こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
田園の中のカフェ
福岡市と糸島市の境にある、王丸山の麓にワイルドベリーというカフェがあります。
隔週で無料のコンサートを開くなど、精力的に文化的な活動をしておられるお店です。
のどかな田園風景の中、のんびりお茶してきましたよー。
重厚感あふれる大きな瓦屋根が目に飛び込んできます。光を跳ね返す様が落ち着きを感じさせます。
ただのカフェとは思えないですね。
広々としていて、玉石が埋め込まれた床がモダンな雰囲気を感じさせます。
ゆったりした気分でみなさん、楽しそうに談笑されております。
グループで来るのにちょうどいいですね。
大きな窓のすぐ外には田んぼが広がっています。訪れた時期はちょうど田植え前だったので、土が見えてますが、稲が植えられれば、溜められた水面に青空が映り込んで、これぞ日本の田舎という田園風景が広がることでしょうねー。
コーヒーはすぐ近くの、美味しい湧き水を使って淹れておられるので、透き通るようなさっぱりとした味わいです。
糸島の山側は湧き水に恵まれていて、とても羨ましいですね!
隣接する建物は実はギャラリーになっていて、水野浚治(1915-2006)さんという切り絵作家の作品と、立花健吾さんというステンドグラス作家さんの作品が展示されています。そして、生野眞好さんの邪馬台国研究所も併設されています。
水野浚治さんはアメリカ・ワシントンDCにある国会図書館で切り絵の本が永久保存されるほど有名な方のようです。
ギャラリーは日曜・祝日の12:00-16:00しか開いていません。(カフェは他の日時でも開いてますよ!)
また邪馬台国研究所では、月始めの第1日曜日朝10:00~12:00に参加費1000円で研究会を開催されておられます。
かなり文化的香りのするカフェです!
ケーキ工房やワイン屋さんも!
ワイルドベリーには少し離れた場所に別棟があって、そこではケーキとワインが売られています。
↓ケーキショップとワイナリー
おお!こんな糸島の山手でワインを売っているお店がある!ってかなりびっくりします。
ワインも蘊蓄があって、ヨーロッパでは一種の文化ですから、やはり「文化」にこだわりがあると見受けました。
とてもユニークですね!
チーズケーキの「伊都の恵み」と「雷山の恵み」はかなり美味しそう!
カフェで食べたかったのですが、どうもこれらはカフェでは提供していないようです。
日本の牧場で作られた手作りチーズを使っておられるようです。「ワインにも合う味」というおすすめ具合で、だからワインとチーズが一緒に売られているのかなと思いました。色々な要素がワイルドベリーにはありますが、それぞれが少しだけ関連があるのだと思います。
無料コンサートが380回以上!!
ワイルドベリーのすごいところは、隔週の土曜日に「無料コンサート」を開催している点です。(要ケーキセット850円オーダー)
ホームページで確認すると、2000年からの開催で、2017年7月15日(土)がなんと、第388回目!
本当にすごいです!
実は、ワイルドベリーのオーナーさんは、福岡大学商学部教授の水野博志さんという方です。
切り絵作家の水野浚治さんはお父さんとのこと。もともとは切り絵のためのギャラリーがワイルドベリーのスタートでした。
商学部の先生が、実際に商売をしてみて、理論より「志」が大事とおっしゃるのは、非常に含蓄がありますよね。
ワイルドベリーの周辺には本当に古墳ばっかり!
文化とは歴史の積み重ねなのかもしれません。
つい最近起こったようなブームであっても、その下地はずいぶん昔から整っていて、そのおかげで花開いたこともあるでしょう。
糸島というエリアも現在にわかに脚光を浴びていますが、1000年、2000年以上前からこの地には人が住んでいて、大陸との交渉の窓口として機能していた時代だってありました。
その時代を受けて今があると実感できるのは、やはり過去の遺跡を目の前にして、今の風景を目に焼き付けたときでしょう。
ワイルドベリーでのんびりコーヒーを楽しんで、地域を散策するのも面白いと思いますよ!
店舗情報
店名:田園喫茶ワイルドベリー
営業時間:11:00-18:00
定休日:火曜日、12/31-1/3
住所:福岡県糸島市末永541
HP:http://www.dozochain.com/
地図:
(※2017年7月現在の情報です)
明日も糸島を楽しみます!!