こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
現在、商店街にみんながデザインしたベンチを置く計画を実施中です!
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デザイン案の募集は9/9(日曜)までです!
(なお、予算のためのクラウドファンディングも実施中です!こちらは9/22(土曜)まで!!ご協力お願いします!)
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ベンチデザインコンテスト開催!
私たちが関わっている地域プロジェクト「前原もっと楽しもうプロジェクト」の一環で、当宿のすぐ近くにある商店街「前原(まえばる)商店街」にベンチを置くプロジェクトをスタートしております!
(後援:糸島市&糸島市教育委員会)
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デザイン案の募集は9/9(日曜)までです!
(なお、予算のためのクラウドファンディングも実施中です!こちらは9/22(土曜)まで!!ご協力お願いします!)
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なぜベンチ?と思う方も多いと思いますが、毎日のように前原商店街をウロウロしている私たちの直感です。
今回は、ベンチのデザインを広く一般に募集します。
【子供部門】と【大人部門】に分かれておりますので、以下をご参考ください。
【子供部門】募集チラシ
子供部門の対象は「小学校4〜6年生」となります。
↓チラシおもて面
↓チラシうら面
「子供部門」で見事選ばれたベンチ1点は、筑前前原駅前の「観光協会」に置かせて頂きます。
観光協会は、糸島に電車で来た観光客や、通勤・通学の糸島市民のみなさんが、いつも目の前を通る「とても目立つ」場所の一つです。
ぜひ、どしどし応募してくださいね。
そして、子供がデザインしたベンチは、糸島のプロの木工作家さんが形にしてくれます!!
自分が描いたイラストを元に、プロがベンチを作ってくれるのは本当に夢がありますね〜。
デザイン案の、応募締め切りは2018年9月9日(日曜)です。
実物はまだ作らなくて大丈夫です。
B4の紙、もしくは八切り画用紙に、ベンチの絵と、そのまわりにデザインの特徴や工夫した点を書いてください。
もちろん、氏名(ふりがな)、年齢、連絡先(電話番号)も忘れずに!
そして、以下の住所まで郵送ください。
〒819-1304 福岡県糸島市志摩桜井4460-12 NPO法人いとなみ宛
コンテスト概要は以下よりダウンロードお願いします。↓
ベンチコンテスト概要(pdf)
【大人部門】募集要項
大人部門では、計5つのベンチを前原商店街に設置する予定です。
募集要項は以下の通りです。
「木工のプロ」と「アマチュア」の方で、対応が少し異なります。
プロの方のデザイン案が見事選ばれた場合、製作もご本人に行って頂きたいと考えております。
(デザイン案期限9月9日、ベンチ製作期限12月末まで)
そしてアマチュアの方のデザイン案の場合は、製作は糸島の木工作家さんに行なって頂く予定です。
これは安全性と耐久性を考慮した結果ですので、ご了承くださいませ。
↓【大人部門】募集要項
デザイン案の募集期限は、子供部門と同じく、2018年9月9日(日曜)です。
実物はまだ作らなくて大丈夫です。
その後、選定期間を経て見事当選された場合、プロの方はご本人が12月末までに製作してください。
アマチュアの方の場合、製作は糸島の木工作家さんにお願いする予定です。
設置場所や提供する木材のサイズに限りがあるため、デザイン案と出来上がりのサイズ・形状が多少異なってくる場合があるのは、ご了承くださいませ。
商店街に自分がデザインしたベンチが置かれるチャンスです!
なお、予算は主にクラウドファンディングで調達します。
予算確保のため最大限努力しますが、予定額に満たなかった場合、お渡しする制作費が多少変動する可能性がございます。ご了承ください。
【大人部門】申し込み用紙
大人部門の申し込み用紙は以下をご利用ください。
↓【大人部門】申し込み用紙
コンテスト概要は以下よりダウンロードお願いします。↓
ベンチコンテスト概要(pdf)
【大人部門】ベンチ設置場所
ベンチは、5つの協力店舗&事務所の軒先に置く予定です。
公道上に置くと問題になるので、あくまで敷地内にベンチを設置するのが今回のポイントです。
ご協力感謝します。
5つのお店をご紹介しますね。
↓まんまる食堂
糸島の食の祭典「糸島グルメグランプリ」で3年連続2位を獲得したお店です。
地元の食材を使ったカレーライスが人気の食堂です。
↓古材の森
築118年の建物を利用したお屋敷レストラン。
かつては糸島随一の豪商のお家でした。
美しい庭を眺めながらの、和食をメインにした体に優しいランチが自慢です。
↓ここのき
糸島のクラフト作家さんの作品が勢ぞろいするセレクトショップ。
センスのいい陶器や木工作品が並びます。
併設する自家焙煎カフェ・タナカフェでゆっくりするのもオススメです。
↓ハイホー
タイやベトナム料理を中心としたアジア屋台風食堂。
ランチは主に、現在東京で大ブームのベトナムサンドイッチ「バインミー」を提供。
夜はオリジナルのアジア創作料理が食べられるカウンター居酒屋。
前原住民の憩いの場と化しつつあります。
↓RUNPU(ランプー)
プロジェクションマッピングや、有名CMや有名音楽PVを手がける株式会社ランハンシャ・下田さんの新事業オフィス。
前原商店街のオフィスで作られた映像やCGが、世界中のメディアで流れる日も近いかもしれません。
お近くの方は、どんな場所にベンチが設置されるのか、実際に自分の目でご覧になるのをオススメします!
ゆっくり商店街を歩いて、ベンチ案のイメージを膨らませるのもいいですね〜。
↓周辺地図「前原歩帖(まえばるほちょう)」
駅前の観光協会などで、「前原歩帖」というウォーキングマップが無料配布されています。
どのお店も駅から徒歩10分圏内です。
これを片手に散策されてください。
前原商店街について
江戸時代に宿場町として整備されて以降、糸島の商業の中心地として長い間栄えてきたのが前原商店街です。
かつての商店街
唐津街道歴史研究所のHPによると、以下の写真のように、商店街は人で溢れていました。
↓明治35年頃の大安売りの様子
↓昭和40年頃の大安売りの様子
少なくとも2000年代に入る前までは往時の勢いがあったと思います。
私も小さな頃、当時は2Fにカフェスペースがあった角屋食堂に入ろうとして、満席で入れなかったという記憶があります。
そのくらい人が糸島中から押し寄せていました。
しかし、2000年代に入った頃から、郊外型のショッピングモールなどに押されて、どんどん客足が遠のきました。
いまの商店街
↓平成の前原商店街の様子
客足が遠のいた原因はいくつもあると思いますが、ただ、江戸時代の宿場町に由来する、300年以上の、商業地としての歴史と文化の積み重ねは素晴らしく、最近はその雰囲気が好きで、飲食店を中心に出店が相次いでいます。
↓糸島新聞記事
糸島新聞によれば、ここ2年で13店舗以上が新規オープンしたとのこと!
多くの店舗はオーナー自らDIYで工事や内装を手がけた、手作り感に溢れています。
駐車場が少なかったり、一軒一軒が小さかったりと、大規模店やチェーン店には不向きな前原ですが、逆にそのこじんまり感を生かして、お店同士が連携すれば、「地域」として魅力が高まると思います。
商店街にはベンチが必要です!
↓チラシ裏面イラストより
チラシうら面のイラストに書いてある通り、糸島の中心・JR筑前前原駅周辺にある「前原商店街」には、気軽に腰を下ろす場所がとても少ないです。
商店街を回遊するならば、無料で気兼ねなく腰を下ろせる場所がいっぱい必要でしょうし、ベンチがあれば食べ物をテイクアウトして、そこで食べるのも可能になります。
特に高齢者にはありがたいと思います。
ニューヨークのベンチ計画
さて、ベンチこそ街に必要だ!と思って色々調べていると、建築家・大西正紀さんの記事で、「歩道のベンチはまちづくりの基本。だから、ニューヨークは2000ものベンチを戦略的に設置する。さぁ、ベンチ難民国日本で、最初に立ち上がる都市はどこか?」を発見しました。
実は今、世界中の大都市で街中にベンチを置くプロジェクトが動き出しているのだとか!!
中でも衝撃的なのがニューヨーク。
なんと2000個ものベンチを設置する予定で、2011年から毎年どんどん増えているらしいです。
↓ニューヨークのベンチ地図
NYC citybench Mapというサイトでは、どこにどんなベンチを置いたか、一覧表示で見られます。
すごい!!
目的に関して、大西さんの記事から、ニューヨーク副市長のお話を引用させて頂くと、以下の通りでした。
「CityBenchは、すべての世代のニューヨーカーが街をより楽しく歩きやすくさせ、街並みを向上させるものです。ベンチの設置場所は、バス停や商業地域の中はもちろん、市民からの要望を常に受け付けながら選定していきます。これらのベンチは、ただ休むことだけではなく、高齢者や地域住民が座り、家族のことや地域社会のことについて、隣人たちと楽しくお話しすることを可能にします。」(STREET BLOG NYC)
ただ休むだけではなく、地域コミュニティを作るために、ベンチは不可欠だという判断です。
日本ではまだ戦略としてベンチを置こうとする自治体は現れていないとも、大西さんは述べておられます。
糸島チャンスです!!
ベンチを地域住民のコミュニティのために設置する初めての自治体になろうではありませんか!!!
それを民間主導でやってしまいたいと思います!
糸島の場合は、ベンチのデザイナーは複数の一般の人、作るのは複数の木工作家さんという、個性溢れるベンチが並ぶことになります。
楽しみですね〜。
間伐材(かんばつざい)について
最後に間伐材についてお話しておきます。
間伐とは、過密になった「もり」の木々を、間引くことです。
そして、その際に伐採された木を「間伐材」と言います。
以下の、みやたちひろさんのイラストが分かりやすいと思います。
↓間伐
「もり」が過密になると、地表に日光が当たりません。
すると、樹木はしっかりと根を張れず、ちゃんと育たないのです。
建材としても、良い品質にはなりませんし、根が張れないと、大雨の際に、簡単に倒れ、土砂災害につながります。
森に手入れ(メンテナンス)が必要だ!って初めて聞くお話で、私もびっくりしましたが、実は日本の森の約40%が人工林で、杉やヒノキなど建材として利用しようと、人工的に植林された森なのです。
↓人工林イメージ
日本の多くの森が、手つかずの「天然の森」ではないんですね〜。
災害防止につながる間伐
植林は主に戦後から高度経済成長期に行われました。
しかし、海外からの安い輸入木材などの影響で、間伐などの手入れがほとんど行われなくなりました。
記憶に新しいですが、つい先日西日本を襲った「平成30年7月豪雨」では、大規模な土砂崩れや河川の氾濫が起き、多くの集落が浸水するなど、多大な被害をもたらしました。
このような豪雨災害の被害を大きくする一因として、間伐不足など、「もり」の手入れが出来ない状況があると言われています。
現在、大雨が降った際の山間部や、下流の河川流域は災害のリスクがとても高くなっています。
森の材を使う道筋が立ち、再び森の手入れが出来るようになれば、災害を軽くするのにもつながります。
今回のベンチプロジェクトでは、商店街の活性化に役立つだけでなく、広く多くの人に、間伐を含めた森の手入れの必要性について知ってもらう機会にしたいと考えています。
糸島のNPO法人いとなみの皮むき間伐
今回、ベンチ製作に使う木材は、糸島の間伐材を使用します。
糸島のNPO法人いとなみさんのご協力を得て、ありがたいことに、木材は無償で提供して頂くことになりました。
いとなみさんは「皮むき間伐」という手法を用いて、糸島の森の手入れを行っておられます。
↓皮むき間伐イメージ
(写真:いとなみFBページより)
木の皮をむき、森の中で「立ち枯れ」させてから切り倒す方法です。
通常の間伐と異なり、木が山の中で十分に乾燥してから切り出すので、とても軽くなり、軽トラックで運び出せるくらいになります。
また皮むき後にゆっくりと乾燥が進むので、木材乾燥機で急激に乾燥させるより、ひび割れが少なくなると言われています。
↓皮むき間伐イメージ2
(写真:いとなみFBページより)
男性が行う重労働というイメージが強い山仕事ですが、皮むき間伐ならば女性や子供でも参加が可能なのも嬉しいですよね。
何はともあれ、多くの人が森の健康問題に関心を持ってくれるようになるといいなと思っております。
ベンチ案どしどしご応募ください。
なお、予算確保のためクラウドファンディングを実施中です。(9/22(土曜)まで!)
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<クラウドファンディングは、終了しました。ありがとうございました!>
↓【地元の木材とみんなで作る商店街ベンチ】まちに新しいコミュニティを創る!https://faavo.jp/fukuokachuou/project/3081
なお、振込でのご支援は受け付けております。
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明日も糸島を楽しみます!!
「クラウドファンディング開催!」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト②
「商店街にベンチは必要だ!」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト③
「飲食スタートアップの聖地」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト④
「皮むき間伐の木材を使う!」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト⑤
「世界の魅力的なベンチ」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト⑥
「クラウドファンディング終了&今後の展開」糸島・前原商店街ベンチプロジェクト⑧
**糸島コンシェルジュがいる宿**
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(Itoshima Guesthouse Kotonoha)