北海道から糸島に移住して、無農薬野菜を育てる「岡ファーム」

okafarm-2

こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

糸島は地産地消を意識した素晴らしいレストランが多いので、いつもブログでご紹介してますが、本当にすごいのは、食材を作る農家さんだと思います。
糸島には無農薬栽培や有機栽培、自然農などこだわりを持ったスタイルで野菜作りを行う人がかなりいます。
他のエリアに比べると、相当多い方ではないでしょうか。

今回は、北海道から福岡・糸島に移住して、無農薬・有機栽培で野菜を育てている「岡FARM」をご紹介します。

北海道から移住!??

↓岡FARMの岡さんと佳奈さん
okafarm-10

岡さんは2015年の11月から糸島で農業を開始されました。まだ一年目!しかもめっちゃ若い!多分30歳くらいじゃなかったかな。
北海道は誰もが知っている一大農業エリアなので、「なんで糸島に!?」って普通は思いますよね。

実は奥様が台湾出身で、最初は北海道に住もうと思ったけど、寒すぎて住めなかったので、台湾と北海道の中間・福岡の糸島にいらっしゃったそうです。
「そうか、糸島は台湾と北海道の中間か!」って妙に感動したのを覚えています。笑。
確かに、台湾は常夏って感じですからね。北海道はけっこうしんどいかもしれません。笑。

農地は桜井神社の近くにあります!

岡さんと私たちの出会いは、私たちの世界一周報告会&国際交流イベントにお客さんとして来て頂いたのが最初です。

縁って不思議なもんですねー。

友人たちと農園に遊びに行きましたよ!場所は桜井神社の近くにあります。休耕地を借りているそうですが、確か、糸島市役所経由で紹介してもらったそうです。
農地の持ち主さんもとても親切な方で、とても良くしてもらっているとのことです。

実は市役所は新規就農支援をけっこうやっていて、土地の紹介や補助金などのプログラムもあるようですが、ホームページ見てもやっている雰囲気は感じれません。苦笑。
でも親身になって色々協力してくれるらしいので、糸島で新規就農したい人はぜひ市役所を訪れてくださいね。

岡さんのこだわりとは!?

農地は以下の写真のような場所です。思った以上に広い!他にも近くに土地を借りているらしいです。

↓思った以上に広い農地
okafarm-1

okafarm-2

okafarm-3

まだ1年目なので、これから育てる品種を増やしていくそうですが、生で食べたオクラがうまかった!!!

↓オクラを生で食べる!
okafarm-8

okafarm-9

赤いオクラです。無農薬・有機栽培で育てているというので、安心感が違いますね。
味がしっかりしている上に甘みが強くてびっくりしました。

BLOF理論

岡さんは主に、徳島県にある小松島有機農業サポートセンターで科学的な農法を勉強されたそうです。
それだけでなく、日本各地でも様々な農家さんの元で勉強されています。

基本的に、BLOF理論に基づいた有機農業を展開されておられます。
特殊な分析装置を使って、作付け前に土壌分析を行います。
それを元に、育てる野菜にとって不足している養分だけを補うやり方です。
養分も有機肥料に限っており、化学肥料は与えません。

養分過多と養分不足、どちらも野菜と土壌に悪影響を与えます。
それを土壌分析することで、ミスジャッジをなくし、美味しい野菜を育てて、環境にも優しい農業を目指しておられます。

「食」が一番大事!

若いのに、このこだわりはすごいなと思って話を聞いてみると、岡さんはかつては食生活が本当にひどくて、そのせいで腸の病気になってしまったそうです。食生活悪くても、なかなか腸の病気まではならないので、相当荒れてたんだと思います。

そこから、「食」の大切さに目覚め、縁のあった徳島の有機農場で修行したとのこと。

私も皮膚炎があるので、食べ物にはできる限りこだわろうと思ってますが、ただ、今自分は健康だと思っている人にこそ、「食」にはこだわって欲しいなと思います。
体調悪い人が食事に気を使うのはある意味当然なのですが、正直健康を損なってからでは遅い!と思います。

今は「食のアレルギー」で苦しむ人も多いですが、自分は健康だと思っている人は、周りにそんな人がいても「かわいそうね〜」と思うぐらいで、自分事には捉えない傾向があるような気がします。実際自分も食のアレルギーはほとんどなかったので、人の話聞いても「そんなアレルギーもあるのね〜」ぐらいにしか思ってませんでしたが。。。

今は添加物や農薬だらけの食材や加工品が多く、人によって症状が出るか出ないかだけで、それらが人の体に与えているダメージは誰にでも等しいと個人的には思っています。花粉症みたいなもので、限度を超えて体の中に入り、適切に処理できなくなった人から、何らかの症状が出るのではないでしょうか。

私たちは30代ですが、東京にいた頃、周りの知り合いの子供たちの多くは何らかのアレルギーを持っていました。皮膚炎の子も多かったですが、食物アレルギーを持っている子も多かったですね。

翻って考えてみると、私たちのおじいちゃん・おばあちゃん世代の人たちもこんなにアレルギーで苦しんでいるでしょうか。。。
むしろ珍しいかもしれません。
お父さん・お母さん世代ではそこそこいますが、それほど多くない印象です。私たちの世代は結構多かったです。給食であれが食べれない、これ食べると蕁麻疹が出るという人は珍しくはなかったです。

もしかしたらダメージは世代を超えて受け継がれるものかもしれません。

ぜひ今健康な人にこそ「食」への関心を高めてほしいと思います。(以下のリンク先では糸島の農家さんも多数出荷されています。)

私たちは岡さんの野菜と、買ってきた果物を毎朝ミキサーにかけて、スムージーにして飲むのが日課ですが、岡さんの野菜を使うとお昼までなぜかお腹が減らない!という不思議な現象を目の当たりにしてます。

↓定期的に農園まで買いに行っています!
okafarm-11

これが、「スーパーで買った葉物」を使うと、すぐお腹減ります。笑。
理由はよく分かりませんが、農薬・化学肥料で育てた野菜は、無農薬・有機栽培されたものに比べて、栄養が半端なく少ないと言われていますから、
本能的に「もっともっと食べたーい!」って信号を送り出しているんじゃないかと思っています。

もしかすると、無農薬・有機野菜を食べ始めると、食べ過ぎずに済んで「ダイエット」にも効果てきめんかもしれません。
興味ある人はぜひチャレンジしてみてください。

農作業体験!

 

今日はニンニクを植えるための作業もお手伝いさせてもらいましたよ。

↓植えるためのニンニク
okafarm-5

okafarm-6

okafarm-7

今年収穫したものの中から、売りに出せない形の悪いニンニク片をピックアップして、再び植えると、そこからまた伸びてくるらしいです。
自家採種ってやつでしょうか。

その土地で育った種の方が風土になじみやすいといいますからね。ワイワイ楽しい体験でした。
農作業って一人でやっていると孤独ですが、みんなでやるとかなり楽しいです。ただしゃべってるだけとも言えますが。笑。

糸島には素敵な農家さんも多いので、今後もレポートしていきたいと思います。

MEMO

2019年現在、OKA Farmの岡さんの尽力で、糸島・筑前前原の飲食店が、こだわりの農家さんから直接野菜を仕入れる動きが出てきています。
organicfarmers - 1
飲食店・農家さん・グルメな人の3者が全員喜ぶような仕組みが、前原で出来つつあるので、私たちもできる限り協力したいと思っております。

明日も糸島を楽しみます!!

農園情報

農園名:岡ファーム
住所:糸島市志摩桜井
HP:https://www.facebook.com/oka.farm.itoshima/
(※2016年10月現在の情報です)

**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)