世界一周旅行の軌跡2「西ヨーロッパ編」

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こんにちは!

要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!

2014年12月から2015年12月にかけての1年間、私たち夫婦は世界一周旅行を行いました。
合計23カ国93都市を訪れ、本当に貴重な経験や出会いがあった有意義な旅でした。

私たちの旅のテーマは以下の二つ!!

  1. 「人と出会う旅」
  2. 「暮らすような旅」

わざわざ地球の裏側に行っても、観光名所はパスして、Airbnb(民泊)やWorkaway(ボランティア)を駆使して、学びや気づきを大切にした旅でした!

今、のぎーの地元・福岡県糸島市でゲストハウスを営んでおりますが、私たちの価値観や接客に対する考え方には、世界一周旅行の経験が大いに生きていると断言できます。

世界一周旅行中は毎日一話以上ブログを書いていました。
おそらく365話以上ありますので、今、私のブログに触れた人はどれから読めば良いのか分からないと思います。

というわけで、以下に世界一周旅行の軌跡をダイジェストでまとめますので、ご参考ください。

中南米編に続き、西ヨーロッパ編です。
アフリカ大陸のモロッコにも行きましたが、西ヨーロッパ&モロッコには2ヶ月半くらいは滞在していました。
ポルトガルからモロッコに渡り、スペインへ戻ったあとは、地中海沿岸をフランス、イタリアへと進みました。
(下のイラストの赤部分が実際に訪れた国です)

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私たちの経験が誰かのお役に立てれば幸いです。

8ヶ国目「ポルトガル」

私たちはブラジルから、旧宗主国のポルトガルに飛行機で飛びました。
5ヶ月にも及んだ中南米滞在を一旦切り上げ、ヨーロッパに旅の舞台を移しました。

↓首都リスボンの風景
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結婚2周年をリスボンのホステルで祝ってもらう

ポルトガルと日本は、織田信長の時代に南蛮貿易で、親密な関係を築いた歴史があります。
そして、今でもその親密さを感じられるでしょう。

とにかく「親切」というのがポルトガルの印象です。
私たちがリスボンで滞在した幾つかのホステルはどこも、世界最高峰かと思えるほど親切で、ホスピタリティに溢れていました。
あるホステルに滞在した日はちょうど私たちの結婚2周年の日でした。

それを聞いたスタッフは、「素晴らしい!ぜひ私たちにお祝いさせて!」と、急遽参加者を募ってくれて、ホステルで一緒にディナーで祝ってくれました。

↓ホステルにて結婚2周年を祝ってもらう
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なかなかそんなアイディアがあっても実行しれくれる人は少ないです。
面倒ですしね。

それを楽しんでやってくれるポルトガル人。
感動しましたね〜。

どうもこのホステルのスタッフが特殊ではなくて、その優しさはポルトガル人全体に言えるかもしれません。

滞在中にそんな「親切心」に触れて、ポルトガルが大好きになる人が多いです。
私たちも大好きになりましたよ〜。

あと何人からか、「日本語の『ありがとう』はポルトガル語の「オブリガード」から来てるんだよ」と言われました。笑。

Lisbon - 33party3 リスボンで結婚2周年のお祝い! , Lisbon , Portugal

世界一優しい村・モンサントで年に一度のお祭りに参加!

そんなポルトガル滞在中に、友人の海老原さんより「モンサントという面白い村があるから絶対に訪れてください」とメッセージがあり、せっかくだから行こう!とモンサント村へ向かいました。

↓巨岩とともにある村
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モンサント村は、キリスト教の聖地の1つでもあるのですが、異様なのが、巨岩とともに家々が存在している点です。
ビジュアル的にもかなり強烈な村です。

そして親切なポルトガルの中でもとりわけ親切です。

私たちが訪れた日は一年に一度のお祭りの日で、宿の予約をせずにモンサント村へ向かったのですが、向かうバスの中から話しかけられて「宿がまだなのか・・・どうにかならないか聞いてみよう!」と地元の担当者に交渉してくれる人が現れました。

なかなかそこまで積極的に親切な人は世界広しとはいえ、それほど多くはありません。

帰国してから、糸島の公共交通が使えなさすぎて、JR筑前前原駅前でどこにも行けず途方に暮れている外国人を見かけては、時間があれば糸島案内してあげているのも、やっぱり海外で親切にされた経験が何度もあるからだろうなぁと思っています。

↓宿を探すのを手伝ってくれた方
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またある時は、ある民家の庭先のバラが美しかったので、住民の方に「バラが美しいですね!」と感動を伝えたら、ちょっと来てと言われて、大量のオレンジをプレゼントされたこともありました。

↓オレンジを頂いてます
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ほんと、びっくりです!

そんなモンサント村を気に入った私たちは予定より延長して滞在し、とあるairbnbにお世話になっていました。
そこは、イギリスとオーストラリアから移住したジミーとケニーが営む、エコビレッジでした。

↓ジミーとケニー
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エコビレッジも建設途中で、まだキャンプ場みたいな場所でしたが、彼らの夢の場所が徐々に出来上がる様子にワクワクしました。

↓青空の中クッキング中。この頃はキッチンすら出来てませんでした。笑。
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話によると、モンサント村には今世界中から移住者が増えているとのこと。
理由はよく分からないのですが、ユニークな価値観を持っていたり、既存の仕組みに違和感を持っていたりする者が多いようです。

不思議ですねぇ。
世界には移住者が集まる不思議なエリアが幾つかあるのですが、根本的に地元民に何か「魅力」があるのが理由の一つかもしれないと思うようになりました。

Monsanto - 15tent 移住者増!聖地モンサントで「テント泊」!? , Monsanto , Portugal

MEMO

【ポルトガルでの学び】

親切さこそ、21世紀最大の観光資源!
何もなくて観光客が来ないと思っているならば、
まずはとことん親切にしてみよう!

9ヶ国目「モロッコ」

ヨーロッパではありませんが、アフリカ大陸の北端にある「モロッコ」へ、船で渡りました。
スペインの港町経由で地中海を縦断しましたが、あっという間です。笑。

全てが絵になる青の街・シェフシャウエン

女性に大人気の街・シェフシャウエンです。

↓青の街
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どういうわけか街全体が青のグラデーションに染められています。
一部ではなく街全体です。

街路は迷路のように入り組み、散歩するだけでも楽しい街です。

風景だけが有名になっていますが、シェフシャウエンの人々はとても親切なのも魅力。

↓通りがかりのモロッコ人からターバンの巻き方を習う
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例えば、前を歩いているモロッコ人のターバンの巻き方がかっこ良かったので、「かっこ良いですね〜」と言ったら、巻き方を伝授してくれました。

あら、おしゃれ。

カフェで隣に座っていた子からは「今日、広場でコンサートがあるからぜひ来て!」と誘われるし。

居心地抜群なのがシェフシャウエンです。

山間にひっそりと佇む街ですが、もともとスペインから逃れてきたイスラム教徒が住み着いたとも言われています。
青い外壁は、今ではすっかり遠くなってしまった海を懐かしむ気持ちを想ってかもしれませんね。

Chefchaouen - 16scarf2 シェフシャウエンの人は優しい!スカーフの巻き方教わる! , Chefchaouen , Morocco

迷宮都市フェズのAirbnbで、激ウマ料理教室

フェズは迷宮都市と呼ばれるほど、狭い街路が複雑に交錯しています。
路地はスーク(市場)になっていて、とにかく活気があります。

↓フェズの路地
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そんなフェズでは、Airbnbを使って、民家に滞在しました。

↓フェズのオマールの家
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オマールという若者がホストを務める家は、伝統的なフェズの建物です。
半地下のリビングルームがあって、外がどんなに暑くても中はひんやり。

生活の知恵があります。

そしてオマールのお母さんは料理の達人
女性で初めて、モロッコ料理の表彰制度において「金賞」を獲ったという、ある意味伝説的なお母さんでした。

オマール曰く「外のお店で食べるより、お母さんの手料理のほうがずっと美味しいよ!

そこで、お母さんにモロッコ料理を教えてもらうことが出来ました。

↓お母さんの料理教室
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こんな体験ができるのは、Airbnb(民泊)ならでは!
ただ迷宮都市をぶらつくだけでも楽しいのですが、民泊を活用すると「その地域の文化」を直に体験できるのは本当に面白かったです。

Fez - 22family モロッコで一番おいしい家庭料理教室 , Fez , Morocco

MEMO

【モロッコでの学び】

風景だけでなく、その国の文化や、普通の人の生活に触れる旅。
これからそんな需要が増しそうな予感あり!

10ヶ国目「スペイン」

またヨーロッパに戻り、スペインへ。
スペインは料理が美味しいので、また食べてばかりでした。笑。

バルセロナ美食を楽しむ♪ 現地在住の友人とバルや飲食店巡り!

カタルーニャ州の州都バルセロナには友人が住んでいますので、彼女たちに会いに来ました。

↓友人のみなさん
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たまたま、東京から江戸前炭火焼Kemuriの岡田さんもバルセロナに来ていて、合流。

バルセロナ在住者オススメの「バル(飲み屋)や飲食店巡り」を楽しみました!

↓バル(飲み屋)や飲食店巡り
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スペインの食の多様さは、大航海時代からの中南米とのつながりに由来しています。
植民地支配の話は中南米滞在中によく聞いたので、複雑な気分になりますが、世界中の人がバルに集まって楽しそうな様子を見ていると、「食」こそ平和への入り口なのかなとも思いました。

Barcelona-112quimet1 バルセロナ在住の友人による、「おすすめバル」ハシゴツアー! , Barcelona , Spain

バルセロナのガウディ建築を堪能!

バルセロナといえば、やっぱり建築家のアントニ・ガウディ
100年以上経っても未だ完成していないサグラダファミリア教会は、スペイン観光のハイライトの一つでもあります。

↓サグラダファミリア教会
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平和への祈りを込めた教会建築は、建設技術の進歩で2026年完成予定。
日本人の外尾悦郎さんが、芸術工房監督として活躍されています。

↓教会内部
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やっぱり美しい!
一人の男の想いが世紀を超えて受け継がれ、世界中の人と共有されつつあるのは、なんともスケールの大きな話です。
完成が楽しみです!

Barcelona - 03glass1 数年に一度は訪れたい!優しい建築「サグラダファミリア教会」 , Barcelona , Spain

世界一の美食の街・サンセバスチャンで、朝から晩までバル巡り

フランスとの国境沿いにあるバスク州のサンセバスチャン
日本人にはまだ広く知られていませんが、「世界一の美食の街」として世界的に知られ、ミシュランの星付きのお店の密集度は世界一
世界中からグルメな人がやってきます。

↓旧市街を埋め尽くすバル
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サンセバスチャンがその地位を築く背景には、新鮮な海の幸・山の幸が豊富に揃うバスクの自然の恵みがあったり、食を楽しむ同好会「美食倶楽部」の存在があったり、料理人がお互いの技術をシェアする勉強会を行っていたりという、長年に渡る興味深い取り組みがありました。

舌の肥えた人たちが多いので、自然に飲食店のレベルも上がり、料理人が技術や発見を出し惜しみなくシェアするので、街全体の飲食店のレベルアップも格段に早くなります

糸島・筑前前原の商店街もこんな感じを目指したいですねぇ。

↓旧市街を埋め尽くすバル
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私たちは4、5日サンセバスチャンに滞在して、朝から晩まで美味しい食事を楽しみました。
本当に幸せな時間でした!

サンセバスチャンには「食」を巡る幸せな光景がありました。
また行きたいです!

San Sebastian - 01bergara1 1日目のテーマ「最高の評判の店と超ローカルな店へ!」美食の街「サンセバスチャン(San Sebastián)」でバル巡り , San Sebastián , Spain

MEMO

【スペインでの学び】

豊かな「食」は人々を結びつけ、幸せを作る。
ひいては平和にもつながる。

11ヶ国目「フランス」

次はフランスです。
フランスでは「ワークアウェイ(Workaway)」というボランティアマッチングプログラムに初挑戦です。

中南米旅行中に宿で、複数の外国人旅行者から「ワークアウェイが面白いからぜひチャレンジしてみたら?」と言われて、挑戦することにしました。

DIYは当たり前!? トゥールーズで、ステファン&りえちゃん夫妻宅にホームステイ!

まずはフランス南部の街・トゥールーズへ。
東京時代のサルサ友達・ステファン&りえちゃんが地元に戻っていったので、立ち寄らせて頂きました。

↓ステファン&りえちゃんと!
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東京でよく会っていた友人とフランスでも会えるとは、世界は狭いです。

↓のどかな田園風景
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トゥールーズは市街地を抜けるとすぐに田園風景が広がります。
私たちは、ステファンの家族にも大変お世話になりました。

↓ステファンの実家
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↓ステファンの家族
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実家の2階テラスですが、なんと、ステファンのお父さんがDIYでコツコツやって作ったみたいです!!
マジか〜!ってびっくりしましたが、フランスのホームセンターには、大抵「DIYキット」が売られていて、それを買えば自分で作れるんだそう。

全然イメージ出来てませんが、おそらくプラモデルを作る要領で、テラスキットが売られていて、組み合わせて行けばテラスが出来上がり!みたいなものだと思います。

フランスは基本的に田舎へ行けば、自分でなんでもやる文化のようです。
畑をやるのもとてもポピュラーです。

日本人も昔は自分で何でもやれたのだと思いますが、今はほとんど何もできないですよねぇ。
買ったほうが早い、安い!ってなりますので。

ただ、自分で作る楽しさや充実感はお金では買えないです。
これからロボットやAIなどの発達でますます時間が余る人が増えるはずです。

その時何をやるのか!?

DIYは一つの選択肢なんじゃないかなと思いました。

Toulouse - 42food3 フレンチが分かった!料理上手ママの家庭料理! , Toulouse , France

ル・グラン・プレシニー村で、ボランティア(Workaway)体験

ワークアウェイ(Workaway)を行ったのは、ル・グラン・プレシニーという本当に小さな村です。

↓ル・グラン・プレシニー
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集落を抜けると、一面の麦畑です。
のどかな、のどかな田舎村。

今まで日本人がこの村にやってきたことはあるのだろうかと、ふと思ってしまいました。

そこにティムとパウリーンというイギリス出身の夫妻が古い農家の屋敷を買い取って暮らしていました。
彼らが私たちのホストです。

↓ティムとパウリーン
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ボランティアの主なお仕事は、手が少し不自由なパウリーンの家事手伝い。
料理を一緒にしたり、畑仕事を手伝ったり、買い物に同行したり・・・

↓お手伝いの様子
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1日5時間のお手伝いなのであとは自由時間♪
時折、ドライブに連れて行ってくれることも!

↓愛車のクラシックカーでドライブへ!
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楽しかったなぁ。

面白かったのは、彼らと同様に古い民家を買い取って暮らしているイギリス人が他にもいっぱいいて、ちょっとしたコミュニティになっている点でした。
頻繁にホームパーティーやBBQが開かれて、お互いの家を行き来していました。

↓イギリス人コミュニティでBBQの様子
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彼らの生活の様子を見ていて興味深かったのは、みんな内装や設備に関してはほぼDIYでやっている点でした。

今日は新しく買ったキッチンの配管とタイル貼りが終わったよ〜」なんて会話が普通に繰り広げられています。
イギリス人の彼らにとってもDIYは普通のようです。

一緒に過ごすことで、自分の懐に異文化や習慣がストンと入って来ました。

ワークアウェイって本当に面白いなぁと思いました!

イギリスはEU離脱問題がありますので、彼らの暮らしがどうなるのかとても心配しています。
半分自分ごとです。

感銘を受けた私たちは合計4回もワークアウェイを世界中で体験しました。

Le Grand Pressigny - 01house フランスの田舎で「家事手伝い体験」!初利用のWorkaway! , Le Grand Pressigny , France

MEMO

【フランスでの学び】

おしゃれで洗練されたパリのような街もあるが、フランスはいたって素朴で地に足をつけた国。
DIYが当たり前で、自分でなんでもやる人が多いのにはびっくり!
合理性より自分の楽しみを優先。そんな価値観かもしれない。

12ヶ国目「イタリア」

次はイタリアです。
私たちが主に滞在したのはシチリア島で、温暖な気候に新鮮な海の幸と、バカンスにはもってこいの土地でした!

文化のるつぼ・シチリア島でバカンス気分

シチリアといえば、映画「ゴッドファーザー」の影響で、マフィアのイメージかもしれませんが、シチリアは古い歴史を持つ地中海の島で、ギリシアやローマ、イスラーム、ノルマンなど様々な文明の影響を受けてきました。

そのくらい重要な立地で「文明の十字路」と呼ばれるくらいです。

↓タオルミーナ
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温暖なので、特にヨーロッパの人にとってはバカンス地として人気で、数週間から1ヶ月以上、滞在する人もいます。
そんなシチリアで、私たちもここぞとばかりにプチバカンス気分を味わってみました。

↓シチリア・タオルミーナでのひと時
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透明度の高い青い海と、文明が入り混じった結果生まれた極上の郷土料理
イタリア料理と呼ばず、シチリア料理と呼んでも差し支えないほどの「多様な食文化」があります。

そりゃ、バカンスにも来たくなりますね〜。

ただ、複雑な政治的背景を持つゆえに、虐げられた人を中心にマフィアが成立している事情もあります。

シチリアをバスで横断する時に、高速道路が工事で閉鎖されていたので、山道を通る羽目になったのですが、雨も降らんようなハゲ山のてっぺん付近に質素な村があって、狭いメインストリートを縫うように通り抜けて行きました。

あとから調べると、マフィアの出身者はそういう貧しい村々の出身者がほとんどで、普通に暮らしてはまともに生活できないので、非合法なビジネスで生計を立てたのがマフィアの始まりとのことでした。

「文明の十字路」ゆえの光と影があるのがシチリアで、それがある意味「奥深さ」に繋がっています。

私たちは2週間以上シチリアの様々な都市に滞在していました。

帰国して思ったのは、地元の福岡・糸島もシチリアに負けず劣らず、海外との交流の歴史を持っていて、山あり海あり、美味しい食事ありです。
バカンスの場所としてもありなんじゃないかな〜と思った次第です。

シチリアにもまた行きたいな〜。

Taormina - 08restaurant タオルミーナの新鮮海の幸!絶品イタリアン! , Taormina , Italy

ナポリで本物のピザを食べる!

ナポリといえば、ピザですね。
アッツアツでトロットロのチーズがかかった、ふっくらと焼きあがったピザ生地は想像しただけでよだれが出そうです。

東京にも有名ピザ屋がいっぱいあって、幾つかのお店には足を運んだことがありますが、なんというか、いまいち後味が悪くて、実はそんなに好きではありませんでした。笑。

その頃から「本場のピザもこんなものなのか?」という疑問が頭から離れず、せっかくなのでピザを食べるだけのためにナポリを訪れました。

↓マルゲリータ発祥のお店「ブランディ(Brandi)」
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食べてみて、一言!
めちゃウマ!!!

お〜、日本でもイタリアからピザ窯輸入して、本場で修行したピザ職人さんがいっぱいいるというのに、どういうわけでしょう〜。
個人的にはおそらくチーズが違うのかもと思いました。

イタリアで食べたチーズはフレッシュ感が強くて、後味もとても良いものでした。

日本のイタリアンレストランでも、イタリアの食材がどうしても確保できないので、似たような食材で代用していると聞いたことがあります。
それはそれで美味しいので良いと思いますが、本場とはどうしても違う部分が出てきます。

日本は乳製品の加工の歴史がまだ浅いので、まだまだこれからな部分も多いのかもしれません。

やっぱり「本場」には行ってみるべきですね!
新しい発見が待っていますよ。

Napoli - 11pizza マルゲリータ発祥の店「ブランディ(Brandi)」へ!新鮮モッツァレラじゃないとピザじゃない! , Napoli , Italy

MEMO

【イタリアでの学び】

「本場」に行ってみよう!
バカンスの文化を日本にも!
多くの人が行き交う、歴史ある場所には、ヒントが必ずある!

次は東ヨーロッパ編です!
お楽しみに!

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(Itoshima Guesthouse Kotonoha)