残念ながら閉店されておられます。
こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
加布里漁港に、私たちのとっておきのカフェがあります。その名は「踵屋敷(きびすやしき)」と言います。
私たちが2015年の一年間の世界一周旅行から帰国以来、オーナーの秋田さんに大変お世話になっております。
筑紫富士とも呼ばれる、美しい峰を持つ可也山を目の前にして・・・
秘密の隠れ家に迷い込んだら・・・
入り口にはこんもりと木々が生い茂っております。
場所は思いっきり港ですが、森の中にひっそりと佇む秘密の隠れ家のようです。
寒い季節には、暖炉に火が入り、暖かなゆらめきが私たちを迎えてくれます。
瓦が埋め込まれた土間も、浜辺に打ち寄せる波のようにリズミカルで、まるで音楽を奏でているかのようです。
誰かのアトリエに迷い込んだかのような・・・
秋田さんは絵を描かれます。オリジナルのイラストが描かれた「お品書き」はとても美しくて、見ているだけでも楽しめますよ。
屋敷に集う、愉快な「住民」たち
席に座ったら、屋根裏まで抜けた天井を見上げてみましょう。
規則正しく回転を続ける、梁からぶら下がる扇(せん)。
扇の上からは天井照明の光が注ぎ込まれ、扇はその光と影を床や壁にぐるぐると振りまいていきます。
光と影に映し出されるのは、屋敷に集う、愉快な「住民」たち。
雲の上を、羽の生えたドラゴンが飛んでいます。機械仕掛けでゆ〜くりと前後に動いております・・・
こちらは、糸島・加布里の羽川再生堂さんの作品です。
そしてもう一羽。
再生堂という名の通り、再生品を活用したオブジェも制作しておられます。
猫!
からくりおもちゃを見た後だったので、この猫もぽわ〜んと大きくなって、今にも動き出しそうな気配ですが、一応動きません。笑。
ちゃんと動く猫はこちら!
看板猫のミサです。人懐っこくスリスリ寄ってきます。
おー、可愛いのー。寒い冬は、じーっと暖炉の番です。先ほど「ちゃんと動く」って書きましたが、冬はほぼ暖炉の前で動きません。笑。
さて、人間の皆さまはこちらに集います!
カウンターでは、毎日、個性あふれる方々が入れ替わり、立ち替わり・・・
楽しそうに会話を弾ませています。
漁港が見える特等席です。かなり人気で予約される方もいるみたいです。
ちなみにランチは、なんと「干物定食」のみ!
(※月曜だけカレーが出ます)
地元の加布里漁港で干されたお魚は、旨味がギュッと凝縮されていて、ご飯と漬物と一緒に食べたら、これぞ日本の食だなという気がします。
オススメのカフェタイム!
私たちが大好きな、カフェタイム。
比較的空いていることもあって、ゆっくりしたい時や秋田さんと会話をしたい時には丁度良い時間帯です。
時には友人をお連れすることもあります。
特製のチャイやココナッツミルクティー、淹れたてのコーヒーを美味しくいただきましょう!
大きなマグカップに溢れんばかりのチャイが入っています。優しい味わい。
のんびりするのに最高です。
そして、ココナッツミルクティーにはブランデーを入れて飲むのもまた一興。大人の味です。
甘さ控えめの自家製ケーキで、至福のひと時です。
先日、カフェタイムに香港からの友人家族を案内しましたが、こだわりの内装にびっくり興奮して、猫に癒され、チャイやココナッツミルクティーを飲みながら、とてもリラックスした時間を過ごしていました。海外からのゲストにもオススメです!
夏季限定!超贅沢なかき氷
2018年夏より、カフェタイムに2種類のかき氷が登場しました。
それが本当に贅沢なかき氷で、どこでも食べられるものではありません。
ぜひ紹介させてくださいね。
↓かき氷メニュー表
かき氷「星野抹茶濃厚仕上げ」
まず一つ目は、玉露で有名な福岡県八女市の「星野製茶園」さんの抹茶を贅沢に使ったかき氷です。
↓星野抹茶濃厚仕上げ
お茶会に使うような、濃厚でトロトロした抹茶をたくさん使っております。
北海道産のあずきも贅沢に乗っています。
↓別の角度から
山のように盛り上がっていますね。
すごい迫力です。
一口食べて、その濃厚さに圧倒されます。
普通はすすって飲む抹茶を、そのままかき氷にしたような味わいで、「抹茶を食べている」ような不思議な感覚になりました。
普通のかき氷ならば、底の方までシロップがかかっておらず、ただの氷状態になっている場合も多いですが、踵屋敷の抹茶かき氷は最後の最後まで、抹茶の濃緑を失いません。
美味しいです。
↓和菓子「桃」
かき氷には、さらに上生菓子が付きます。
この日は「桃」でした。
つやつやしていて可愛い。
職人技が生きていますね〜。
これは八女の老舗和菓子屋「きくや」さんの特製生菓子です。
食べるのがもったいなくて飾っておきたくなりましたが、結局、遠慮なく頂きました。
甘さ控えめでとても食べやすかったです。
かき氷「和三盆糖黒みつ深煎りきなこ」
さて、お次は、きなこのかき氷です。
個人的にきなこが大好きなので、興味津々な一品です。
↓和三盆糖黒みつ深煎りきなこ
「黒須きなこ」という国産きなこをしっかりと煎って、最高級の砂糖である「和三盆」を使って練った黒蜜を贅沢にかけて食べます。
もちろんあずきも入っています。
↓別の角度から
やっぱり山盛り。
一口食べると、ふわっと深煎りきなこの香ばしい香りが鼻を抜けます。
黒蜜をかけなくても、あずきの甘さときなこの香りだけでも十分堪能できます。
↓黒蜜と生菓子
ただ、やっぱり黒蜜もかけたくなりますよね。
そして、今度の上生菓子はなんと「スイカ」です。
すごい!
どうやって作ったんだろう?
皮の濃淡まで見事に表現しています。
和菓子だけでも相当な価値があります。
↓黒蜜を回しかけながら
黒蜜をしっかりと回しかけて食べます。
うわっ、ますます美味しい!
濃厚な黒蜜が、かき氷とあずきときなこを一かたまりにするので、全てが渾然一体となった口溶けが楽しめます。
贅沢〜。
黒蜜は和三盆を使っているのでとても上品でくどさがないのも食べやすいですね。
美味しい。
↓凝りに凝っているスイカの和菓子
スイカをカットすると、なんと、中身が赤い!!
実は種まで表現されています。
しかも!薄皮の白い部分まで!
もはやフィギュアの世界ですね・・・
すごすぎます。
夏季限定ですが、贅沢なかき氷をぜひお楽しみください。
『踵』を返してお家に帰ろう
踵屋敷という店名には、「人間色々なことがあって、疲れていたり、気落ちしたりすることもあるけど、ここに来て少しでも元気になって、『踵』を返して自分のお家に帰ってもらいたい」という秋田さんの想いが込められています。
加布里湾の夕焼けはとても美しい。
「さぁ、リフレッシュしたし、また明日からも頑張るか!」
そんな気分になりたい時に、オススメです。
明日も糸島を楽しみます!!
店舗情報
店名:踵屋敷
営業時間:11:00-日没まで
定休日:火曜
住所:糸島市加布里1119
HP:http://kafuri-kibisu.com/
地図:
(※2017年1月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)