じっくりとギャラリーで作品を選べる、糸島の窯元「莫窯(ばくよう)」

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こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

糸島には130を超える工房があると言われています。
その中でも古くから糸島に工房を構えておらえる「莫窯(ばくよう)」さんをご紹介します。

糸島最古参の工房

糸島の森の中に工房はあります。
細い道を登って行き、本当にこっちで大丈夫かな?と思い始めたところでふわっとギャラリーが現れます。

工房・ギャラリーは糸島の森の中

↓辺りは木々に囲まれています
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用水路には、山からの冷たい水がゆるりと流れています。

↓莫窯と彫られた石
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ギャラリーの入り口には、莫窯と彫られた、大きな石が建っています。
味わい深い漢字です。

↓母屋
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敷地の奥には平屋造りの母屋があって、水平に張られた板が作り出すリズムは、少し異国情緒を感じさせます。
ヨーロッパの高原の別荘にやってきたかのようです。

↓ギャラリー
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母屋のすぐ左隣にこじんまりとしたギャラリーがあります。
ここにはオーナーの上原治夫さんが作る陶器と、奥様の敬子さんが作る手織物が展示されています。

広島経由で糸島へ

ギャラリーに上がって、店主の上原さんに色々とお話を伺いました。

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上原さんは北海道出身で、日本各地で陶芸修行をしたのち、広島に最初は工房を構えられました。
そして縁があって、糸島に移ってこられたとのこと。

いつ糸島に来たかというと、1978年です。
私が1981年生まれなので、生まれる前ですね。

その頃は糸島には何もなかった気がします。
糸島の情報すらなかったと思います。

糸島に住もう!と思った動機は本当に興味深いですね。
ものを作るに当たって、何かインスピレーションを糸島の大地から感じられたのかもしれません。

「私がここに来る以前には、雷山陶秀窯さんか、高麗窯さんぐらいしか、窯元はなかったと思いますよ」

今では陶芸を営む方だけでも数十組はいらっしゃると思いますが、上原さんがいらっしゃった頃は、ほとんどいなかったわけです。

数十年かけて、今の状況が出来上がっているのが分かります。
興味深い過程だと思います。

作品は一期一会

陶器は全く同じ形や色の器を作るのはなかなか難しいと言われています。
だから作品との出会いは一期一会

これいいなぁと思ったら、その機会を逃さないのが肝心です。

自由に作品を手にとって

莫窯のギャラリーでは、自由に作品を手にとって、お気に入りの作品を探せます。

↓展示作品
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↓展示作品
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作品を自由に手にとって、様々な角度から眺めてみます。

莫窯さんの作品はシンプルな中にも少しアクセントがあって、料理が映えやすい感じがします。

同じシリーズの器でも微妙にカーブや大きさが異なっていて、自分の手にしっくりくるものとそうでないものがあります。

最近は買い物はほぼAmazonか楽天になりつつありますが、こればかりはネットで買ってもつまらないですね。

色合いが気に入っても、手に持つとなんだか微妙な器もあります。
ものの良し悪しではなく、相性ですね。

ゆっくり談笑しながら

お気に入りを選ぶには時間が必要です。
焦らず、ゆっくりと。

↓コーヒーを頂きながら
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莫窯さんに行くと、よくコーヒーが出てきます。
もちろん、莫窯さんのコーヒーカップに入っています。

実際に使用感が分かるのはありがたいですね。

↓橡(とち)の木が美しい
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開口部に切り取られるように、庭の橡(とち)の木が存在感を放っています。
まるで写真みたいです。

ここに引っ越して来た時に植えた橡の木なんだそう。

なんだかほっとします。

↓木漏れ日
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橡の木の向こう側から木漏れ日が差してきます。

いい時間です。

ちなみに、新緑の季節になると、橡の木は大きな葉を広げ、扇を広げたかのような迫力を見せます。

↓新緑の橡の木
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奥様の織物の作品も!

上原さんの奥様・敬子さんは手織りで織物を作っておられます。
屋号は「をりをりの記」です。

↓織物の展示
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ナチュラルで素敵な風合いですねぇ。

じっくりと器を見定めます

↓壁にかかる花
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多くの作品の中でも私たちが気に入ったカップがあったので、あるだけ在庫を出してもらって、どれが良いか選んでみます。

↓じっくりと選べます
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いっぱいある。笑。

遠くから見ると、全部同じように見えますが、やっぱり触ってみると、表面の凹凸具合や大きさ、取っ手の部分の馴染みやすさなど、どれも個性が異なります。

↓結局、買ったコーヒーカップ
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結局、上の写真のコーヒーカップを買いました。
まるで折り紙のような、連続した折り目が素敵で、一番くっきりした作品を選びました。

当宿に置いておりますので、ご宿泊の際にはぜひご自由にご利用ください。
宿には、なるべく糸島の作家さんのものか、自分たちで手作りしたものを置いて、「糸島らしい雰囲気」を出していきたいと思っております。

莫窯さん、オススメです。
例年、5月の連休中に窯開きをやっておられますので、ぜひホームページをご覧になってください。

どうもありがとうございました!

店舗情報

店名:莫窯(ばくよう)
営業時間:不定
定休日:不定休
*事前に電話連絡をしてください。
電話:092-323-4022
住所:糸島市高上342
HP:http://bakuyo-uehara.tumblr.com/
地図:

(※2018年4月現在の情報です)

明日も糸島を楽しみます!!

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(Itoshima Guesthouse Kotonoha)