キューバ「ハバナ」のおすすめ観光ガイド

今日も素晴らしい一日を!
福岡県糸島市で、ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!

2020年キューバ旅行記

この文章は2020年1月15日〜1月30日に、のぎー&かなが糸島を飛び出し、中米キューバを旅行した時の記録です。
私たちは2015年にも、1年間で23ヵ国93都市を巡る「世界一周旅行」を経験しました!
みなさまの旅のご参考になれば幸いです。

「ハバナ」という街

街の特色

ハバナ(La Habana)」はキューバの首都で、国際空港もあるのでほとんどの観光客がまずハバナにアクセスします。
ちなみにスペイン語は「H」を発音しませんので、実際は「アバナ」であり、現地では冠詞のLaを加えて「ラバーナ」と発音されます。

2020年現在、特に旧市街は世界中からの観光客で溢れかえっていますが、音楽・ヘミングウェイ・キューバ革命の展示など見どころはたくさんあります!
首都にも関わらず、とても安全なのもポイント!
アート施設や劇場、ライブハウスなど芸術施設も充実していますので、朝から晩まで楽しめます。

  • 人口・・・215万人
  • 面積・・・728k㎡
  • 標高・・・59m

地理・アクセス方法

地理

ハバナの位置
ハバナの位置

首都ハバナは上図のように、キューバの西側に位置し、すぐ北側にはアメリカ・フロリダ州が位置します。
フロリダ州の最南端キーウエストからハバナは直線距離でたった170kmしか離れておらず、そんな距離の場所に、キューバ革命によってソ連の同盟国が誕生したのはアメリカにとって超衝撃だったと思います。

ハバナ市内詳細地図
ハバナ市内詳細地図

ハバナ市内の詳細地図です。
ハバナはいくつかの区に別れており、観光客が知っておくと便利なのが以下の4つの区です。

  • オールドハバナ(La Habana Vieja)
  • セントロハバナ(Centro Habana)
  • ベダード(Vedado)
  • ミラマール(Miramar)

基本的に観光名所が集積するのが、旧市街である、オールドハバナ(La Habana Vieja)です。500年以上の歴史があります。
そのすぐ西側のセントロハバナ(Centro Habana)も古い建物が多く、歴史的な地区です。
ベダード(Vedado)は観光地というよりハバナ市民の生活エリアで、20世紀になって開発されました。ホテルやオフィスなども多くビジネス街でもあります。革命広場もベダード地区に位置します。
アルメンダレス川の西側は、ミラマール(Miramar)地区で、多くの大使館が集まり、高級住宅街が広がることで知られています。

アクセス方法

国際空港であるホセ・マルティ空港からハバナ市街地まで約20kmの距離があります。
基本タクシーで移動しますが、空港から約30〜40分かかります。
料金は25〜30CUCが相場です。
(私たちは空港→セントロハバナ、ベダード→空港でタクシーを利用した時はどちらも25CUCでした!)

注目すべき「ハバナ」の魅力!

私たちが滞在中に感じた街の魅力を3つに分けてご紹介します!

  • 魅力その1「世界的文豪ヘミングウェイの足跡」
  • 魅力その2「旧市街オールドハバナをのんびり散策」
  • 魅力その3「ハバナっ子の暮らしぶりを体験!」

魅力その1「世界的文豪ヘミングウェイの足跡」

キューバと言えばヘミングウェイを連想する人も多い、キューバのアイコンです。
アメリカ人にも関わらずキューバを愛し、ハバナを拠点にノーベル賞受賞小説「老人と海」など、多くの書物を残しました。
ハバナにはヘミングウェイゆかりのバーやホテルが点在しています。
ぜひその足跡を辿ってみてはいかがでしょうか?

エル・フロリディータ(El Floridita)

El Floridita

2017年で200周年を迎えた、ハバナの老舗バー&レストランです。
アメリカの文豪ヘミングウェイがハバナ在住中に通い詰めたので世界的に知られており、いつも観光客で溢れかえっています。
砂糖抜きのダイキリ「パパ・ヘミングウェイ 」はぜひ味わってほしいカクテルです!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「エル・フロリディータ」ヘミングウェイ愛飲のフローズンダイキリを!

ラ・ボデギータ・デル・メディオ(La Bodeguita Del Medio)

1942年創業のハバナの老舗バー&レストランです。
ボデギータの名物カクテル「モヒート(Mojito)」は文豪ヘミングウェイが愛飲したので有名!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」ヘミングウェイが愛したモヒート!

ホテル・アンボス・ムンドス(Hotel Ambos Mundos)

アンボスムンドス

ヘミングウェイが1930年代に定宿にしたホテルです。
滞在していた511号室が小さな博物館になっており、見学可能です!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「ホテル・アンボス・ムンドス」ヘミングウェイが定宿にしたハバナのホテルを見学!

魅力その2「旧市街オールドハバナをのんびり散策」

500年の歴史を誇るハバナでも最も古いエリアで、歴史的な建造物から庶民の生活の雰囲気まで、奥深いハバナの魅力を味わえる場所です。
近年は観光客の急増で、観光公害感が出ていますが、それでも十分に楽しめると思います。

まるでテーマパーク!楽しい街歩き♪

500年の歴史を内包するオールドハバナは、歩くだけでも楽しい街です。
クラシックカーが走り回り、街角から陽気な音楽が聞こえてくる街をのんびりと散策して楽しみましょう!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「旧市街・オールドハバナ」カラフルな街をのんびり散策♪

「エラドロ(Helad’oro)」キューバの有機食材を生かしたジェラートショップ

Helad'oro

「エラドロ(Helad’oro)」はキューバの厳選有機食材を使ったジェラートショップです!フルーツが有名なキューバなので、特に新鮮なフルーツのジェラートには注目です!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「エラドロ(Helad’oro)」キューバの旬の有機食材を生かしたジェラートショップ

ラム酒ハバナ・クラブ博物館

ラム酒の製造工程が分かるツアー以外にも、カクテルワークショップや珍しいラム酒の試飲もできるプログラムが用意されています!
キューバに来てラム酒の魅力にハマったらぜひ!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「ラム酒ハバナ・クラブ博物館」ラム酒造りの工程が分かる!試飲も!

ハバナの支倉常長像

キューバ・ハバナの旧市街に、「支倉常長(はせくらつねなが)」という仙台出身の侍の像が立っています!江戸時代に伊達政宗の命を受けて、キューバ経由でヨーロッパにまで行った日本人です。
初めてキューバの地を踏んだ日本人として知られています。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「ハバナの支倉常長像」仙台とキューバの友好的繋がり!

魅力その3「ハバナっ子の暮らしぶりを体験!」

ハバナは人口200万人を超える大都市で、キューバの都会における人々の生活が感じられる場所でもあります。
様々な人や文化が交わり、新しい文化や価値観が絶えず産みだされている、とてもエネルギッシュな場所です。
特にベダード地区やミラマール地区でその動きを感じやすいと思います。
ぜひリアルハバナを楽しんでください。

ファブリカ・デ・アルテ・クバーノ(Fábrica de Arte Cubano)

ファブリカ・デ・アルテ・クバーノ

今もっともハバナっ子たちに人気のある、元ピーナッツ油工場をリノベーションした複合アートスペースです!

映画・音楽・ダンス・劇・ビジュアルアート・写真・ファッション・グラフィック・建築など、様々なキューバ最先端のアートの融合が楽しめます。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「ファブリカ・デ・アルテ・クバーノ」ハバナの最先端!複合アートスペース

エル・コシネーロ(El Cocinero)

「ファブリカ・デ・アルテ・クバーノ」に隣接する、超人気のレストランです。室内レストランでは、スペイン帰りのシェフの元、素晴らしいクリエイティブなキューバ料理が堪能できます。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「エル・コシネーロ」唯一無二のクリエイティブなキューバ料理!

パンパラパン(PANPARAPAN)

「パンパラパン(PANPARAPAN)」はベダード地区のコロン墓地近くにあるサンドイッチショップ&カフェです。美味しいサンドイッチは必食!
近所の人たちに愛される、居心地の良いカフェです!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「パンパラパン」ベダード地区の絶品サンドイッチ!

カサ・デ・ラ・ムジカ・デ・ミラマール(Casa de la Música de Miramar)

ハバナのミラマール地区にあるライブハウスです。キューバの大物サルサミュージシャンが連日出演しています。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「カサ・デ・ラ・ムジカ・デ・ミラマール」大物サルサミュージシャンが連日出演のライブハウス!

メルカド・アグロペキュアリオ 19 y B

メルカド・アグロペキュアリオ 19 y B

ハバナでも有名な大規模メルカド(市場)で、ベダード地区にあります。
キューバの生活・旬の食材を知るには最適な場所です。

詳細は以下の記事をご参照ください。

「メルカド・アグロペキュアリオ 19 y B」ハバナでも有名な大規模市場!

アルメンダレス公園(Parque Almendares)

ベダード地区とミラマール地区の境を流れる、アルメンダレス川沿いにある公園です。ハグエイ(Jagüey)と呼ばれる巨木はインパクト絶大!

ハグエイ(Jagüey)

詳細は以下の記事をご参照ください。

「アルメンダレス公園」巨木ハグエイに覆われた、神秘的な公園

CUPを使ったハバナでの生活

二重通貨制度のキューバでは、観光客と地元民では基本使う通貨が異なるので、行動範囲が被らずに、キューバ人の生活感が伝わってきません。キューバ人のリアルな生活を知りたいならば、少しのCUPを持ちましょう!

詳細は以下の記事をご参照ください。

「CUPを使ったハバナでの生活」キューバ人のリアルな生活に触れる!

「ハバナ」のTIPS

両替

両替は空港の両替所が深夜まで開いています。
私たちは23:30に両替しました。

空港の両替所
空港の両替所

空港の両替所は円からCUCへの両替が可能。
レートは市内に比べ悪いですが、空港からハバナ市内までタクシーで25〜30CUC必要になるので、ある程度ここで両替するのをお勧めします。

また市内にはCADECA(両替所)がいくつもあります。

ベダード地区コッペリア近くのCADECA(両替所)
ベダード地区コッペリア近くのCADECA(両替所)

いくつかの両替所では円からCUCへの両替が可能です!

なお、レートとしてはクレジットカードによるATMキャッシングの方がお得になる場合があります。
今回私たちはATM使っていませんが、欧米の観光客はATMからお金を引き出しているようでしたので、現金を持って行きたくない人はATMからキャッシングするのも良いと思います。

オススメは楽天のプレミアムカード
年会費は必要ですが、一部の空港ラウンジが使い放題の「Priority Pass」も無料で付いてくるので、旅をするにはとても便利です!

長距離バス・電車


2020年現在、主に観光客用の長距離バスは以下の2種類。

(現地の人向けの安い長距離バスもあるようですが、乗った人を知らないです。)

Viazurのチケット販売所

Viazurのチケットはハバナのバスターミナルのオフィスで販売されています。
インターネットでも予約が出来ます。

なおViazurは、出発1時間前から乗車券の発券作業が行われるので、予約済でも一回バスターミナルのオフィスに寄る必要があります。(2020年現在、その際予約のコピーが必須!)

ハバナのバスターミナル(革命広場すぐそば)
ハバナのバスターミナル(革命広場すぐそば)

ハバナのバスターミナルは革命広場(Plaza de la Revolución)のすぐそばです。
旧市街からは少し離れているので、普通はタクシーでアクセスします。

Viazurのオフィス
Viazurのオフィス

オフィスに入ると1階にもスタッフがいますが、予約センターは2階にあります。

2階のチケット予約センター
2階のチケット予約センター

ここで予約します。パスポートが必要ですので、お忘れなく!

Conectando Cubaのチケット販売所

コネクタンドキューバは、いくつかの有名ホテルまでピックアップに来てくれる便利な長距離バス会社です。
代理店「クバナカン(Cubanacan)」などで申し込みます。

ハバナでは以下の住所にクバナカンのオフィスがあります。
どちらもミラマールですね!

International Sales branch office
Calle 68 e/ 5ta Ave. y 5ta- A, Rpto. Miramar, Playa, La Habana.

La Habana branch office
Calle 41 No. 2213 e/ 22 y 24, Rpto. Miramar, Playa, La Habana.

ハバナ⇔サンティアゴ・デ・クーバ便はなんとランチ付きなので、結構オススメです!

「ハバナ」のまとめ

首都ハバナはキューバの玄関港で、ほとんどの旅行者がまず立ち寄る場所だと思います。
500年の歴史を持つ場所なので、見所は豊富ですが、特に旧市街は観光客で溢れているので、ガイドブックを見て抱いていたイメージと異なるかもしれません。

しかし、私たちが主に滞在したベダード地区など、暮らすようにのんびり滞在できる地域もありますし、質の高い音楽ライブなどエンターテイメントも充実!

ヘミングウェイも外せませんね!

ぜひ旅の参考にして頂けると幸いです。

なお、これらの情報は2020年時点の話ですので、時が経つに連れ、情報が変わっている場合があります。
あくまで1つの情報として考えて頂ければと思います。
様々な情報源を参考に、安全で楽しい旅を楽しまれてください。

おすすめ!旅の参考本

最後に私たちがおすすめする旅の参考本をご紹介します。

まずは「地球の歩き方
定番ですが、簡単にWi-Fiが拾えないキューバでは重宝します。

また、「Amazing Cuba」もキューバに暮らした人独特の視点でスポットが紹介されているので、とても参考になりました。

また、ハバナに関して言えば、帰国後に読んだ「ハバナ観光案内 改訂版」がとても詳しくて、先に読んでおけば良かったなぁと思いました。
行くのがハバナだけの場合はお勧めしたいと思います。

そして、今回持っていけば良かったと思ったのが、「Lonely Planet
「地球の歩き方」は他のカリブ海の島々も一緒に紹介されているため、実際に行ってみるとキューバ情報が少し少なく感じます。
その点、「Lonely Planet」は一冊まるごとキューバで、飲食店情報も豊富なのでとても参考になるはずです!

ぜひ参考にして、キューバ旅行を楽しんでください。

キューバ旅行の参考情報

上記の「キューバ」情報は参考になりましたでしょうか?

詳しい情報はそれぞれのリンク先をご参考ください。
カリブ海の島国「キューバ」のおすすめ観光ガイドまとめ&TIPS!
キューバ「バラデロ」のおすすめ観光ガイド
trinidadcenter-1 キューバ「トリニダー」のおすすめ観光ガイド
santiagodecuba - 1 キューバ「サンティアゴ・デ・クーバ」のおすすめ観光ガイド

それでは良い旅を!
機会があればぜひ、福岡・糸島にも遊びに来てくださいね!

「癒し」と「わくわく」の糸島でお待ちしております!

**糸島観光&移住の相談ができる宿**
福岡・糸島ゲストハウス
前原宿(まえばるしゅく)ことのは
Itoshima Guesthouse Kotonoha
↓↓
糸島宿泊について調べる

お気軽な質問はコチラへ!
→LINE ID:@ikotonoha