、オリジナルのタレがとても美味しくて、なかなか他所では真似できない、レベルの高いバインミーが出来上がっております。
将来的にはバインミーのチェーン店作りたいとおっしゃっておりました。
ハイホーの目の前には、焼き鳥の八兵衛の総本店があります。八兵衛は東京・六本木に2店舗構えるだけでなく、ハワイ、タイ、台湾にも進出している、日本有数のスケールを誇る焼き鳥チェーンですが、実は本店は、この「筑前前原」にあります。
ハイホーがそれに続く可能性も当然ありますよね!
ちなみにバインミーはお昼だけでなく、夜も提供されておられるので、ぜひ一度味わってみてください。
夏季限定!ベトナムかき氷チェー
夏季限定でベトナムのかき氷である「チェー(Che)」も提供されています。(540円、2018年現在)
↓チェー(Che)
タピオカに、ココナッツミルク、練乳、黒蜜、あずき、そして季節のフルーツがたっぷり入っていて、クラッシュした氷と混ぜながら頂きます。
フルーツが本当にたくさんで贅沢なかき氷です。
タピオカのプニプニした食感と、あずきの程よい甘さが、新しくもあり、懐かしくもある美味しさです。
こちらもお試しあれ!
店舗情報
店名:Hi Ho(ハイホー)
営業時間:昼11:00〜15:00、夜17:30〜22:30
定休日:火曜
住所:糸島市前原中央3-1-15
HP:https://www.facebook.com/pages/ベトナムバインミー店-Hi-Ho/1933849503532147
地図:
(※2018年8月現在の情報です)
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)