こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
糸島観光の一番のおすすめはまたいちの塩・製塩所「工房とったん」さんです!
その名の通り、半島の西側の先っぽに位置し、生活排水のほとんどない辺鄙な場所にあります。
それだけ、塩づくりにかける情熱を賭けているのが分かります!
昔ながらのやり方「立体式塩田」
手間のかかる製塩法
最近は、若い人にとっても「ものづくりの職人」はかっこいい!という認識のようです。
またいちの塩にも、カップルや若い人たちのグループがいっぱいやってきます!
そして、竹を逆さに吊るした「立体式塩田」を見てびっくりするわけです。
本当にどうやって作ったんだろうって思いますよね!
立体式塩田は流下式塩田ともいい、1950年代〜70年代まで主流だった生産方法です。
まず、この塩田にポンプでくみ上げた海水を上から流し落とします。
すると吊るされた竹を伝って、海水が流れる間にどんどん水分が蒸発して、塩分濃度が濃くなります。
それを10日以上繰り返した後、ある程度塩分濃度が濃くなったら、今度は釜でグツグツ煮て、一気に水分を飛ばします。
最初から釜を使っていたら、薪代が高くなっちゃいますからね!
奥側の大きな釜で2日、手前の小さな釜で1日の合計3日間、火を入れます。
気が遠くなりますねぇ。
でもこれが本物の塩づくりです。
自然海塩と精製塩の違い
海水から伝統的な方法で作る塩を「自然海塩」と言いますが、スーパーで売られている多くの塩は、「精製塩」と言って、化学的な製法で、大きな工場でサクサク作られます。
成分を見ると、ほぼ100%塩化ナトリウムで、不純物がほとんどありません。
しかし、昔ながらの製法で作られる「自然海塩」には、塩化ナトリウム以外にも、海の恵みである、多くのミネラルが含まれています。
ミネラルは私たちの身体の臓器や組織を円滑に働かせるために必要で、最近の栄養学では、摂取するミネラル分が何か一つでも不足すると、全体としてうまく働かないと言われています。
様々なミネラルを摂るのが大事なんですね。
化学的な製法で作られた精製塩(塩化ナトリウム)ばかりに頼っていると、知らず知らずのうちにミネラル不足に陥っているかもしれません。
そんな背景もあって、現在、自然海塩が見直されています。
また様々なミネラルを含んでいるため、どこで誰がどうやって作ったかによって、「塩の味の個性」が違ってきます。
それも自然海塩の魅力です。
またいちの塩のオーナーの平川さんは、もともと料理人で、自分が納得する塩がない現状をどうにかしたくて、塩づくりを始めたそうです。
私が感じるまたいちの塩は、「存在感のある、しっかりした味」です。
地元の人曰く、塩水を汲んでいる、福の浦の海の味がすると言います。
みなさんにもぜひ一度試してほしいです。
オススメです!
面白いアトラクションで遊ぼう!
またいちの塩には、海沿いの絶景を生かした、面白いアトラクションがいっぱいあります!
↓ブランコ!
こ〜んな手作りのブランコもありますよー!
バランス取らないと、後ろに倒れやすいのでご注意を!
工房の屋根にだって登れます。
黄色い「ま」の文字が可愛いですね。
工房とったんは、子供たちを遊ばせるのにも最適ですし、カップルや友達たちで来れば、格好のインスタスポットになります。
なお、あくまで自己責任になりますので、くれぐれも怪我しないように十分に注意してくださいね。
海の目の前の、見晴らしのいい休憩所もあります。
↓休憩所兼展望台
急な階段を登って、上の展望台にも行けますよ。
遊び心があって、童心に帰ります。(写真は友人です)
ただ、手すりはないので、子供は登れません。
皆さんも気をつけて登りましょう!
何と言っても「塩プリン」
塩プリンは3種類!
またいちの塩の名物といえば、「塩プリン」です。
プリンにまたいちの塩の「粒」が入った、大人なプリンです。
プリンや食事メニュー、ドリンク類の販売コーナーに行きましょう!
↓販売コーナー
塩がプリンの甘さをさらに引き立て、絶妙な美味しさを誇ります。
週末は売店に大行列ができるほどの人気商品ですが、定番の「塩プリン」の他に、「ごま塩プリン」や季節限定の「チョコ塩プリン」などがあります。
↓塩プリン
なめらかな食感がくせになるプリンです。
時折大粒の塩があって、濃厚な甘みを引き立てます。
インターネットでは販売されていないようなので、来たら絶対に食べましょう!
↓ごま塩プリン
ごま塩プリンは、ごまの食感も加わって、さらに大人びた味です。
ぜひチャレンジしてみてください。
お土産コーナーも充実
飲食提供コーナーとは別にお土産コーナーもあります。
こちらで「またいちの塩」も購入できます。
↓ラインナップ
塩は試食できます。
↓炊き塩と焼き塩
炊き塩は、出来立てそのまんまの塩のことですが、焼き塩はその炊き塩を釜で煎った塩になります。
味の違いは確かにあります。
炊き塩は海そのまんまの味です。
豊かで広がりのある味で、書いてある通り、塩おにぎりなど塩だけで味付けしたい場合に向いていると思います。
焼き塩は、火を通した分だけ味わい自体はマイルドですが、個人的には、凝縮された分だけ旨味や辛みが増したように感じます。
他の調味料にも負けない強さがあると思うので、調理塩として重宝するかなと思います。
他にも以下のような商品も売られています。
↓またいちの塩を使った味噌
↓塩ジンジャー
またいちの塩を使った味噌は添加物も入っていないので、とても興味深いですね。
「工房とったん」では、塩づくりの光景を間近で見られるだけでなく、アトラクションで遊んだり、塩プリンを食べたり、お土産を買ったりできます。
ぜひ糸島に来た際には立ち寄られてくださいね!
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店舗情報
店名:またいちの塩 製塩所「工房とったん」
営業時間:10:00-17:00
定休日:年末年始
住所:糸島市志摩芥屋3757
HP:http://mataichi.info/tottan/
地図:
(※2016年6月現在の情報です)
**糸島コンシェルジュがいる宿**
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(Itoshima Guesthouse Kotonoha)