「Diretta(ディレッタ)」糸島の純手打ちパスタ専門店!

diretta外観

今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!

糸島・前原(まえばる)商店街に、とてもユニークなお店が2019年4月に誕生しました。
純手打ちパスタ・タリアテッレの専門店「Diretta(ディレッタ)」です。

そば打ちのように、麺打ち棒で生地を伸ばして作っていきます。
そのようなやり方でタリアテッレを作るのは日本でも一握り!というとても貴重なお店です。

「想い」を直接届けるパスタ屋

筑前前原駅から徒歩8分の距離にお店はあります。

外観

ディレッタ外観1
外観
ディレッタ入り口
入り口

お店は雑居ビルの1階にあります。
木を生かした温かみのある雰囲気です。内装を請け負ったのは地元の木工職人アコーデオンさんです。

ディレッタさりげない看板
さりげない看板

看板はめちゃくちゃさりげないので、見落とさないでくださいね。
Diretta」の文字を書いたのは、糸島在住のカリグラフィー作家・初島さつきさんです。カリグラフィーとは西洋書道のことですね。

そしてDiretta(ディレッタ)とはイタリア語で「直接の」という意味があります。英語にするならばDirectです。
食材の生産者を含め、お店に関わるすべての人の想いを直接、お客さんに伝えようという意思が込められています。

内観

ディレッタ内観
内観

カウンターメインの店内です。
ピカピカに磨かれた厨房のステンレス壁が印象的です。

ディレッタ食器
並べられた食器類

カウンターには様々な作家ものの食器類が並んでいます。
もちろん糸島の作家さんの作品です。
多くの食器はディレッタから徒歩1分の「ここのき」さんでも取り扱っています。
ディレッタさんでは使いたいお皿やカトラリーも自分で選べます。
まるでショールームのようです。

小上がり席
小上がり席

お店の奥には小上がり席がありますので、グループや家族での利用に最適です。

メニュー表

メニューは多くはありません。
オープンしてそれほど時間が経っていないのもありますが、店主・中村さんが作る純手打ちパスタ・タリアテッレは、機械を使わず、すべて手作業で作りますので、1日20食が最大だからです。

ディレッタフードメニュー
フードメニュー

メニューが少ない代わりに、びっくりするほど素材にこだわっておられます。
糸島のオーガニック農家さんの野菜を中心に、店主自ら食材調達に駆け回っておられます。

クラフトビール
クラフトビールも!

タリアテッレに合うように、美味しいクラフトビールも揃っています。
クラフトの瓶ビールはとても高いので、シェアOK!!というもの嬉しいですね!

ソフトドリンク
ソフトドリンク

ソフトドリンクもこだわりまくりです!
多分、今まで飲んだ経験がないような、ユニークな飲み物ばかりです。

テンションが上がりますね!!

純手打ちパスタ(タリアテッレ)&クラフトビール

六角形タイル
六角形タイル

内装も細部に渡って美しいです。
神は細部に宿る」と言いますからね〜。

タリアテッレとは

出来立てタリアテッレ
打ち上がったばかりのタリアテッレ

タリアテッレはイタリア北部で用いられるパスタの一種である。細長いリボン状で厚さ1ミリメートル、幅は8ミリメートルほど。ボローニャではミートソースであえるのが定番。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%AC

日本ではスパゲッティーと呼ばれる、細いストロー状のパスタが一般的ですが、本場イタリアでは地域性を生かした様々な形をしたパスタがあり、もちもち感の強いタリアテッレはとても人気がある形です。

ディレッタさんでは、店主の中村さんが直々にタリアテッレの説明をしてくれます。

手打ちなので舌触りがよく、表面がザラザラしていて、ソースもしっかりと絡みます。ディレッタさんのタリアテッレは機械すら使いませんので、麺は真っ平らではなく、厚みと薄みがあるため、食感の変化も楽しめます。

福岡・八女産の小麦を八女の製粉所で加工した、正真正銘の福岡産の麺になります。
卵はつまんでご卵という糸島のブランド卵で、「にぎやかな春」という直売所で販売されています。

クラフトビールを飲みながら・・・

クラフトビール
クラフトビール
セゾン
ホフテンドルマール醸造所「セゾン」

パスタができるまで、クラフトビールを飲みながらゆっくり待ちましょう。
今回頼んだのはホフテンドルマール醸造所の「セゾン」という、フルーティーで飲みやすいビールです。

食材の生産者さんたち

食材を仕入れている生産者さんたちのチラシ

お店の一角には、糸島を中心とした食材の生産者さんたちのチラシが置いてあります。
いでやさいさん、チーズ工房TAKさん、トマト農園の西農園さん、Le Jardin Potagerさんなどなど。

地産地消の美味しい食事(サラダ・パスタ・デザート)

クラフトビールを飲みながら、のんびり待っていると、まずはサラダが運ばれてきました。

サラダ(いでやさい緑豆ミックスのソテー)

いでやさい緑豆ミックスのソテー
いでやさい緑豆ミックスのソテー

自然農を糸島で営んでおられるいでやさいさんの緑豆を使ったソテーです。付け合わせのパンは、なんと自家製です。

選べるカトラリー
選べるカトラリー

カトラリーを選んで、さぁ、実食です!

ソテーにはラルドという、イタリア・トスカーナ産の背脂の生ハムを使っていて、脂の甘みが感じられます。
緑豆は野性味溢れる力強い味で、シンプルに塩・胡椒だけでも美味しくいただけます。
ラルドが効いていて、想像以上に広がりのある味わいです。

カンボジア産の胡椒
カンボジア産の胡椒

胡椒もしっかりこだわっておられ、カンボジア産の香り高い胡椒を使っておられます。

パスタ(ラグザーノチーズ・バター)

パスタを皿に載せる中村さん

パスタが出来上がりました!

ラグザーノチーズというシチリア産の半年熟成チーズをすりおろし、タリアテッレの上にたっぷりとふりかけてあります。

もちもち感

麺を持ち上げるだけでも独特のもちもち感が感じられます。
いいですねぇ。

口へ運べば、サクッとした歯切れの良さと同時に歯ごたえもあって、「パスタを食べている」感じがしっかりとあります!

美味しいです!

乾麺とは全く違いますね〜

スパゲッティーの場合、普通乾麺で細いので、どうしてもソースと具材の絡みを楽しむのがメインになりがちですが、純手打ちのタリアテッレは、麺を楽しめるパスタという気がします!

新しい世界です。

ディレッタさんのタリアテッレは、麺に甘みが感じられて、卵くさくなく、とても爽やかです。
1日15〜20食分を作るのが限界だそうですが、毎日一生懸命こねこねしておられます。だいたい15〜16時頃にこねている様子を外から見れるようです。

パスタ(西農園トマト・サンマルツァーノ)

店内には静かにジャズのレコードがかかり、落ち着いた良い雰囲気が漂います。

パスタ(西農園トマト・サンマルツァーノ)
パスタ(西農園トマト・サンマルツァーノ)

サンマルツァーノはイタリアでは代表的なトマトで、主に調理用として使われます。円筒形をしたトマトで、甘みが強いのが特徴です。

西農園さんのサンマルツァーノトマトを使い、Le Jardin Potagerさんのエディブルフラワー(食べられるお花)が載っています。

見た目も鮮やかでいろどり豊かですね。

トマトの濃厚な香りが口いっぱいに広がります。
うまい!
麺とソースもしっかり絡んでいるので、お皿にソースが滴るように残りもしません。
他ではなかなか味わえないパスタです。
素晴らしい。

デザート盛り合わせ

デザート盛り合わせ
デザート盛り合わせ

最後にデザートの盛り合わせです。

左上から時計回りに、セミフレッド、トマトジャムのアイスケーキ、高知産黒糖ゼリー、甘夏のビールシロップ煮です。

どれもとても美味しかったですが、中でもセミフレッドはとても美味しく頂きました。半解凍状態のアイスクリームですが、卵と生クリームの上品さが感じられました。
セミフレッドはそれほど冷たくないので、お腹が冷えなくていいですね。

店主・中村さんの想い

糸島出身の中村さんは、料理学校時代に大阪の超老舗イタリアン・アルトトリトーネさんで修行されます。

tritone - キタッラレモンソース2 大阪「アルトトリトーネ」超希少!完全手打ち生パスタのイタリアン

そこは日本にイタリア料理が入ってきた当初から営業されておられるお店で、手打ちでパスタを作る、とても稀少かつ、伝説的なお店だったのです。

そこから半世紀近く経た現在では、イタリア料理を日本に紹介するというより、そのエッセンスを取り入れて、地域性をもっと前面に出すべきじゃないかというのが、今、中村さんが考えておられるテーマです。

特に福岡は小麦の日本有数の生産地なので、可能性が広がっています。

私たちも一年間の世界一周旅行の際にイタリアには長く滞在し、イタリア人は「地元の食材の美味しさ・新鮮さ」を誇りに想い、大切にする気持ちが強いのを実感しました。

スローフードの発祥の地だけありますね〜。

地産地消にこだわる中村さんの想いは素晴らしいと思います。

麺打ちの様子(15〜16時頃)

ディレッタさんでは、だいたい15〜16時頃に店頭で麺打ちをしている様子が見られます。
とても貴重な光景を動画に収めましたので、ぜひご覧ください。

麺打ち風景@ディレッタ

本当に蕎麦打ち職人のように、麺棒を使って、生地を伸ばしてます!!

実はこんな風景も本国イタリアでもあまりお目にかかれなくなっているそうで、重労働のため、「イタリア人がやりたくない職業トップ3」じゃないかとも言われています。

参考 手打ちパスタ製麺の職人がぶっちゃけた!ここが本当にうまい店Yahooライフマガジン

本当に貴重ですね。
そんな風景が糸島で見られるとは驚きです。

夜のディレッタが照らす灯り

diretta外観
夜のディレッタ外観

夜のディレッタさんからは、暖色の柔らかな光が前原商店街に溢れ出しています。

OPENの透かし文字
OPENの透かし文字

内装を担当したアコーデオンさん渾身の透かし文字です。
木を薄く削ることで表現しておられ、夜だけ見られます。

製麺所越しに見る店内
製麺所越しに見る店内
料理談義に花が咲く店内

店内では、料理談義に花が咲いています。
美味しい料理をありがとうございました!

素晴らしいお店が糸島・前原商店街に誕生しました。
パスタを作る量はそれほど多くありません。
ぜひ予約してからのご利用をお勧めします。

店舗情報

(※2019年5月現在の情報です)
店名:Diretta(ディレッタ)
営業時間:ランチ/12:00〜14:00(L.O.)*予約おすすめ
ディナー/18:00〜21:00(L.O.)*予約おすすめ
定休日:木曜
禁煙・喫煙:禁煙
駐車場:なし
電話:080-8811-6166
HP:https://www.facebook.com/DirettaItoshimaFukuoka-1027483700784588/
住所:糸島市前原中央3-18-18
地図:

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