【前編】超ディープな「前原宿と街道御膳体験ツアー」に参加したよ!

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こんにちは!
福岡・糸島で、ゲストハウス「前原宿ことのは」を運営するのぎー&かなです!
今日もブログ訪問ありがとうございます!

先日、筑前前原の古民家レストラン「古材の森」さん&観光協会が主催する、「唐津街道 前原宿と街道御膳体験ウォーキングツアー2017」に参加しました!
筑前前原は江戸時代は宿場町「前原宿」があって、たいそう栄えたと言われています。その名残や歴史の遺産を見て、食べて、感じるお散歩企画です。

↓筑前前原の範囲のイメージ
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私は糸島出身ですが、筑前前原と言われると、だいたい以上の地域を想像します。西は丸太池公園から東は伊都文化会館まで、南北方向は筑前前原駅から旧宿場町に囲まれた地域が筑前前原の繁華街って感じがします。

今回のツアーはまさに、このイラスト内のエリアを縦横無尽に歩き回ります!まずは「前編」のレポートです。(「後編」もお楽しみに!)

 

■何気ない風景でも・・・

まずはJR筑前前原駅前の観光協会に、朝10時に集まります。15名程度の参加者さんがいらっしゃいまいした。糸島市内はもとより、福岡市内、あるいは佐賀県唐津市などからも噂を聞きつけて参加された方もいらっしゃいました!

↓観光協会
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道案内をしてくれるのは、古材の森の店長・有田さんです。学芸員でもあって、江戸時代の街道研究をずっとやっておられて、まさに「江戸時代の専門家」です!

↓有田さんからの挨拶
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ワクワクしますねー!早速スタートです!

↓駅前商店街・イリスロード
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かつてはサンリブという比較的大型のショッピングセンターがあった場所で、人通りも本当に多かったのですが、今は写真のような感じです。
普通なら、ただ通り過ぎるだけの場所ですが、有田さんは立ち止まって話を始めます。

↓説明する有田さん
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ここで話すネタがあるのか!?って驚きましたが、多分参加者も同じように思われたのでは!?

実は、1500年以上前は糸島の地形は以下のように、海がもっと深く入り込んでいました

↓昔の糸島の地形
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credit: ITOKOKU

なんと、前原の街のすぐ北側まで海が迫っていたんですねー!
旧宿場町のすぐ北側はもう海だったようで、旧宿場町は地形的には「砂丘」に出来た集落なんだそう。
そして、砂丘の裏側に低湿地が出来るのが、自然の道理であって、筑前前原でいえば、この「駅前商店街・イリスロード」あたりとなります。
以前、昭和初期の地図を見たことありますが、サンリブが出来る前はその敷地はになってました。

今となっては想像すら難しいですが、ちょっと想像してみましょう!

私たちは今、かつての沼地に立っていて、すぐ北側には砂丘が左右に伸びて、人の往来があり、さらに北側には海(江戸時代には干拓が進んだので田んぼ)が広がっていたと!

最初からぐいぐい引き込まれます。

さて、お次に丸太池公園へ向かいます。

↓フリーマーケットを横目に見ながら・・・
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丸太池公園では週末よくフリーマーケットが開催されています。

↓丸太池公園を前に
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丸太池公園は結構最近整備された公園ですが、やはり、例の「低湿地」になります。昔からなんでここに池があるのか不思議に思っていたのですが、謎が解けました。

江戸時代の風景を想像しやすい場所ですね。

池の向こう側で木々が生い茂っている辺りがかつての「砂丘」で、ここを人が行き来していました。さらにその向こうは、かつての海を干拓した田んぼが広がり、遠くには筑紫富士とも呼ばれる可也山が、旅人の目を楽しませた・・・という感じでしょうか。

2000年以上前からの歴史を持つ糸島ですが、江戸時代しばりでもこれだけ説明が出来るという!すごいです。まだまだ続きます。

■旧宿場町「前原宿」へ入ります!

いよいよ、かつて旅人が寝泊まりして、飲食を楽しんだ宿場町「前原宿」へ入ります。
普段何も考えずに通り過ぎる人も多いと思いますが、江戸から昭和にかけての様々な名残があって、興味深い場所です。
↓追分石
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早速ですが、上の写真のカーブミラーと電柱に挟まれた石柱も、遺産の一つです。
追分石といって、いわゆる道標です。宿場町にはたいてあったそうですが、これを見て旅人は行き先を確認します。

ちゃんと残っているんですよね、実は。

さぁ、旧宿場町を進んでいきます!

↓旧前原宿
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私が小さな頃は、ここは糸島で最大の商店街で週末は人でごった返してました。。。郊外型のショッピングセンターの進出で、人通りもまばらになりましたが、商店街は商店街で面白いんです

↓細い路地を抜け・・・
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例えば、こういう細い路地があったり、生活している人の雰囲気を感じられたり。何気ない会話があったり・・・これはショッピングセンターにはない魅力ですね。
私が建築学科の学生だった頃、中心市街の活性化計画などに取り組みましたが、実は商店街の一番の問題は「商店主が商店街に住んでいないこと」でした!

どこの商店街でも、羽振りが良かった頃に、離れた場所に大きな土地を買って住まいを移した人も多かったようですが、同時に商店街から「人情」や「生活感」も消えていきました。
営業時間しか店主がいないだけでなく、家族の姿も見えなくなったわけですから、そりゃ寂しくなります。

ものすごい皮肉ですが、商店街にまた人を呼びたいならば、まず商店主がすぐ近くに住むのが一番大切なんですね。何を提供しているかより、誰がいるかが重要なのが商店街であって、アルバイトとパートばかりのショッピングセンターに出せない魅力です。
あるいは宿のような人を宿泊させる場所も大切だと思います。

さて、足を進めると、なにやら倉庫の前にやってきました。

↓倉庫の前にて
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ここで何か話があるとは思えないのですが、実は、この場所はかつて「お殿様の別邸」があった場所なんです!
衝撃的な話ですが、「御茶屋」といって、福岡ならば黒田のお殿様がやってきた際に宿泊する別邸です。

↓こんな間取りだったはず・・・
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かつての痕跡すら見当たらないのに、有田さんはかつての御茶屋の建物の復元図作成を試みています。驚愕です

他の宿場町における御茶屋の図面を元に、昔の資料を探しまくって、復元図を作ったと思われます。

これ相当な労力です。

↓今は幼稚園
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御茶屋の敷地は広くて、倉庫の他に、幼稚園やお寺も建っています。昔はお殿様が下々の者を室内から眺めていたんでしょうが、今では幼稚園児たちが私たちを眺めております。

「何ばしようとー?」みたいな感じで思われているでしょう。笑。散歩です!

さて、また旧宿場町の通りへ戻ります。

↓辰美商店
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陶器を扱っている辰美商店さん。構えが美しいですね。壁の色合いといい。。。看板もかっこいいんだな〜。

都合により最近はシャッターが閉まってますが、こちらはかつて「町茶屋」と呼ばれていて、お殿様の家来(しかも位の高い人)が泊まっておられたようです。

↓たぬき
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辰美商店には、いろいろな逸話がありますが、やっぱりこのたぬきですね。世界で3体しかないたぬきですが、その1体がここにあります。なぜ腕がないかについても逸話がありますよ。(それは有田さんに直接聞いてくださいね!)

↓昔の趣が感じられます
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看板に隠れていますが、実はかなり素敵な建物の表情をしているのが分かります。普段なかなか気づかない点ですが。

↓うだつ
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よく見ると、ちゃんと「うだつ」もありますね。文字が彫られている壁です。
これは、もし火事になった際に延焼を防ぐための防火壁で、お金持ちじゃないとなかなか付けられなかったそうです。そこから「うだつが上がらない」なんて慣用句も生まれました。

こういう隠れた素敵な街並みが戻ってくると、前原宿はますます輝きそうな気がしますね。

■ディープ前原宿!

前原宿ネタはまだまだ続きます。江戸時代のしばりがあっても話は尽きません。普段なぜ気づかなかったんだろうとついつい思ってしまいます。

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さて、この煉瓦塀はどこにあるかご存知でしょうか?
↓煉瓦塀
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有刺鉄線ががっちり巻いてあって、何事かと思いますが、現状はただの駐車場です。糸島のセレクトショップ「ここのき」さんが駐車場として借りておられますね。

↓ここのきの駐車場
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駐車場に有刺鉄線??って思いますよね。正面はただの低い柵だし。笑。

実は、ここにはかつて銀行があったそうです。煉瓦造りの。

なるほど!だから塀に有刺鉄線が巻かれていたんですね。その時の名残だと思います。
裏側から見ると、ここだけ煉瓦塀がしっかり残っていて、現代建築とのコントラストが光りますね〜。

↓駐車場裏側から見た、歴史の名残
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さて、宿場町の建物は、街道に面して間口がとても狭く、奥行きがとても深いという特徴があります。
これは、間口の幅に応じて税金がかけられた時代の名残だと言われています。

↓奥行きがものすごい宿場町の特徴
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どれだけ奥行きがあるかというと、上の写真で一目瞭然ですね。ずーっと続いています。
すごいですね。今度は正面に周ってみましょう。

↓美しい正面外観
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正面がまた美しいですね。小さな窓が愛らしいし、瓦の影がリズミカルに白壁に落ちているのも、装飾のようで面白いです。

↓実は自費で改修
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実は、この美しい正面ですが、最近改修されて、こうなったんです!

有田さんが見せている写真がかつての正面の姿で、駐車スペースを作るために、わざわざ正面部分を削って、かつての姿を参考にもう一度、宿場町らしい景観を作られたのです。

素晴らしいと思います!
普通そこまで配慮できる家主さんってなかなかいないと思います。年配の方の中には、古いものより新しいものの方が断然優れていると思い込んでいる方もいらっしゃいますから、下手すると改修じゃなくて、新築を選んでハウスメーカーが作ったどこにでもありそうな建物を建てちゃう方も珍しくないと思います。

有田さんが10年以上に渡って、宿場町の建物の魅力を発信してきた成果なんじゃないかと思います。

確かに人の持ち物なので、それをどうするかは外野が決める権利は一切ないわけですが、例えばヨーロッパであれば、建物の外観は一種の公共物(=みんなのもの)と見なされて、厳しい規制がある町も多いです。

面倒だなという気もしますが、その規制のおかげで、「町の雰囲気」が保たれた結果、町全体の価値が高まり、地価も下がらずに、それぞれの建物や敷地の価値も保たれるという事例も多くあります。

町全体の価値が高まれば、自分の家の価値も高まるという発想です。宿場町は素晴らしい遺産がいっぱいありますから、こういう発想は取り入れやすいといえば、取り入れやすいと思います。

すでにいっぱいいっぱいの情報を得てますが、まだ半分です。笑。
後編」もお楽しみに!

明日も糸島を楽しみます!!


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