こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
11月5日〜11日に開催しましたイベント「前原DIYリノベウィーク2018」のレポート記事です。
(このイベントは、福岡DIYリノベウィークの一環として、地域活性化チーム「前原もっと楽しもうプロジェクト」が主体となって行いました。)
2019年度の様子は下記をご参考ください。
建物を、地域を劇的に変えるDIYリノベーション!
近年、多くのお店や住宅を舞台に、オーナーや使用者自ら、ノコギリやペンキを持って、建物の機能面も含めて大胆に改修する「DIYリノベーション(DIYリノベ)」が行われるようになりました。
この手法は、コストを抑えた上で、これまで考えられなかったような、「個性的なお店や賃貸住宅」を続々生み出しています。
しかも、それが評判を呼び、家賃の上昇や建物の寿命を伸ばすだけでなく、ひいては周辺地域の価値の上昇にまで結びつきつつあります。
さらに言うと、その震源地は他ならぬ福岡県です!
以前見学に行った、中洲川端の冷泉荘の影響が大きいのですが、福岡の不動産の動きは全国的に注目を浴びていて、東京の不動産関係者曰く「日本最先端」らしいのです。
↓冷泉荘
その福岡のDIYリノベ物件が一堂に見学できるイベントが「福岡DIYリノベウィーク」です!
今年は、糸島・前原が「前原DIYリノベウィーク2018(糸島リノベ商店街)」として初参加しました!
計11の前原DIYリノベウィーク参加店舗
前原の商店街はここ2年で急速にお店がオープンしてきて、面白い展開を見せています。
それらの新規オープンのお店や長年営業されているお店を集めて、1週間まるまるイベントをしたり、見学できたりする機会を設けたのが、「前原DIYリノベウィーク」です!
計11店舗参加していただきました。
ありがとうございます!
それぞれ簡単にご紹介します。
↓古材の森(2006年開業)
豪商・西原家の分家を改装したお屋敷レストラン。
築118年のお屋敷は圧巻です。
本当は解体される予定でしたが、解体材を引き取って欲しいと依頼された業者さんが「こんな立派な建物は壊せない!」と自らカフェを始めたのがきっかけです。
土間を使って、様々なイベントを行っていて、今回は、近年の前原の動きを丹念に追って解説する「展示」を行わせて頂きました。ありがとうございました!
↓天平工房(2008年開業)
古材の森の向かいにある、天平(てんぴょう)工房さん。
博多人形の工房で、全国最大の美術展「日展」で特賞を受賞するなど、素晴らしい作品の評価はとても高いです。
築200年を超える、西原家の本家になります。
↓ここのき・タナカフェ(2010年開業)
糸島のクラフト作家の作品を扱うクラフトショップと自家焙煎のカフェが一緒になったショップです。
八百屋さんのスペースの半分をリノベーションして、店舗にされています。
糸島観光に来たら、まず訪れて欲しいスポットの一つです。
可愛い作品がいっぱいで、寄ればついつい買いたくなります。
↓前原宿ことのは(2016年開業)
私たちが経営するゲストハウス(素泊まりの宿)です。
旅人や移住希望者と地元をつなげる役割があります。
↓スピークイージー(2017年開業)
東京と北海道出身のラッパーが開いたレコードショップ&バー。
レコードショップが全国的になくなる一方なので、九州各地からレコード買いにファンが訪れるそう。
自家製のカレーがとても美味しいです。
洋装店&スナックだった建物をDIYリノベーションしておられます。
↓ハイホー(2017年開業)
元俳優が開業したエスニック居酒屋。バインミーというベトナム風サンドイッチが売り。
味のセンスが抜群で、カウンターだけのお店は友達作りに最適です。
昔は、この場所はフルーツ屋さんでした。
↓ノドカフェ(2017年開業)
ブックカフェ&マッサージのノドカフェさん。
店主セレクトの興味深い本が並びます。
疲れたら、奥さんが台湾式マッサージをしてくれます。
学びと癒しの空間です。
インテリアデザインオフィスをリノベーションしておられます。
↓アムール(2018年開業)
帝国ホテルで8年間フレンチの修行をしたシェフと、将来クラフトビールの工房を作りたいオーナーコンビのレストラン。
お昼はビュッフェスタイルで、夜はクラフトビールを楽しめる創作レストランです。
特に夜は、日本一のホテルで腕を磨いたシェフのレベルの高い食事が楽しめるのでオススメです!
かつてはマッサージ屋さんの場所でした。
↓ラン風(ランプー、2018年開業)
CG会社のオフィスです。もともと電気屋さんの跡をDIYリノベーションしておられます。
働いているスタッフは、有名なCMやプロモーションビデオの製作をしていた敏腕ぞろい。
前原の商店街から世界的名作が誕生する日も近いかもです!
↓プレジール(2018年開業)
おしゃれなお花屋さん。
センスが抜群で、結婚式のブーケなどイベント用のお花や、プレゼント用が人気です。
ワークショップも頻繁に開催していて、気軽に訪れやすいお店です。
かつてはシェア教室がこの場所で行われていました。
↓リトルスーク(2018年開業)
アラビアンナッツ&ドライフルーツのお店。
味がとても強く、スーパーに売られているナッツ類とは全く違います。
ナッツ入りのスムージーや中東のビールやワインなども飲める、バーカウンターも併設。
もともと塾などが入っているお部屋でした。
古材の森での「今、前原が面白い」展覧会
前原DIYリノベウィークのメインは、古材の森さんの土間をお借りした、「今、前原が面白い」展覧会でした。
スペースをお貸しくださり、誠にありがとうございました!!
展示にあたり、2006年に古材の森さんが出来てからの動きを、出来る限り丹念に調べたのですが、もし旧西原家の建物が解体されて、古材の森が出来ていなかったら・・・と考えるとゾッとするものがありました。
それくらい古材の森が出来た影響は大きかったと思います。
「地域の核」としての存在感を、これまでもこれからも示していると思いました。
↓展示会場の様子
1週間の展示期間中、推計で300名ほどの方にご来場頂きました。
誠にありがとうございました!!
展示会場に、「前原の未来を想像してみよう♪」ということで、誰でも自由に書き込めるボードを設置していて、多くの方が書き込んでくれました。
本当に嬉しいです。
↓前原の未来を想像してみよう♪
劇場、
シェアキッチン、
共有の子育てスペース、
シェア工房、
シェアオフィス、
本屋、
喫茶店などなど。
前原にこんなのあったらいいな、というリクエストをいっぱい頂きました。
思った以上に、「共有スペース」が求められているのが分かりました。
現代は、自分一人が占有するほど、広い場所はいらないし、ずっと使う必要もないということで、
スペースをみんなで分けたり、時間帯別で使う人を分けたり、そんな需要が高まっているのかもしれません。
今後の参考にさせて頂きます。
ありがとうございました!!
1週間の怒涛のイベント一覧
私たちが仕込んだイベントに加えて、本部側でも思った以上にイベントがいっぱい用意されていて、びっくりしてしまいましたが、福岡はDIYリノベで日本の最先端だけあって、勢いを象徴しています。
以下のリストは私たちがリノベウィークに関連して行ったイベントの数々です。
開催イベント
(*主催イベント以外も含まれています。)
参加店舗が自主的にDIYリノベウィークに合わせて企画してくれたイベントも多いです。
本当にありがとうございます!
同時多発的に、各所でイベントが開かれれば、前原に対する注目度が上がるので、とても良かったと思います。
お出かけ講演
熊本でのプレイベントから始まり、リノベウィーク期間中は3本のプレゼンを行ってきました。
おそらくトータルで300人程度の方が参加されていたと思います。
各地で、「前原が面白い」、「前原が楽しい」を連呼させて頂いたので、良いPRになったかなと思います。
中でも九産大の学生さんたちにお話させて頂いたのは、私にとってもなぜ「まちの活性化」に取り組むのか、明確に気づけたので、本当に良い機会になりました。
前原の街案内ツアー
大阪や東京から不動産や建築、まちづくりの専門家のみなさんや、大家さんがいっぱいいらっしゃいました。
DIYリノベウィークの注目度の高さに本当にびっくりしました。
前原DIYリノベウィークスタッフ紹介
今回のイベントが思った以上に大掛かりになったので、急遽お願いして、お手伝いをお願いした方々がいらっしゃいます。
彼らの力なくしては絶対にうまくいかなかっただろうと思います。
↓前原DIYリノベウィークスタッフ
糸島コンシェルの福島さん、
前原に純手打ちパスタ店をオープン予定の中村さん、
大学を休学して糸島に人生経験をしにしている松本さん。
本当にありがとうございました!
では、次の投稿以降で、それぞれのイベントを順次ご紹介したいと思います。
【前編】今、前原が面白い!お話会&ワークショップ@前原DIYリノベウィーク2018
【後編】今、前原が面白い!お話会&ワークショップ@前原DIYリノベウィーク2018
参加店舗での楽しいイベント@前原DIYリノベウィーク2018
(※2018年11月現在の情報です)
明日も糸島を楽しみます!!
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)