今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
みなさん、ところで「本物のチョコレート」を食べたことはありますか?
2019年7月に、糸島の中心・筑前前原(ちくぜんまえばる)にオープンした「ANALOG CRAFT CHOCOLATE(アナログ クラフト チョコレート)」さんは、元パティシエのオーナーさんのチョコレート専門店です!
ただのチョコレート屋ではなく、オーナー永冨さん自ら「ベトナムの山奥」までカカオを買い付けに行きます!
なんと、ダイレクトトレーディング(農家との直接取引)を実行する、本当に珍しいチョコレート屋さんです!
オーナーのカカオへの熱い想いが感じられる、クオリティの高いお店が誕生しました!
「ANALOG CRAFT CHOCOLATE」の外観・内観
お店は筑前前原駅から徒歩5分。
中華の名店「中華こうよう」のすぐお隣にあります。
外観
内・外装は糸島のアコーデオンさん。
シンプルで落ち着いた淡いグレーの外観が特徴です。
手作り感溢れる木製のドアをスライドさせて、中に入りましょう!
内観
ここは工房兼販売スペースです。
窓の向こう側には、最新式のスチームラックオーブンが座っていました。
福岡の「七洋製作所」の作品で、これ1台ででカカオを焙煎したり、スイーツを蒸したり、焼いたりも出来る優れものです!
レコード好きのインテリア
小さな店内ですが、見回してみるとオーナーの個性を感じさせるアイテムがちらほらと。
時計はなんとレコードです。
実はオーナーの永冨さんは大のレコード好きです。
カウンターに置かれたターンテーブルには、レコード代わりに本物のカカオが載っています。
カカオから音楽が聴こえてきそうですね。笑。
BEAN to BARのチョコレート
BEAN to BARとは、「カカオ豆(BEAN)から板チョコレート(BAR)ができるまでの全工程を、製造者が一貫して行うこと」を言います。
品質が保たれるため、「カカオ豆の本来の味わいと香り」が際立った本物のチョコレートが出来ると言われています。
ANALOG CRAFT CHOCOLATEの全行程は以下の通りです。
良質のカカオ豆を探し、仕入れます。
焙煎。
細かく砕き、外皮とカカオニブを分離します。
(※カカオニブとはカカオの胚芽と皮を取り除き砕いたもので、チョコレートの原料そのもの)
カカオニブと砂糖を合わせて数時間〜48時間挽きます。
温度調節によってチョコレートに含まれる油脂の結晶を整えます。
型に入れて成型し包装します。
チョコレートの完成!
思った以上に細かな作業がいっぱいありますね!
やっぱりロースティング(焙煎)が最も味を左右する工程とのことですが、興味深かったのが、メランジング(摩砕)です。
特別に工程を拝見させて頂きましたが、醤油蔵やワイナリーのような、発酵系の工房に行くと感じる、ツーンと鼻にくる独特の香りが漂ってきました。
こんな香りがするんだ!とテンションが上がります!
なんと36時間も連続してメランジングを続けるそう。
この時間の調整で、なめらかさなどの「食感」が異なってくるそうで、個性を作り出す上でとても重要な工程なのです!
「ANALOG CRAFT CHOCOLATE」の商品
カカオの仕入れの段階から手がけるのですから、本当に長い時間をかけて、チョコレートを生み出されておられます。
永冨さんは元々パティシエを長年されており、やはり手元に届く原材料についてもっと知りたい、提供する商品についてもっと責任を持ちたいという想いから、BEAN to BARのチョコレート専門店に行き着かれました。
コーヒー豆もそうですが、世界的な農産物の生産現場では、強い力を持つ買う側(先進国)が深い注意を払わないせいで、児童労働とか買い叩き、環境破壊などが野放しにされている場合があります。
生産現場に目を向ける料理人やパティシエさんもいらっしゃいますが、それほど多くはないはずです。
自分の目で生産現場を知ろうとする人は本当に稀有な存在だと思います。
では、「ANALOG CRAFT CHOCOLATE」さんの商品のラインナップをご紹介します。
コインチョコレート
冷蔵のショーケースの中には、まず目立つところに「コインチョコレート」が並んでいます。
こちらでは板チョコではなく、コイン型のチョコが看板商品です。
12枚で540円(税込、2019年現在)というのもリーズナブルです!
コインチョコレートは3種類。
- ベトナム
- ミルクチョコ
- スパイス
最もオーソドックスなのが「ベトナム」です。
ベトナム産のカカオを75%使い、オーガニックシュガーを加えたシンプルな一品です。
ベトナム産のチョコはフルーティーな酸味が強いのが特徴です。
ベトナムにホワイトチョコを加えたら、「ミルク」です。
そしてミルクチョコにオールスパイス・ブラックペッパーを加えたのが、「スパイス」です。
なお、ANALOG CRAFT CHOCOLATEさんでは、自らベトナムで仕入れたチョコレートの他に飯塚の「カカオ研究所」さんのカカオも使っておられます。こちらもベトナムのカカオを使ってBEAN to BARのチョコレートを作っておられます。
食べた感想としては、ベトナムの爽やかな酸味の効いた、香り高いチョコはやっぱり美味しく、そしてコイン型なので食べやすかったですね。
何かの作業をしながら食べていると、ついつい手が伸びてしまいます。
そしてスパイスは柔らかな辛さが時折舌を刺激してくれます。
良いアクセントですね。それがさらにチョコレートの旨さを際立てています。
チョコレートスイーツ
そしてANALOG CRAFT CHOCOLATEの真骨頂が、チョコレートを使ったスイーツです。
やっぱり元パティシエですから、お手の物ですね!
自分で仕入れたカカオを使って、自分でチョコレートを作り、そしてそのチョコレートを使い、自分でスイーツを作ってしまうという・・・
究極ですね!
ほとんどの人はやりたいと思っても出来ないやり方ではないでしょうか。
すごいです。
カカオプリン
原材料は、牛乳、砂糖、卵、カカオだけのシンプルなプリンです。
一口食べると、舌の上でふわ〜っと、とろけていきます。
滑らか!
うまいですね〜!
柔らかなカカオの香りが後から追っかけてきます。
スフレカカオ
原材料は、クリームチーズ、牛乳、砂糖、卵、カカオ、乳化剤です。
ふんわりとした食感のチーズケーキです。
カカオが味に深みを与えてくれるので、とてもリッチな気分になります。
あ〜、コーヒーが飲みたくなってきます。
生チョコ
そして生チョコ!
濃厚でクリーミーな味わいと、引き立つチョコレートの香りは、材料の違いを感じさせます。
バレンタインデーはANALOG CRAFT CHOCOLATEで決まりですね!
カカオハニーとカカオビーンズ
これはカカオ豆をそのまま食べれます。
食べてみると思った以上にカカオは苦いのが分かります。
オーナーの永冨さん
オーナーの永冨さんは、元々糸島にもご縁があるそうで、お店を開くならば糸島で!と思っていらっしゃいました。
そして、2018年11月に私たちが「前原DIYリノベウィーク」というイベントを開催した時にふらっと「お店出したいんですけど、良い物件ありませんか?」とお声かけ頂いたのが永冨さんでした。
佳奈が不動産屋を急遽呼んで、紹介してもらったのが現在の物件。
個性的で素晴らしいお店が前原に運良く誕生して、本当に嬉しく思います。
ぜひぜひ足をお運び下さいませ。
おすすめです。
お店のまとめ
「ANALOG CRAFT CHOCOLATE」さんは、糸島・前原(まえばる)のチョコレート専門店です。
カカオの仕入れから製造・販売まで一貫して手がける「BEAN to BAR」スタイルで、とても貴重なお店です。
元パティシエのオーナーが、自ら仕入れたカカオから作るスイーツも注目ポイント。
コンビニで売っているチョコレートやチョコレートスイーツとは全然違うと感じるはずです。
ぜひ本物のチョコレートを味わってくださいね。
店舗情報
(※2019年7月現在の情報です) | |
店名: | ANALOG CRAFT CHOCOLATE |
営業時間: | 11:00〜18:00 |
定休日: | 火曜 |
禁煙・喫煙: | 禁煙 |
駐車場: | なし |
電話: | 080-8756-3725 |
HP: | https://www.instagram.com/fukuoka_chocolate/ |
住所: | 糸島市前原中央2-10-55 |
地図: |
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