こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
佳奈さんの友人カップルを糸島案内中です。
さて次は定番のまたいちの塩です。その前に、近所の手づくり石鹸工房の暇楽(からく)にも立ち寄りました。
(前回の暇楽(からく)と前回のまたいちの塩の訪問記事もチェック!)
海水はこうやって汲みあげる!
またいちの塩では、以下の写真のような立体塩田を使って、塩づくりを行います。
ここで約10日間、海水を循環させる間に、水分を蒸発させて塩分濃度を濃くするのです。
どうやって水を汲み上げているんだろう?と思っていたら、ポンプを発見しました!
立体塩田の一番奥にありましたよ。
案外、ここまで奥に行くお客さんは少ないと思うので、気づいている人は少ないかもしれません。
ホースが伸びて、海水に浸っています。
海水の循環期間が約10日なので、おそらくポンプを使うのも10日に1回程度かもしれません。
でもこうやって実際にポンプを見かけると、本当に糸島の海の水から塩が出来るんだな〜って実感できますね。
計4日間も火入れします!
先ほどの立体塩田は、塩分濃度を濃くするだけで、本格的な塩づくりは実はここから!
火の力を借ります。
話によると、写真の奥側の大きな釜で2日、手前の小さな釜で1日煮詰めるそうです。
そして、最後にもう1日温度を変えた釜で炊いて、塩の結晶を採るのです。計4日。
とにかく暑いですねー。写真では伝わらないですが、工房の中は火を焚いているので、ムワッとする熱気と湿度があります。
冬はともかく、夏にこれを一日中やるのは、えらく大変な作業だと思います。
またいちの塩は今や東京にも評判の声が届いているようで、サーモスという魔法瓶を作っている会社のCMにも起用されました!
サーモスブランド TVCM “塩づくり篇” 30秒
すごいですね!
またいちの塩はやはり糸島が初めての人なら、ぜひ一度は連れて行きたい場所でもあります。
海が眼前に広がるロケーションも最高ですし、ものづくりの現場を気軽に見せてもらえるのはありがたい限りです!
何を捨てているのかな!?
釜炊きの作業中に、職人さんが、釜の中から何かを捨てていました。しかも結構頻繁に!
何度も私たちは来ていますが、あまり気にしてませんでした。
しかし、お連れした、東京からのゲストのお二人は、さすが鋭く反応し、「今捨てられたのは何ですか?」と。
塩じゃなさそうですしね。。。
答えは、「貝殻由来のカルシウム」だそう。
海水で塩を作ると、貝殻由来のカルシウムが固まってくるそうですが、元が貝殻なので溶けないのです。
舌触りが非常に悪くなるので、こうやって捨てているのです。
なるほど、勉強になりました!
こうやって、細心の注意を払い、煮詰めて、煮詰めて塩を作ると、最後に、塩の結晶「花塩」がほんの少し出来るそうです。
ピラミッドみたいですねぇ。勝手に出来るんだからびっくりですよね!
そういえばボリビアのウユニ塩湖に行った時も、塩の大地が六角形に規則正しく形作られていました。
(ボリビア・ウユニ塩湖の記事もチェック!)
自然界って、物理的な法則がしっかり働いているんでしょうね〜。不思議だ。
花塩を食べると、濃厚な塩辛さに加えて甘みも感じれれて、これだけでご飯が食べれそうな勢いです。
少量しか取れないので、高級塩にはなりますが。
今日もまたいちの塩に来て良かったです!
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店舗情報
店名:またいちの塩
営業時間:10:00-17:00
定休日:年末年始
住所:糸島市志摩芥屋3757
HP:http://mataichi.info/tottan/
地図:
(※2016年6月現在の情報です)
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(Itoshima Guesthouse Kotonoha)