世界一周旅行の軌跡3「東ヨーロッパ編」

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こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

2014年12月から2015年12月にかけての1年間、私たち夫婦は世界一周旅行を行いました。
合計23カ国93都市を訪れ、本当に貴重な経験や出会いがあった有意義な旅でした。

私たちの旅のテーマは以下の二つ!!

  1. 「人と出会う旅」
  2. 「暮らすような旅」

わざわざ地球の裏側に行っても、観光名所はパスして、Airbnb(民泊)やWorkaway(ボランティア)を駆使して、学びや気づきを大切にした旅でした!

今、のぎーの地元・福岡県糸島市でゲストハウスを営んでおりますが、私たちの価値観や接客に対する考え方には、世界一周旅行の経験が大いに生きていると断言できます。

世界一周旅行中は毎日一話以上ブログを書いていました。
おそらく365話以上ありますので、今、私のブログに触れた人はどれから読めば良いのか分からないと思います。

というわけで、以下に世界一周旅行の軌跡をダイジェストでまとめますので、ご参考ください。

中南米編西ヨーロッパ編に続き、東ヨーロッパ編です。
西ヨーロッパのイタリアを抜けたあとは、スロベニア、クロアチア、ボスニアとアドリア海沿岸を進みました。
それから、内陸のハンガリーに向かい、セルビア、ブルガリア、トルコと東へ進みました。
(下のイラストの赤部分が実際に訪れた国です)

東ヨーロッパには約2ヶ月滞在しました。

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東ヨーロッパに馴染みのない人も多いと思いますが、かつてユーゴスラビアという巨大な社会主義国(1991年解体)があり、現在は幾つかの国家に分裂しています。
社会主義の名残と、西側から入ってきた資本主義&EUの流れが混じり合う、不思議な魅力に溢れた地域です。

私たちの経験が誰かのお役に立てれば幸いです。

13ヶ国目「スロベニア」

スロベニアは、東ヨーロッパでは最も西側に位置し、経済的にも順調に発展している国です。
私たちは、観光客が多すぎて疲れてしまったイタリアから抜け出し、スロベニアでしばし休息をとることにしました。

ヨーロッパ有数のバカンス地・ブレッド湖でリラックスタイム♪

スロベニアにブレッド湖という、絵に描いたような美しい街があって、そこはヨーロッパでも有数のバカンス地として知られています。
私たちが滞在中も、ヨーロッパ各地から多くの人がのんびりしに、ブレッド湖にやってきていました。

↓ブレッド湖
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綺麗な湖の小島に白い教会が建ち、山々に囲まれたブレッドは、おとぎの国に迷い込んだかのような、メルヘンチックな街です。

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どこを切り取っても絵になります。

また良い人が多いのも特徴で、荷物を持って宿に向かって歩いていたら、「君たち、その宿は遠いよ。車に乗って行きなさい」と連れて行ってくれる人や、散歩中に急に話かけられて「ブレッドは本当に良いところよ。来てくれてありがとう!もし何か困ったことがあれば連絡ちょうだい」と電話番号とメールアドレスが書かれた紙を渡してくれた人もいました。

↓親切なブレッドの人たち
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そんなことあるんだ!!とびっくりしました。
また来たくなりますね〜。

あとブレッド湖はクリームケーキでも有名。

↓クリームケーキ
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ケーキは絶品でした!

そして夜はヨーロッパから若手で実力のある音楽家たちを招いてのコンサートが開催されていました。
若手ゆえにリーズナブルに楽しめます!
他にも頻繁に音楽・アートイベントを街ぐるみで開催しているようです。

それだけでも十分楽しく、しばらく滞在したくなります。

あまりお金をかけずに、しかも肩肘張らずに、芸術に親しめる街です。

癒しのブレッド湖でした。

Bled - 26cafe5 名門ホテル「Vila Bled」のカフェで優雅な午後を!ブレッド湖散策 , Bled , Slovenia

MEMO

【スロベニアでの学び】

肩肘張らず、背伸びしない、快適で美しい街。
そんな場所もバカンスには向いている。
「地元」が好きな人が多いと、観光客もその街が好きになる不思議。

14ヶ国目「クロアチア」

お次はクロアチアです。

透明度抜群の湖!プリトヴィッツェ国立公園

東ヨーロッパの国々は山がちな地形の影響で、とにかく水が綺麗で美味しいところが多いのが特徴です。
中でも、クロアチアのプリトヴィッツェ国立公園は、その湖の透明度の高さと圧倒的な広さから、東ヨーロッパ随一の観光名所とも言える場所です。

↓プリトヴィッツェ国立公園
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透明度が高く、エメラルドグリーンの湖は、底から光でも発しているかのような幻想的空間です。
そんな世界が、歩けば5〜6時間もかかるような広いエリアに広がっています。

↓自然の美
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ものすごい青の世界でした。

Zagreb - 104waterfall3 幻想的な世界へ!世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園 , Zagreb , Croatia

魔女の宅急便で有名な、ドブロブニクの旧市街

それからもう一つの観光名所「ドブロブニクの旧市街」へ!

↓ドブロブニク
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アドリア海に面した、赤い瓦屋根が印象的な城壁都市です。
ジブリアニメ「魔女の宅急便」の舞台イメージがドブロブニクだと言われています。

↓城壁の上を散策
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本当は一泊するつもりでドブロブニクへ来たのですが、あまりの観光客の多さと観光客料金が目に付いたので、やめました。

↓巨大フェリー
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港には巨大なフェリーが横付けされて、一度に大量の観光客が旧市街になだれ込みます。
そういう客は買うものや食べるものの質や値段には無頓着な場合も多く、徐々に街の物産店や飲食店の低レベル化が進みます。

パリやローマなどの大都市でもすでに起こっていた事態ですが、クロアチアのドブロブニクでもか・・・と愕然としました。
おそらく住民もここまでくると生活に支障をきたすので、あまり喜んでいないのではと想像しました。

観光の難しい点です。

Dubrovnik - 102mountain 魔女の宅急便の舞台!?「日帰り」でドゥブロヴニク観光! , Dubrovnik , Croatia

MEMO

【クロアチアでの学び】

多くの人に知ってほしい魅力がある!
でも、来すぎると、逆に自分たちが困る!
程よい観光都市を心がけねば!

15ヶ国目「ボスニア・ヘルツェゴビナ」

ボスニアは、内戦のイメージもあるので、ほとんどの日本人がどんな場所なのか全く想像がつかない国だと思います。
私たちは友人のアミラに会うために、ボスニアの首都サラエボを訪れました。

サラエボで、友人のアミラに街案内してもらう

サラエボは、イスラム教文化とキリスト教文化、そしてユダヤ教や正教会の文化も混じり合う、複雑でとても豊かな地です。

↓サラエボの街を見下ろす
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↓賑わう旧市街
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↓伝統工芸の職人さん
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食に関しては、オスマントルコ帝国時代の影響も強く感じます。

↓炭火を使った、伝統的な料理を出すレストラン
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料理はリーズナブルな上にとても美味しいです!
やっぱり文化が交わる場所の料理はとてもうまい!

↓友人のアミラ
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私たちが東京にいた頃、国際交流ボランティアをしていたのが縁で、アミラとは知り合いました。
東京には東ヨーロッパ出身者のコミュニティがあって、ハイキング行ったり、お茶したりして楽しんでいました。

日本の大学を卒業後に、アミラは母国のボスニアに帰ったので、久々の再会になりました!!
嬉しいですねぇ。

↓ご自宅へ行ったり、レストランに行ったり
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一緒に街を歩いたり、ご自宅で食事会を開いてもらったり、オススメのレストランに行ったり。
アミラには本当にお世話になりました。

ボスニアは内戦後、世界的に見てもずっと経済が落ち込んだ状態です。

「ボスニアには今仕事がないから、世界中に素晴らしい才能を持った人たちが散らばっているの。彼らはいつかは故郷に戻って、ビジネスをしたいと思っているから、そんな下地を作っていけたらと思っているわ」

そうアミラが語っていたのが印象的でした。
本当に素晴らしいです。

Sarajevo - 090friend ボスニアで奇跡の再会&また会う日まで! , Sarajevo , Bosnia and Herzegovina

サラエボの平和

サラエボはとても気に入ったのもあって、2週間近く滞在しました。

1990年代は内戦もあって、本当に多くの被害が出ました。

↓未だに弾痕が残る建物や慰霊碑
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内戦はユーゴスラビア崩壊に伴うものでしたが、ユーゴ時代は民族融和・宗教融和が最もうまくいっていたボスニアが一番の被害を出すとはなんとも皮肉な結果でした。

↓内戦の展示をするギャラリー
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内戦の展示が行われているギャラリーで見た内戦時の動画では、小さな子が英語で「私はモスクにも行くし、教会にも行く。なんで戦争が起こったかわからないの」と言っていたのが記憶にあります。

多くの市民も同様だったと思います。

↓町中を埋め尽くす、お墓
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墓地に埋葬する時間がなかったので、町中に墓地が作られています。
かなり異様な光景です・・・

内戦の傷跡は深く、ボスニアの失業率は40%を超え、世界有数の景気の悪さを示しています。

こう書くと、どれだけ治安の悪い場所なんだろうと思われるかもしれませんが、むしろ超が付くぐらいに「安全」な雰囲気に溢れています。

↓夜の旧市街
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夜の旧市街は賑やかで、小さな子供たちもワイワイ楽しそうにやっています。
世界を周ってみると、本当に危険な街では、夜に子供が外出するなんてありえない光景です。

サラエボはむしろ笑顔に溢れています
貧しいにも関わらずです。

それだけボスニアの人は「平和」を噛みしめるように大切にしていて、「家族と過ごす時間」を重視しているのです。

その昔、東京にいた頃、アミラに「ユーゴスラビアという国は無くなったけど、その時国民は何を信じればいいんだい?」と聞いたことがあります。
日本にいると、もし日本という国が崩壊するとどうなるか、その姿が全く想像できなかったので、聞いてみたのです。

するとアミラは即答でこう答えました。

家族よ

そういえば、グアテマラでもスペイン語の先生フリオとそんな話になりました。

家族が第一
分かっているようで、普段意識できていなかったなぁと反省しました。

貧しくても家族を大切にする姿勢を徹底するボスニアの人々を垣間見て、平和の有り難みを感じました。
戦争と平和について考えたい人は、サラエボに1週間くらい滞在したらいいと思います。

Sarajevo - 26mountain サラエボで感じる内戦の爪跡と未来 , Sarajevo , Bosnia and Herzegovina

MEMO

【ボスニア・ヘルツェゴビナでの学び】

内戦を経てからの平和の尊さ。
家族を大切にする姿勢。
日本にいるとうっかり忘れてしまいそうな大切な話を思い起こさせてくれるのが、ボスニアだ!

16ヶ国目「ハンガリー」

それからハンガリーへ向かいました。
ハンガリーはヨーロッパにあって、民族的にはアジア系の人たちが作った国です。
ゆえに、日本びいきのハンガリー人も多く、かつ東ヨーロッパの起点ともなる便利な街なので、日本人にとっては居心地の良い場所でもあります。

東京時代の友人トマスくんが住んでいるので、会いに来たのですが・・・

友人野中さんが急遽東京からブダペストへ!旅人仲間も大集合!

首都ブダペストは活気があって、古き良きヨーロッパを表す景観も美しく、しかも温泉に入る文化もあります。
ヨーロッパにあるアジアという雰囲気が面白いです。

↓首都ブダペスト
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夜は夜で魅力的。
旧市街を再開発した、レストランストリートがブダペストの市民の憩いの場。
開放的で、食事もうまく、大にぎわいです。

↓レストランストリート
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ハンガリーに向かう数日前、「次の国はハンガリーです」とフェイスブックで投稿したら、なんと東京在住のお友達野中さんが「私も行きたい!」と急遽、飛行機のチケットを買って、ハンガリーに来てくれました!

そんな展開あるんですね!びっくり!
もともと国際協力の仕事でハンガリーに長期滞在した野中さん。
行動力もすごいです。

友人トマスくんに会う日は、メキシコ&グアテマラで会って以来の旅友達のケントさん&そえちゃんと、セルビア・ベオグラードの鉄道駅でたまたま出会ったまささん&まちこさん夫妻も、ちょうどブダペストにいて、友人のハンガリー人たちも誘って、みんなで食事会を楽しみました!

↓食事会の様子
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SNSの有り難みを感じました!

ついでにブダペスト観光も一緒に出来て、本当に面白い1日でした。
日本人で旅行先にハンガリーを選ぶ人はそれほど多くないかもしれませんが、ハンガリーはアジアがルーツの人も多いので、かなり親日的です。
その居心地の良さを気にいる日本人は多いと思います。

Budapest - 42everyone 奇跡の全員集合!@ブダペスト , Budapest , Hungary

ヤースベレーニで、民族音楽のフェスティバルに参加!

ハンガリー通の野中さんが来たので、普通の日本人は知らない場所へ連れて行ってもらいました。
ありがとうございました。

私たちはブダペスト郊外のヤースベレーニ村へ向かいました。

ここでは、年に一度の民族音楽フェスティバル「チャンゴーフェスティバル(Csango festival)」がちょうど開かれていたのです!

↓ヤースベレーニ村
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チャンゴーとは、現在のルーマニアのトランシルバニア地方をルーツに持つハンガリー系民族を指します。
ヨーロッパの国々の国境線は幾度となく変更を余儀なくされてきたので、民族文化が分断されている場合があります。
それをつなぎとめて、未来へ発信していくのがチャンゴーフェスティバルです。

またインドのラジャスターン州を発祥とする「ロマ人」の影響も強くハンガリーには残っています。
ロマは、歴史の流れで西へ西へ向かい、トルコではベリーダンスを生み出し、ハンガリーなど東ヨーロッパではクラシック音楽に影響を与え、スペインではフラメンコを作り出しました。

チャンゴーフェスティバルでは様々なルーツを持つダンスや音楽を存分に堪能できました。

↓チャンゴーフェスティバル
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朝から晩までずっと踊って、歌って。
とにかくエネルギッシュ。疲れ知らずです

離れ離れになった人たちに「俺たちはここにいるぞ!」と叫んでいるかのようでした。

Jaszbereny - 11live 年に一度の、ハンガリー民族舞踊の祭典「チャンゴーフェスティバル」! , Jászberény , Hungary

MEMO

【ハンガリーでの学び】

ハンガリーは東ヨーロッパの拠点として便利で、最適!
人が集まっては散っていく。
豊かな文化の発信源としてもっと注目したい国

17ヶ国目「セルビア」

それからセルビアです。
旧ユーゴスラビアにおいて中心的な役割を果たしたのがセルビアでした。

ソンボルで、友人アルマとヨガトレーニングに参加!

ちょうど東ヨーロッパを楽しんでいたら、フェイスブックで友人で、東京在住のセルビア人・アルマの「ヨガの特別トレーニングのために、セルビアにしばらく戻ります!」との投稿を発見。

詳しくスケジュールを聞いたら、合流できそうな雰囲気があったので、「私たちも行ってもいい?」と聞いたら、「OK!」との返事が!

それで私たちもヨガのトレーニングを特別に受けさせてもらえるようになったのです!
アルマに感謝です!

↓友人アルマ
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場所はソンボルという、歴史ある小さな街でした。
観光で行く日本人はほとんどいないでしょう。

↓ソンボル市内の様子
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中世からの歴史と、社会主義時代に整備されたと思わしき、緑あふれる美しい街並みが印象的な街で、思った以上に居心地が良い場所です。

そんな街の住宅街の一角にヨガスタジオはありました。

↓ヨガスタジオ
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ヨガスタジオには広い芝生のお庭があって、晴れた日にはそこでヨガをすることも!

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ピラティスのインストラクターでもある佳奈は感動して、「こんな場所でレッスンしたい!」というのが一つの夢になりました。
偶然、勢いで訪れた場所ですが、思った以上に深く心に残りましたね。

↓ヨガの先生
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先生はじめスタッフの方には大変お世話になりました。
全くわからないセルビア語でヨガのレッスンを受けるのもとても面白い経験でした!

Sombor - 04yoga1 友人に再会!まさかのセルビアでヨガレッスン!! , Sombor , Serbia

MEMO

【セルビアでの学び】

直感や勢いを大切に!
思った以上に深い影響を受ける可能性だってある!

18ヶ国目「ブルガリア」

ブルガリアはヨーグルトのイメージですね。
実際、ヨーグルトでした。笑。
ただ、ヨーロッパの文明の源流はブルガリアなどの黒海沿岸にあるので、深い歴史のある、魅力ある国でもあります。

欧州文化首都!世界最古の都市・プロブディフを探検

6000年以上の歴史を持つのがプロブディフです。
世界最古の都市の一つでもあります。

↓旧市街から街全体を望む
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至る所に遺跡が残り、歴史の深さを感じさせます。

中でも強烈なのがローマ時代の遺跡です。

↓ローマ時代の円形劇場
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未だに現役で使われている劇場です。

さらに強烈なのが、中心市街地の地下に埋もれる、ローマ時代の競技場の遺跡です。

↓ローマ時代の競技場
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ものすごいビジュアルです。
今のメインストリートは、かつての競技スペースの「真上」で、今建物が建っている場所は、かつての観客席です。

想像しやすいように、昔の競技場の模型もありました。

↓競技場の模型
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衝撃的でしたね。
地層のように、6000年にわたる各時代の遺跡が重なり合って、現代を生きています。

そんなプロブディフは2019年の「欧州文化首都」に指定されています。

↓欧州文化首都
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日本ではあまり知られていませんが、欧州文化首都は30年以上の歴史があるEUの取り組みで、「観光収益などの経済効果ではなく、EU市民の共存と共生を目指す」のがコンセプトの文化と芸術の祭典です。

厳しいコンペティションを勝ち抜いた2都市が毎年選ばれ、EUの予算が集中投下されて、1都市の文化予算では到底できないような、1年間を通じた文化・芸術イベントが開催できます。

たまたまプロブディフを訪れて知った欧州文化首都ですが、ヨーロッパではとても認知度の高いイベントで、市民の自尊心の向上につながったり、観光客が増えたりといった効果が出ます。

欧州文化首都に選ばれるには、市民参加が不可欠で、またイベントのテーマや運営者、芸術家なども欧州全体から選ぶ必要もあります。その都市への文化・経済・社会的影響が単発で終わってしまうようなプログラムも拒否されます。

調べれば調べるほど「ん??これはオリンピックよりすごく出来の良い取り組みじゃない?」と思うようになりました。

オリンピックで作られる建築物やインフラは、大会後は維持費が見合わない場合が多いからです。
現実的に首都級の都市でなければ、オリンピックは開催できないでしょう。

でも欧州文化首都は数万人の人口の都市でも選ばれます。これは俄然楽しいですよね!

それに関係しているのかどうかは分かりませんが、プロブディフの街中には面白いアートで溢れていました。

↓街中のアート作品
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色彩の組み合わせに東欧っぽさを感じます。

ついつい私たちは次の時代は中国だ、いやインドだ!と新興国の状況が気になります。
しかし、やっぱりヨーロッパは「先」を行っています
真似したくなることがいっぱいありますね!

Plovdiv - 04roma1 6000年の歴史ある都市プロブディフ観光ツアーに参加! , Plovdiv , Bulgaria

小さな村・ドブリドルで、オーガニック農園のお手伝い

プロブディフ郊外の本当に小さな村・ドブリドルへ私たちは向かいました。
ワークアウェイ(Workaway)を利用して、オーガニック農園のお手伝いをするためです。

↓ドブリドル村
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↓農園とボランティアのみんな
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すごかったのは、オーナー夫妻が出産のために農園におらず、ボランティアたちしかいなかった点です。
私たちは最後までオーナーに会えず仕舞い。笑。

それでも野菜を収穫して、街のマーケットで販売して、農園が回っていくのだから不思議です。

農園では野菜の収穫を手伝ったり、ドライトマトを作ったりしていました。

↓農園での作業の様子
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なんとお風呂が農園にはなかったので、近くの川に「入浴」しに行ってました。笑。

↓今日のお風呂
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ヨーロッパに来てこんな原始的な暮らしをするとは思ってなかったです。笑。
世界でも古い歴史を持つブルガリアという国を感じた瞬間でもありました。

Dobri dol - 03tomato ブルガリアの農園でドライトマト作りに挑戦! , Dobri dol , Bulgaria

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【ブルガリアでの学び】

ヨーロッパ最古級の歴史を持つ地域で、
「欧州文化首都」という最先端の取り組みを知る。
そして、オーガニック農園での原始的な暮らし。
ヨーロッパの振れ幅の大きさを垣間見て、
もっと真似すべきことがたくさんあるなと感じた。

19ヶ国目「トルコ」

トルコはヨーロッパなのか西アジアなのか迷いますが、トルコ自体はヨーロッパの国との認識のようです。
それくらい絶妙な位置取りをしていて、オスマントルコ時代に世界に強烈な影響を与えたのがトルコです。

イスタンブール・アジア側で世界三大料理を堪能!

トルコ最大都市のイスタンブールには、インドビザを取得するために2週間滞在しました。

明治時代に、和歌山沖で座礁したトルコの軍艦を日本人が無償で救助を行った件が契機となり、トルコ人は親日家としても知られています。(滞在していると、それは本当だ!と思いました)

↓フェリー移動が基本のイスタンブール
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ボスポラス海峡をまたいで、ヨーロッパ側とアジア側に分かれる大都市で、ローマ帝国、ビザンティン帝国、ラテン帝国、オスマン帝国の首都でもあった、世界の歴史上もっとも重要な都市の一つです。

世界中からの文化が流入するため、当然食事も美味しく、トルコ料理は世界三大料理とも言われています。

私たちは、観光客より地元のトルコ人が憩うアジア側の雰囲気が気に入り、2週間ほとんどアジア側のAirbnb(民泊)を利用して、暮らすようにイスタンブールの街を楽しみました。

↓トルコ料理の数々
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もともと中央アジアに住んでいた民族ですので、羊肉料理の他に、煮込み料理、ヨーグルトを使った料理、それから海の幸を生かした料理など、とにかくあらゆる食文化を吸収&ミックスした、幅広いのがトルコ料理の特徴です。

中でも小麦の発祥の黒海沿岸の都市らしく、パンが抜群にうまいです!

↓パンのレベルは最高級!
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未だに薪窯を使って毎朝焼き上げたパンは中はふんわり、外はカリッカリで、フランスやスペインで食べたパンを凌ぐほどの美味しさでした。
パン職人は一度イスタンブールに遊びに行くのをお勧めしたいです。

Istanbul - 123pan2 イスタンブールの隠れた魅力!オススメの美味しいパン屋、厳選4店! , Istanbul , Turkey

イスタンブールでウイグル料理を満喫!

イスタンブールでは、佳奈の元同僚で、ウイグル出身のアブレットさんにお会いしました。
トルコ民族のルーツの一つは中央アジアのウイグル周辺だと言われており、親しみやすいのか、多くのウイグル出身者がトルコに暮らしています。

↓アブレットさんと!
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イスタンブールには多くのウイグル料理屋さんがあって、お勧めのお店に連れて行ってもらいました。
ウイグル料理は日本人には馴染みがありませんが、「最古の麺料理」とも言われるラグメンなど、深い歴史を持っています。

ラーメンやうどんのルーツは中央アジアにあるんですね〜。

↓ラグメン
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↓ウグレ
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う、うまい!!
ラグメンはあんかけ手打ちうどん、ウグレはウイグル風手打ちラーメンと行ったところですが、麺はもちもちで、具材・スープともうまく絡んで、絶品の味わいです。
こんな美味しい料理があるとは!!

あまりに感動して、イスタンブール滞在中にウイグル料理を3回くらい食べに行きました。笑。
いや〜、美味しかった!

ユーラシア大陸中全体から、人や文化が流入し融合したのがイスタンブールなんだろうなぁと、感慨にふけりました。

Istanbul - 44leghmen トルコ人の故郷!?イスタンブールで「ウイグル料理」を食べる! , Istanbul , Turkey

MEMO

【トルコでの学び】

ユーラシア大陸の東側と西側が出会う場所がトルコ・イスタンブール
そのダイナミックさは想像以上で、世界の一つの中心とも言える。
日本人はもっとトルコに注目して良いと思う。

次は最後のアジア編です!
お楽しみに!

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