こんにちは!
要注目の観光地・福岡県糸島市で、
ゲストハウス「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」を運営する、のぎー&かなです。
本日もブログ訪問ありがとうございます!
2014年12月から2015年12月にかけての1年間、私たち夫婦は世界一周旅行を行いました。
合計23カ国93都市を訪れ、本当に貴重な経験や出会いがあった有意義な旅でした。
私たちの旅のテーマは以下の二つ!!
- 「人と出会う旅」
- 「暮らすような旅」
わざわざ地球の裏側に行っても、観光名所はパスして、Airbnb(民泊)やWorkaway(ボランティア)を駆使して、学びや気づきを大切にした旅でした!
今、のぎーの地元・福岡県糸島市でゲストハウスを営んでおりますが、私たちの価値観や接客に対する考え方には、世界一周旅行の経験が大いに生きていると断言できます。
世界一周旅行中は毎日一話以上ブログを書いていました。
おそらく365話以上ありますので、今、私のブログに触れた人はどれから読めば良いのか分からないと思います。
というわけで、以下に世界一周旅行の軌跡をダイジェストでまとめますので、ご参考ください。
まずは、計5ヶ月滞在した中南米編です。
メキシコスタートで、ずっと南下していきました。(下のイラストの赤部分が実際に訪れた国です)
私たちの経験が誰かのお役に立てれば幸いです。
1ヶ国目「メキシコ」
最初の国はなんと! メキシコでした。
世界一周旅行経験者からも「1カ国目がメキシコは珍しい!」と言われます。笑。
出発時期が12月で、2月頃にボリビアのウユニ塩湖に行きたいという佳奈の希望があったので、メキシコスタートになりました。
あと、昔、佳奈はメキシコにホームステイをしたことがあったので、思った以上に馴染みのある国だったのです。
グアナファトでairbnbの素晴らしいホストに出会う
2015年頃はAirbnbが世界中に広まり出して、民泊が一般的になり始めた年でもありました。
せっかくだから、民泊を世界でしてみよう!と私たちは最初の国メキシコからAirbnbを使い始めました。
世界遺産の街・グアナファトでお世話になったのは、パロマとモイのメキシコ人カップルでした。
同じタイミングで、アメリカから他のゲスト・ディアナも泊まっていて、彼女はスペイン語ペラペラでしたから、まだ全然スペイン語が話せなかった私たちは相当助けられました。
↓ホストと他のゲストと一緒に食事
私たちはパロマ(女性)と主にやりとりしましたが、基本は英語でした。
彼女が本当に親切で、私たちと顔を合わせる度に「何か困ったことない?」とか「一緒にお茶しよう!」とか声をかけてくれます。
今、私たちのゲストハウスでもお客さんと一緒にお茶飲みながら、お話する場合も多いですが、この時の体験がベースになっていますね。
↓グアナファト近郊のウォーキングツアーに!
パロマはある時、私たちをグアナファト近郊のウォーキングツアーに連れて行ってくれました。
観光客も滅多に行かないルートで、クラフトビールの工場に寄ったり、教会に寄ったり、ガイドブックを見ていても絶対に行けない場所に連れて行ってくれました。
そんな感動体験もあってか、本当は3泊だけの予定だったのを延長して、1週間パロマのお宅にお世話になりました。
ホスピタリティのあり方について、考えさせられましたね〜。
泊まっている人が延泊したくなる宿が理想です!
グアナファトの、観光客は誰も知らない地ビール工場「Gambusino」, Guanafuato, Mexico
サンクリストバルの素敵な日本人宿『カサカサ』
世界には「日本人宿」と呼ばれるゲストハウスが大抵どこの国にもあります。
主に日本人が経営していて、日本人がその国を旅するのを手助けしてくれたり、日本人の旅人が集まっているので情報交換を行ったりと、何かにつけてありがたい宿です。
SNSやインターネットで何でも情報は手に入る時代ですが、海外で日本語で普通に話せる環境は何事にも変えがたいリフレッシュタイムでもありますので、私たちも時折「日本人宿」を各地で利用させてもらってました。
その中の1つがサンクリストバル・デ・ラス・カサスの「カサカサ」でした。
↓サンクリストバル・デ・ラス・カサスのメインストリート
通称サンクリと呼ばれ、旅人にとても人気のある街です。
マヤの先住民族の割合が高く、独特の文化が根付き、世界中から「職人やアーティストの卵」がやってきて、自分のクラフト作品をストリートで売ったり、パフォーマンスを行ったりと、不思議な活気で溢れています。
↓カサカサ内部
カサカサは、もともと革命家だった笠置さんが開いた宿でした。
彼が亡くなったあとも、宿は閉じることなく受け継がれ、現在はたけしさんが運営されておられます。
旅人には料理が得意な人も多くて、豪華なシェア飯になることも!
↓カサカサでのある日の夕食
たけしさんは気配りのすごい方で、毎日オリジナルのお茶を作って、ゲストさんに振舞っておられました。
観光名所がどうのこうのより、誰かに受けたちょっとしたおもてなしの方が印象に残る場合もあります。
↓カサカサのたけしさん
もてなしの心が身にしみる!有名日本人宿「Casa Kasa」に宿泊! , San Cristóbal de las Casas, Mexico
【メキシコでの学び】
Airbnb(民泊)やゲストハウスを体験!
友達を自宅に迎え入れるような、ホスピタリティが大切やね〜!
2ヶ国目「グアテマラ」
私たちはグアテマラで約1ヶ月過ごしました。
素晴らしい出会いもあり、トラブルもありで本当に思い出深い地です。
アンティグアでホームステイして、3週間でスペイン語習得!
これから中南米を旅行するに当たって、スペイン語は必須だと痛感した私たちは、古都アンティグアでホームステイしながら、スペイン語を勉強しようと決意!
↓アンティグア
中南米は基本英語は通じず、スペイン語を話せないとシャレになりません。
日本の友人から紹介してもらった、先生フリオにお世話になりました。
↓先生フリオと!
ホームステイしたのはフリオのお母さんのお家でした。
そして、教室は、そのお家のお庭でした。笑。
開放感あって良かったです。
↓フリオのお母さんとお兄さんと!
お母さんの料理が美味しくて、ホームステイできて本当に良かったなぁと思います。
基本スペイン語しか話さないので、身振り手振りと、覚えたてのスペイン語で必死にコミュニケーション!
「美味しいは「ムイ リコ!」やね〜」とか、実際に使って反応が見れたのが勉強になりました。
とにかくフリオは教えるのが本当に上手!
とにかく私たちにスペイン語を話させてくれるのが、自信につながりました。
フリオはスペイン語の他に英語とゲームで覚えた日本語を少し話せます。
時折、「日本人はなぜ(離れて暮らす)家族とあまり連絡を取らないんだ?いつまで生きているのか分からないのに・・・」
なんて話になることも。
フリオは授業がない日でも母親のマリアの顔を見にやってきます。
その後世界を周る中で気づくのですが、一般的に多くの国では「家族」という単位をとても重視します。
日本も昔はそうだったのでしょうが、「個人」という単位に解体されすぎてしまったのかもしれません。
アンティグアでの滞在は、「家族」について考える良いきっかけになりました。
↓アンティグアのカフェにて!
スペイン語の自習はもっぱらカフェにて。
グアテマラはコーヒーで有名で、特にアンティグアは移住者も多く、レベルの高いカフェが多いです。
アンティグアでスペイン語留学ありですよ〜。
アンティグアでホームステイ&スペイン語勉強スタート! , Antigua, Guatemala
ヒッピーだらけのアティトラン湖で、自由気ままな日々
本当はアンティグアのあとはキューバに向かおうとか思っていたのですが、私が犬に噛まれる(服の上から)というトラブルのため、必要はないとは思ったのですが、フリオパパの助言で、狂犬病の注射を受けるはめに・・・
注射は、間隔を開けながら計4回は必要なので、何気に1ヶ月近く必要になってしまいました・・・
というわけで、引き続きグアテマラ滞在です。
そこで、せっかくなので足を伸ばしてみようと「アティトラン湖」へ!
↓アティトラン湖
ここは、「世界一美しい湖」としても有名です。
水の透明度が高いという意味ではなく、湖の周りに富士山のような美しい火山が3つもあって、湖の周囲には12の個性的な村が点在する、人の生活と、美しい山と湖が一体となった心地よさを感じる場所です。
↓サンペドロ村の市場
どういうわけか、世界中からヒッピーを引き寄せていて、不思議な楽園状態になっていました。
彼らは新しい価値観や世界観を見出すパイオニアなので、この地に何か特別なものを感じているようでした。
びっくりしたことに、日本人でこの付近に移住された方に何名もお会いしました。
私たちはアティトラン湖では、日本人宿「旧Casa de Nagare(現kamomosi)」にお世話になって、アティトラン湖を自由気ままに楽しんでいました。
↓Casa de Nagareの屋上で餃子パーティー
↓Casa de Nagareオーナーだった西田夫妻
楽しい日々♪
他のゲストとの交流を楽しみながら、村々を散歩して楽しむ日々。
↓アティトラン湖の風景
↓地域の村のお祭り
12の村は陶芸の村・織物の村・漁業の村・ヒッピーが集うリトリートの村などがあって、それぞれ個性がバラバラ。
中には湖を行き交うボートでしかアクセス出来ない村もあります。
アティトラン湖周辺は、不思議なエネルギーがあって、居るだけでも満たされる気分になります。
世界を席巻する資本主義の本質は、「競争」なので、他人との比較の中で生きざるを得ません。
ゆえに、常に自分に自信が持てず、不安が取り除けない危険性があると思っています。
そんな世界からこぼれ落ちたようなアティトラン湖では、資本主義とは違ったなんらかの価値観があって、それが世界中から人を引き寄せているのかもしれないと思いました。
もしかしたら「次の時代の価値観」が生まれつつあるのかもしれません。
ヨガ・瞑想の地「サン・マルコス・ラ・ラグーナ」へ!, San Marcos La Laguna, Guatemala
【グアテマラでの学び】
「家族」って何だろう?
身近な幸せを大切にする人々に遭遇して、少し立ち止まってみる。
3ヶ国目「コロンビア」
次にコロンビアです。治安は良くはなかったです。笑。
そんな場所に行ったのは、JICAで働く友人のゆりちゃんに会いにいくためです。
ボゴタで友人のゆりちゃんに会う
首都のボゴタは、その当時はまだゲリラとは停戦が結ばれていなかったので、それなりに落ち着いているとはいえ、緊張感がありました。
↓ゆりちゃん
ゆりちゃんの職場に遊びに行ったり、日本人学校のお祭りに参加したりして過ごしました。
↓ボゴタの日本人学校のお祭りに参加!
日本人学校は治安の問題もあり、住所が公開されていません。苦笑。
行くのが結構大変でした。
コロンビアは南米で展開する商社さんが拠点にしているようで、タフな国際ビジネスをされている日本人の方にも多くお会い出来ました。
食材や鉱物など「Made in 南米」のものが日本でも使えるのは、まさに彼らのようなビジネスパーソンのおかげだと思いました。
1年に1度!「きさらぎ祭」日本人学校イベント!, Bogotá, Colombia
常春のメデジンで日本語教師のかおりさんに会う
メデジンといえば、麻薬王パブロ・エスコバルで有名ですが、実は「常春」と呼ばれるほど、気候が一年を通じて良いのでも有名です。
そんなメデジンで日本語教師をされている、かおりさんにお会いしてきました。
↓日本語教師かおりさん(左から二番目)
かおりさんのコロンビアの出会いは、JICAのボランティアプログラムだったそうです。
任務終了後は独立されて、日本語を学びたいコロンビアの学生のために日本語を教えておられます。
↓授業風景
南米で日本語なんて一体何の役に立つのか?と思うでしょうが、多くの日本語学生はアニメや漫画の影響で、日本語に興味を持っていました。
文化の力は強烈です。
かおりさんは仕事の傍ら、多くの日本人旅人をお世話するのでも知られ、海外在住の日本人の中でも最も有名な人物の1人だと思います。
実は、中南米でコロンビアの名を出すと怪訝な顔をされます。笑。(それだけ麻薬がらみで暗躍するコロンビア出身者がいて、評判を下げているのです!)
けれども私たちが接した限り、コロンビア人は人懐っこく、好奇心旺盛で、親切な人が多いです。
困ってたら、道案内だってしてくれますよ。
「何もトラブルなくコロンビアを旅行できたら、コロンビアが世界一好きな国になる」なんて格言もあります。笑。
私たちもコロンビアの良さが少しでも世界中に伝わればいいなと思っております。
かおりさんの日本語授業見学@エアフィット大学, Medellín, Colombia
【コロンビアでの学び】
異国で頑張る日本人はいっぱいいる!
彼らが日本人の評判を上げているのは間違いない!
私たちはその恩恵に預かって旅をしている。
4ヶ国目「エクアドル」
赤道直下という意味の「エクアドル」です。
首都のキトではAirbnb(民泊)を利用して、暮らすように過ごしてみました。
キトでAirbnbのホストとサルサクラブへ
たまたま選んだホストは、エクアドル人ガブリエルとウクライナ人ジュリアのカップルの家でした。
↓ガブリエル&ジュリアと一緒に!
彼らはなんと私たちと同じサルサなどのラテンペアダンスが趣味!!
意気投合してサルサクラブへ連れて行ってもらいました。
↓サルサクラブへ!
ダンスでエクアドルの人たちとコミュニケーションを取れて、本当に楽しい夜でした。
日本人はペアダンスに馴染みがない人が多いですが、北中南米やヨーロッパ、東南アジアなどはラテンのペアダンスがとても盛んです。
踊れれば、言葉が喋れずとも仲良くなれます。
これからの時代はダンスは必須だなぁと感じました。
キトのサルサクラブ「Lavoe」へ!, Quito , Ecuador
米国からの移住者が多いクエンカでまったり
それから、エクアドルの第三の都市クエンカでまったりした日々を過ごしました。
エクアドルの現在の公式通貨は米ドルで、アメリカ車がバンバン走っている、想像以上に景気の良さを感じる国です。
アメリカとはべったりなんで、諸刃の剣かもしれませんが・・・
そんな流れもあって、アメリカからのリタイアメントビザでの移住者が多く、特にクエンカは気候も良くて、移住者に大人気の街です。
↓クエンカ市街
↓活気のあるメルカド(市場)
気候が良くて、物価が安くて、医療制度が整っていたら、国境を越えて人が集まるのだなぁと、グローバル時代を実感しました。
移住者増加中!世界遺産クエンカ散策, Cuenca , Ecuador
【エクアドルでの学び】
ダンスがあれば国境は関係ない。
住む場所も国境は関係ない。
グローバルの意味を肌で実感!
5ヶ国目「ペルー」
ペルーにはインカ時代の遺跡・マチュピチュを訪れる目的で行きました。
やっぱり南米に来たからには、さすがに行ってみたい場所です。
美食のリマでグルメ三昧
首都のリマでは美食三昧です。
実は行くまで知らなかったのですが、ペルーは美食の国として知られ、世界的シェフのガストン・アクリオなどの存在が、世界中からグルメな人々を引き寄せています。
↓レベルの高いランチ
ペルーを含むアンデス山脈は多くの野菜(トマト、ジャガイモ、カボチャ、サツマイモなどなど)や、唐辛子などの香辛料の原産地です。
それに加え、ペルーはイタリア系・日系・中華系の移民が多く、それらの国の調理法が加わって、世界的に見ても独創的で美味しい料理に溢れているのです。
ペルーの食材がヨーロッパに伝わっていなければ、例えばトマトソースパスタは生まれてなかったでしょう。
それまでヨーロッパの人たちは一体何を食べていたんでしょうね・・・
大航海時代からペルーは多大な影響を世界に与えてきましたが、現在は、グルメで再び世界に衝撃を与えています。
超オススメ!新市街ミラフローレスで激ウマランチ!@Martini Restaurante Bar, Lima , Perú
やっぱり一度は行きたいマチュピチュ探検
インカ帝国の謎の遺跡「マチュピチュ」へ行きました。
↓マチュピチュ
秘境中の秘境で、行くのが本当に大変でしたが、なぜそんな場所に都市が築かれたのか、人類の不思議に接しているようで、やっぱりワクワクしましたね。
建築に使われた技術も圧倒的にすごくて、当時、世界最先端の技術だったのではないでしょうか。
風水都市マチュピチュの魅力, Machu Picchu , Perú
【ペルーでの学び】
昔からペルーが世界に与えた影響は計り知れない。
世界の動きを知りたければ、ペルーの動きにも注目せねばならない!
6ヶ国目「ボリビア」
ボリビアはウユニ塩湖に訪れるために来ました。
インカの末裔が多く住み、独特な文化がある国で、私たちもとても居心地の良かった国でもありました。
まるで天国のよう!ウユニ塩湖
四国の半分の面積が「塩」で覆われているウユニ塩湖です。
絶景極まっています。
↓ウユニ塩湖
どこからが天で、どこまでが地か全くわからない世界。
ノーボーダー。
地球って不思議です。
写真では伝わらないです。
どっちが空?地面? ウユニ「Sun set ツアー」!, Uyuni , Bolivia
お世話になったサマイパタの賢人・上間さん&浅野さん
ボリビアはアンデス山脈にかかっているので、ずっと高地かと思いきや、東部はジャングル地帯で緑がいっぱいです。
ジャングル地帯にあるサマイパタという小さな村に、日本人がお住まいと噂に聞いて、お伺いしました。
↓上間さん
上間さんは戦後に移住された方です。
サマイパタで無農薬の切り花を栽培されています。
料理があまり得意ではない上間さん。
夕食どきに伺っては一緒に料理を作って、お話を伺って・・・
生い立ちからボリビアに住むきっかけから、現在の生活まで・・・
異国でビジネスをやるわけですから、うまくいかない時もあったそうで。
でも、国境を越えて生き抜いて来た人が持つ「なんてことないさ〜」的雰囲気は、やっぱり尊敬しますね。
サマイパタでは、上間さんはとても有名で、「ドンガブリエル」という愛称で現地の人にも通じます。
貴重なお話とお食事ありがとうございました!
同じくサマイパタで、無農薬で不耕起栽培を行っている浅野さんの農園にもお邪魔させて頂きました。
↓浅野さんと農地
ボリビアのど田舎で農業をやるくらいですから、浅野さんの人生も波乱万丈です。
でも、試行錯誤から導き出したオリジナルの農法や人生哲学は、聞いていて本当に感動しました。
浅野さんは今では南米で農業の技術指導をお願いされるほどの有名人です。
世界一周旅行に出る前は、海外で暮らす日本人に、現地でお話を伺う機会があるとは夢にも思っていませんでした。
東京のど真ん中で行われた講演会ではなく、世界の僻地で直接お話できたからこそ、心に響く学びがあったように思います。
ボリビアの日本人に会いに行こう!サマイパタの賢人 「上間さん&浅野さん」 , Samaipata , Bolivia
【ボリビアでの学び】
行かねば分からない!
聞かねば分からない!
単純だけどとても大切な行動。
7ヶ国目「ブラジル」
ブラジルは100万人以上の日系人がいるので、日本人的にはとても馴染みが深いです。
ブラジルには日系のゆば農場にボランティア滞在するために訪れました。
共同体を生きる『ゆば農場』
↓ゆば農場
ゆば農場は、弓場勇さんが創設した農場です。
ただ普通の農場と違うのは、完全に共同体として機能していて、住民は全て日本人であり、農場で暮らす限りお金が必要なく、一人一人が芸術を嗜んでいる点です。
そして旅行者を中心にボランティアを受け入れ、農場内では日本語で会話が行われます。
バレエをされる方も多いので、ピラティスインストラクターの佳奈は急遽ピラティスを教えさせてもらいました。
↓佳奈はピラティスを教える
「祈り、耕し、芸術して」
これが、ゆば農場のコンセプトです。
弓場さんの伝記を読みましたが、このコンセプトは最初からあったわけではないようです。
移民は国策で、「向こうの世界に行けば豊かで実りの多い人生が待っている!」と言われ、
ジャングルを切り開いて、この地に根を張った人たちの「これが人間ってもんだよ!」という哲学が反映されているように思いました。
佳奈のピラティスレッスン@ゆば農場 , Mirandópolis , Brazil
リオデジャネイロで、世界的建築家オスカー・ニーマイヤーを堪能
ブラジルといえばオスカー・ニーマイヤーですね。
と、建築学科出身の私はそう思います。
リオデジャネイロにもニーマイヤー建築はあります!
↓ニテロイ現代美術館
曲線で構成された、とにかく圧倒的な造形美。
この大胆さは日本ではなかなかお目にかかれません。
こんな建物がブラジルにはいっぱいあります。
基本的に曲線はフリーハンドで描かれたものなんだとか!
広い広いブラジルの大地から影響を受けた、スケールの大きさを感じます。
104歳まで生きたニーマイヤーはこんな格言を残しています。
104年の人生を振り返って、改めて思う。この世の中は間違っている。社会は変わらなければならない。持たざるものは、その貧しさから抜け出さなければならず、持つものは、占有する富を減らさなければならない
非常にラディカルで、ある意味質素で堅実な考え方を持っていたと伺われますが、その手から導き出された造形は、自由で芸術そのもの。
ブラジルの大地は本当に広いです。
どこまで行ってもまっすぐな道が100km、200kmと続くようなスケールの大きさと、圧倒的な自然の迫力を感じる国です。
ニーマイヤーの建築は、ブラジルの国土なしには現れない造形じゃないかと思いました。
意識しようがしまいが、住んでいる土地から受ける影響は計り知れないと思いました。
オスカー・ニーマイヤーの大建築「ニテロイ現代美術館」 , Rio de Janeiro , Brazil
【ブラジルでの学び】
土地からは知らず知らずに影響を受けている。
考え方や価値観だって変わってくる。
暮らす場所をもっと意識しよう!
次は西ヨーロッパ編です!
どうぞお楽しみに!
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前原宿(まえばるしゅく)ことのは
(Itoshima Guesthouse Kotonoha)